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投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読者には攻めが受けを守ろうとしているのはすごく伝わってくるんですけど、それが肝心の受けに伝わらないというもどかしさ……。
最後までハラハラドキドキでした。
ハッピーエンドでよかったと思える作品です。
紆余曲折の末に、最終的にはハッピーエンドになるのが、とても嬉しく作品でした。
2017/10/30 18:53
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投稿者:楓 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ハッピーエンドのラストを迎えるから良いけれど、そこに至る迄のストーリー展開がとても切ないですね。
例えば蜻蛉が、綺蝶を恋慕しているが故に、なかなか素直になれなかったり、相手の言動がどうしても許せなかったり、本心ではずっと一緒にいたくても,北之園家に引き取られる綺蝶の負担になりたくない一心からその想いをなかなか吐露出来なかったり...の揺れ動く心情や言動に対して、「正しく“恋慕するが故の苦悩,不安,寂しさ,切なさ,独占欲等”だよね!?だから、蜻蛉の気持ちや切ない想いが凄く分かるなぁ…!?」と思いました。
又、綺蝶も、例えば自分が北之園家の御曹司であった事を蜻蛉に説明する時点で、「必ずお祖父さんを説得してお前を身請けするから、それ迄俺の事を花振楼で待っていてくれ!?」式にもっと具体的に訴求すれば、蜻蛉も岩崎からの身請け話を承諾→無謀な足抜け→折檻→綺蝶によるレイプに等しい折檻...を受けずに済んだ様に思いました。
つまり、蜻蛉の気性や思考傾向等に熟知している綺蝶も、幾らこの期に及んでなかなか本心を吐露しない蜻蛉に内心相当焦っていたのだとしても...!?
ですから、「綺蝶、お前ならば蜻蛉の気性を十二分に分かってるだろう!?だから、『俺が北之園家に帰って、二度と会えなくなってもいいのかって言ってるんだよ』,『行くなって言え!俺のこと好きだって言えよ』,『俺がいなくなったら寂しいって......行かないでって、おまえがひとことそう言ってくれたら、俺は』と言い募るよりも、もっと具体的に『必ず近い将来身お前を請けするから、それ迄俺の事をここで待っていてくれ!?』と掻き口説く方が、良かったんじゃないの!?」と、綺蝶の言動にツッコミを入れたくなりましたね。
尚、この時点の綺蝶は、未だお祖父さんから北之園家に蜻蛉を引き取る事を承諾して貰っていなかったのかも知れませんが...。
それに、お互いに深く,強く想い合っているからこそ、この様なボタンの掛け違いが生ずるのでしょうが...!?
以上の様な次第で、ストーリー展開にハラハラドキドキしながらも、最終的に二人が一緒になれて、本当に良かったです。
一番好きなカップル
2016/11/15 14:57
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投稿者:みかみか - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ中、一番好きなカップルです。
意地っ張りで鈍感な蜻蛉(カゲロウ)と艶やかで意地悪な綺蝶(キチョウ)。
遊郭で双璧と謳われる傾城で犬猿の仲でも有名な2人。
自分の身を犠牲にして蜻蛉を救おうとしても、当の本人は違う方向に誤解して台無しにしていきます。
まぁ、綺蝶も素直じゃないから仕方ないですね。
でも結果的に蜻蛉の処女は頂くし、思いのまま生きています(笑)
最後の方で髪の短い綺蝶が描かれていますね。
格好いいですが、やっぱり長髪の方が彼らしいと思いました。
これからも甘やかし放題で蜻蛉を引っ張っていくのでしょう。
この話はコミック化もされていますので必読ですよ。
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初めて買った遊郭ネタ小説。前から欲しかったんですけど、なかなかいいのが無くて。初めて買ったのが当たりでした(笑
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遊郭物です。シリーズなんですが、私はこれが一番好きです。
というか他は呼んでません。気位の高い受けが好きです。
遊郭の掟やしがらみから逃れて幸せになるまでの二人を是非。
受けがお仕置きされる場面は思わず心臓跳ねますよv
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主役の二人がとにかく美しいです。着物とか花魁に弱い自分、早速はまってしまいましたよ。遊郭が舞台ということで
婀娜っぽい仕草がとっても似合っています。
いじっぱりでお姫様な蜻蛉が可愛くてお気に入りです。
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禿、傾城、お職…。酸いも甘いも知り尽くした遊女(男娼?)同士ってのがまた萌えどころかと。
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もうこのシリーズは最高です!!
