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いかにもな有川浩作品で、ラブコメ分を多めにした感じ。
面白かった。
「海の底」と「空の中」の番外編が入ってるから、そっちも再読しておいた方が楽しめるかも。
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自衛隊三部作も絡めた番外編を含む短編集です。標題にある『クジラの彼』は『海の底』から。
『クジラの彼』はすごく共感できるところがあります。特に主人公である聡子の気持ちの動きはうんうん、すごくわかるって言うところばかり。ロマンチックなところもそうじゃないところも含めてああ、恋愛だなぁって思ってしまうそんな話です。
ちなみに聡子の相手の冬原は私の好みのタイプなんですけど、最近気づいたんですが、私冬原や図書館戦争の小牧みたいなタイプって人当たりが良くて、それを自分達で自覚しているけれど、でも本当はすごく不器用なタイプだって言うところの共通点がすっごい好きだって気づきました。不器用なのが目に見えてる夏木や堂上よりも実は不器用なんです、のタイプの方が好みらしいです(笑)。
ほかには5作ありますが、その中でも『国防レンアイ』はもろ地元が出ててびっくりしました。しかも北海道弁!(笑)純粋にそう話してる若い人は少ないかもだけど、何気にイントネーションとかすっごくわかっちゃった(笑)。やっぱいいっしょ、この話。やばいっしょ!ってね(笑)それぐらいにテンション上がりましたとも。懐かしいなぁ、何せその駅から私バスで高校に通ってましたからね。
何となくあのあたりの土地はよくわかる。
すごい頑張って守ってくれてるっていうのがよくわかる作品です。国防ですよね、自衛隊って。なんかそれに改めて気づかされたって感じがします。
あと何気にぐぐっときたのは『ファイターパイロットの君』です。これも自衛隊三部作の『空の中』から。娘に話をする高巳の優しさはもちろんですが、ファイターパイロットである光稀の不器用な優しさとかがすごく心に染みます。生きて帰ってくることがどれだけ大変なのか、それを背に抱いていつも飛んでいる覚悟、それを見守る覚悟が胸を打ちます。ちょっと泣きそうだった、この話。
ほかにも『有能な彼女』は夏木と望のケンカに笑っちゃうし、ロールアウトはひたすらトイレの話ばかりで恋愛になるんだろうかと思ったけどちゃんとレンアイになったし、『脱柵エレジー』のさり気ない恋の流れとかいいなーって思いました。
この『クジラの彼』を読むならまずは自衛隊三部作の『塩の街』、『空の中』、『海の底』を読むことをおススメします。
そして有川先生の作品はどれをとってもまっすぐな人たちが多くて好きです。その素直さがいいなーって思います。
私もこんな素敵な人達に出会いたいなぁって思いました。日々国防に勤しんでる男女の皆様の頑張ってる姿とか見てみた言って純粋に思います。
だからこそ私たちはこうやって普通の生活を送れるんだなって改めて思ったのでした。
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「クジラの彼」:冬原ってこんな性格だったっけ?とちょっと意外。でもそんなにみんな潜水艦が”沈む”って言うのかなぁ?普通に”潜る”だと思うのだけど・・・。
「ロールアウト」:海自の方がトイレ故障から起きた有毒ガスで亡くなったというニュースが出た直後に読んだので、すごく感じいりました。
「国防レンアイ」:駄目な人間はとことん駄目に書いて、その対比としてある男は女の子の理想!って感じのキャラ立てをするなぁと改めて感じました。
「有能な彼女」:望・・・面倒な子になったね・・・なんか・・・残念
「脱柵エレジー」:これのテンション好きです。
「ファイターパイロットの君」:これも良かった。
なんか・・・ちょっと前だったら「きゃー≧▽≦」って言って読めてたんだろうけど、最近の自分は「こんな男の人いない」と思ってしまう。有川作品の男の人って女の人が思う"理想像"って感じがどうしてもしてしまって。自分がかなり疲れているんだなってしみじみ感じちゃった・・・虚しい。
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何回読んでも良いものは良いのだよなぁ・・・。
特に引用した「ロールアウト」のシーンでは、毎度毎度ぐわっとこみあげてきてしまう。
※ちなみに「有能な彼女」を読むたびに、ちょっとだけ親友Yのことを思い出してしまうのはナイショだ。
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自衛隊×恋愛をテーマにした短編集。普段あまり触れないものと身近なものとを両翼にした、その切り口が面白い。「空の中」「海の底」の前日談・後日談も収められていて、久々に両作品を読み返したくなった。
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文庫でも楽しめてしあわせ!
