投稿元:
レビューを見る
事故で妻を亡くし、男手ひとつでアキラを育てるヤスさんの話。
重松清の本は全部好きだけど、久しぶりに最初から最後まで泣き通しだった。ヤスさんやアキラ、そして二人に関わる人々がとても温かく人間くさくて、自分もこういう人間でありたい、こういう歳のとり方をしたいと思った。また広島弁がさらに温か味を増す。方言っていいな。
正直、もしヤスさんが自分の父親だったらちょっと面倒くさい笑。でも憎めない。とても素直でまっすぐな人。愛すべき存在。自分が人の親になったとき、再読して参考にしたい。
たびたび登場する名言の数々。胸に沁みた。名言集出してほしい!ドラマも楽しみ!
投稿元:
レビューを見る
泣く。
電車の中はやばかった。
ヤスさんの気持ちがぎゅーっと伝わってきて泣きそうなった。
たえ子さんや照雲さんやみんなの手で育てられ大きくなったのだと思うと泣ける。
投稿元:
レビューを見る
ここ暫く読んだ中で、だんとつ。
これ程涙を流した物語は無いんじゃないかと思う。電車では読めなかった。
自分の親も僕ら兄弟を背負って生きてきてくれたんだと思うと、涙が止まらなくなった。嗚咽を洩らすほどだった。参った。
親の愛情に頭が下がる。
ダメだこれ、ちょっと忘れられない本になりそう。
作者に脱帽。
投稿元:
レビューを見る
無骨で不器用な昭和のお父さん。ヤスさん
家族の縁に薄い彼が、妻を亡くして一人で息子を育てる。
彼の周りの沢山の人が手助けしてくれる。
夫として父として喜び、夫として哀しみ、
父として怒り、友として憂い
子として感謝する
人として働き、暮らす あたりまえの人生
親子の夫婦の家族の、情愛のある様が嬉しい。
彼ほど子供を愛してきただろうか
投稿元:
レビューを見る
自分が過ごした時代とアキラが同じであった為か一気に読んでしまった。父親であるヤスさんの子供に対する純粋な愛情は読んでる時より読み終えた後が清々しい。私も親にもっともっと優しく接したくなった。
投稿元:
レビューを見る
世代を選ぶ本だと思う。
初めは世代が違い過ぎてわからない部分があり、ヤスさんの性格に自分が馴染めず、諦めかけた。
アキラの高校、大学時代の描写が薄いとも感じた。
しかし、アキラが親になる辺りから気持ちがとても伝わった。
それは今の自分がアキラと同年代だからだろう。
50~60代の読者は、全編を通して感情移入できるはず。
20代半ば~30代の読者は、最後になってやっと感情移入できると思う。
年を取って読み返したとき、また違う感情を抱くと思う。
投稿元:
レビューを見る
外で読んでいるにもかかわらず、思わず泣いてしまいそうになるくらいジンとくるお話。
親を大切にしなきゃなぁと思わせられる。
でも実際にはできないんだけれど。
投稿元:
レビューを見る
重松さんの本!!!という感じ。
相変わらず父心えがくのうますぎ。時代もちょっと古めで、always三丁目の夕日みたいなほっこりした気持ちになれる本。
地方都市で生まれると、だいたい大学で都会に出て行く。家族が一緒に住める18年はすごく貴重なんだなと思う。
投稿元:
レビューを見る
つくづく、重松清は電車で読んではいけない・・・
最終章の手前までは通勤電車の中で読んだが、
人前を気にせず、少しは気にしたほうがいいくらい、ぼろぼろ涙が出た。
ヤスさんは・・・
そんなヤスさん、・・・
「安男」ではなく「ヤスさん」で進められる文章が
優しさで包まれている。
投稿元:
レビューを見る
家族の作家、重松さんの本領発揮。
教養は無く、熱く騒々しい父親。頭が良くて、おとなしく真面目な息子。そんな二人を暖かく見守る父親の友人たち。ちょっとずつ変えてると言っても重松さんの何時ものパターンなんですけどねぇ。涙腺が緩くなった身には堪えます。電車の中で何度も涙目になって、顔を上げられずひたすら本に見入ります。
暖かな気持ちで読了。良かった。
投稿元:
レビューを見る
2011 12/21 ごっつーしみたー。図書館で借りたけど金出して買う。子供がおるからかもしれんけどこの本読んでどないしたらええねんみたいな場面 そんなん わからんわみたいな思い。ほんまそのまんま、やねんけど
でも みんなそーやねん 一緒やねん
投稿元:
レビューを見る
11月4日読了。とてもよかった!重松作品はそうたくさん読んでいるわけではないが、数冊手に取った中では一番。NHNでスペシャルドラマ化される&10月末に出たばかりの新刊なので平積みだったところを出会えて本当によかった一冊。泣ける。
親とは、そして子とは、そんな普遍的だけどだからこそ簡単ではないテーマを、暖かく、でも決して美化しすぎずに表現していると思う。これから親になろうという人には、ぜひぜひお勧めしたい(が、私自身が親ではないのだが)。
ただ、NHKドラマのキャスティング、古き良き昭和の時代の頑固おやじ=Always 三丁目の夕日の堤真一が印象深いのは分かる。が、そのままキャスティングしちゃあどうかと思う。ただ、個人的に堤真一はやはりとても合っているとは思うけどね…でもやはり映画の雰囲気や印象にひきずられるかと。
ストーリーとしては断然こちらの方が深いと(個人的に)思うからこそ、映画の雰囲気は捨てて堤真一の昭和の親父が平成にあがきながらもしっかり生きる様を観てみたい(とはいえドラマがどの時代を追うのか知らないけれど)。
久しぶりに、とてもいい作品を読んだ。
投稿元:
レビューを見る
アキラが生まれてから、ヤスさんは優しくなった。涙もろくなった、と言うひともいた。
と言う小説の文章そのままに自分の息子とオーバーラップして、エグエグ泣きながら読んだ。
まんまと。
親とはいっても到底成人君子ではないという価値観はいかにもイマドキで昭和ぽくないが
でもこんなに良い息子さんが育ったことが親であることを全面的に肯定してくれる。という構造。
癒されますね
投稿元:
レビューを見る
ヤスさんとアキラの2人っきりの家族。不器用で、照れ屋で、すぐヘソを曲げる父の深い愛の形。失敗や喧嘩ばかりだけど、色んな手に支えられて懸命に生きる2人。登場する人たちみんないい人ばかり。心がぽっかぽかになりたいあなたへ。もちろんお父さんにも。
投稿元:
レビューを見る
優しくて、心あたたまる物語。家族っていいなと思える本です。
一人息子と不器用な父親。
ふたりを包み込む周囲の優しさと、我が子の幸せを願う父親の愛に感動します。
これから家族を持つ友人に。特に父親になる友人に贈りたい本です。