皆さん是非読んでください!
一冊読んだら、もうあとのシリーズまで買ってしまう程の傑作です!
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遊郭シリーズでどちらも男娼のカップルが
新鮮で面白い。
ツンデレ女王様受けですか?
このシリーズで一番好きですね。
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花降楼シリーズ2作目のこの作品は、前作に登場した綺蝶×蜻蛉の話です。
いわゆるツンデレな蜻蛉と、蜻蛉を溺愛する綺蝶の禿時代からが描かれています。
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遊郭シリーズ第2弾。
遊郭で働く子達が結ばれちゃいます。
子供の頃の2人はすっごく仲良かったのですが、
仲違いしてしまって……でも密かに想い合ってて、
とある事件をきっかけにその想いが重なるっていう感じなのですが。
あんまり評価が高くない理由としては、
遊郭で働く子はやっぱり受としてのイメージが強い所為かなぁ。
攻があまりに受てるのを想像出来なくて、
なんか遊郭ぽくないなぁ…と思ってしまいました。
やぱ遊女(女なのか?)は客と結ばれるのが理想。
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[娼妓×娼妓]
幼馴染?もの
本当にこの作家さんは凄い。
蘇武と忍の話も切ないけど
これも別の意味でとても切ない。
綺蝶が本当に。。。
こんな人が実際にいたら凄いことになる。
ドラマCDとは全然違う。
こんなに長い話だったなんて。
またいつか忘れた頃に読み返してみたいと思いました。
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☆あらすじ☆
売春が公認化されて十数年経ち、遊里としての姿を取り戻した吉原。
蜻蛉と綺蝶は、男の遊郭である花降楼で双璧と謳われている傾城だ。
だが気位が高く「お姫様」とさえ称される蜻蛉と、彼とは正反対に気さくな綺蝶は犬猿の仲をまで言われていた。
しかし、そんなふたりにも花降楼に来たばかりの頃は夜具部屋を隠れ家に
毎日逢瀬を繰り返すほど仲が良かったのである。
2人の関係はいったい・・・? 花降楼を舞台とするシリーズ第2弾!!
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花降楼シリーズ2 「めでしれるよるのじゅんじょう」
綺蝶×蜻蛉
花振楼で双璧と謳われる二人は、犬猿の仲。幼い頃は仲が良く、夜具部屋を隠れ家に逢瀬を繰り返していたものだったが…。
蜻蛉のツンデレっぷりと、綺蝶の懐の広さが読み所でしょうか?
花魁同士のお話ってのは珍しいですね。
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<花降楼シリーズ>
『君も知らない邪恋の果てに』
⇒『愛で痴れる夜の純情』
『夜の帳、儚き柔肌』
『婀娜めく華、手折られる罪』
『華園を遠く離れて』
『媚笑の閨に侍る夜』
『白き褥の淫らな純愛』
『愛しき爪の綾なす濡れごと』
『臈たし甘き蜜の形代』
『恋煩う夜降ちの手遊び』
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このシリーズ大好きですって言いきれるくらいな遊廓もののシリーズ。
特に漫画化もされたこの二人の話は本当に好きで、漫画を先に読んだので、小説を読めるのが楽しみでしょうがなかったんですが。
えーっとちょっと期待外れだったかなー? という感想が、正直なところでした。
なんというか、漫画が良すぎて、小説に物足りなさをすっごく感じてしまって、もったいなかった……という感想が一番大きいように思います。
漫画は圧倒的な美し絵柄と物語がある程度進んでからのものなので、若干整理されているせいもあってすごく読みやすくて、感情移入しやすかったんですが、結構、蜻蛉が回りくどい性格をしているので、文章にするとわかりにくい部分が若干あるんだなー……ということを再確認しました。
蜻蛉は、本当、目は口ほどに物を言う……ってやつの典型だったみたいですね。
絵で自分の感情に振り回されておたおたしたりしているのを見るのは、とってもわかりやすかったです。
なので、小説の得意不得意を学んだようなそんな気がしました。
もちろん、こんな素晴らしい小説があったからこそ、素敵な漫画ができあったんだ、ということは重々承知していますが。
漫画のインパクトが強すぎました。
なので、個人的にこのシリーズを読むのであれば、小説→漫画と読むことをお勧めします。
それがなければ、十分に面白いシリーズにだと思います!