スクモさんのイラストがこれまた綺麗で絵を見てても楽しい。
有川作品の登場人物は男女問わず憧れる。
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文庫化により再読。文庫もこの表紙好きだったので同じで嬉しいかも。やはり有川さんの本は甘々度高くていいですね、大好きです。
単行本感想より↓↓
ベタ甘ラブロマ万歳!!糖度が高くて何がわるい!?ってかんじですね(笑)
好きですね〜。幸せになってくれるんだろうなって安心しながら読めました。
「空の中」「海の底」スピンアウト収録。特にこの三作が好き。大好き。
「ロールアウト」は衝撃的だった。
それにしても、この本全体的にヒロインが男顔負けになってるの気が…。それもよいんだけど。
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■ふたりの恋は七つの海も超えていく。男前でかわいい彼女達の最強恋愛小説集
『浮上したら漁火がきれいだったので送ります』。それが2ヶ月ぶりのメールだった。彼女が出会った彼は潜水艦(クジラ)乗り。ふたりの恋の前には、いつも大きな海が横たわる――有川浩がおくる制服ラブコメ短編集!
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自衛隊の人々(と、周辺の人々)の恋愛もの。ラブ分たっぷり、大満足!ヒロインたちがみんな地に足が着いていて、日常の中で迷い、悩んでいるけど前向きに進んでいるのも素敵です。
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短編集。作者が認めるべた甘ラブもの、、そんなことを知らずに本屋でてにとっていたのですが、、
最後の夏木くん(潜水艦)の話がいいです。
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また海の底、読みなおしたくなっちゃった。
空の中も。
よかったなぁ、みんなちゃんと幸せになっていて。
さらに脱柵エレジー、良かったな。
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自衛隊ラブコメの起点となる短編集。先行する「自衛隊三部作」のスピンオフ3編を含む。登場人物の設定に覚えがある分スピンオフの三作はやはり感慨深いものがありますね。スピンオフ以外では「脱柵エレジー」「国防レンアイ」「ロールアウト」がいい・・・ってそれ収録作品全部だから。
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有川浩さんの自衛隊隊員を登場人物として組み入れた短編集。とは言っても全部ベタ甘なエピソードだが。
各エピソードを見てしまうと、ネタバレ満載かつ際限なく語ってしまいそうなので全体を見渡して、ここが魅力だと思う部分だけ。
有川さんの描くカップルは常に互いが受動にならない。互いが互いを思い、その中で生まれる気持ちのすれ違いが不協和音を生み、また、互いの信頼関係がさらに一歩進んだ関係へと展開していく。
多分話の中で恋愛の甘さが生まれるのは、互いの気持ちや行動の結果として2人が結ばれ、また、より強固な関係へと進化していくからであろう。
そんな単純な読み口で十二分に本作は楽しめる。また、関連のある他作品を読まずとも、たいした問題はない(もちろん、読んだあとに改めて読むことをおすすめするが)。
男女関係なく、ぜひ本書を読んで胸をときめかせてほしい。
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自衛官および関係者が主人公の「国防ラブコメ」短編集。・・・・・甘い・・・・・・・・甘すぎる!・・・。でもオモロイ。浅田センセの『歩兵の本領』を現代風にして、甘味を足して、ちょっとユルくしたカンジと言っても良いのでは?なんだか共通する良い雰囲気があるように思います。「海」のあのヒトたちも「空」のあのヒトたちも、みんな幸せになっているようでナニヨリです。他のハナシの主役たちも、みんな良いキャラです。ベタ甘ながら、後味スッキリ!(↑ なんかの飲み物のCMか?)
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『海の底』読んでから、こちら読んで正解!
クジラと称した聡子の発想は、冬じゃなくても、やられるねぇ。
仕事と恋愛、どっちも手放せるか馬鹿っ!とばかりに強く生きていく
彼女達が潔くて本当にかっこいい。
ありていに言えば、うーらーやーまーしーい。のである。