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投稿者:さえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
みなさんの評価がよくて驚いているのですが、私には文章がしっくりこず…というか、登場人物の気持ちがセリフを読んでもほぼ理解できず、話がよくわかりませんでした。
わたしの読解力が足りないのでしょうか。。。
たまりかねて村上春樹の新訳版に変えたところ、ようやく話が見えてきました。
こちらを読了することはなさそうです。
ハードボイルドの名作
2018/12/24 00:29
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカ風俗描写はそれなりに面白く読めて、丁々発止のやりとりはそれなりにおもしろい。が、自分は最後まであまり乗れなかった。文章がどうこういうことはないし、訳の問題でもないだろう。自分にはとにかく「鼻に突く」だけ。ハードボイルドの定番のようだが、自分にはちょっと甘口だったようである。話はおもしろくできていると思うけど。
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この本を読んでBARに行きギムレットを注文しようとしたが、気後れして注文出来なかった人も多いのでは?
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若い時に本書を読んだ時、そう感動しなかった。ひさ〜びさに再読したら、なんて面白かったんだろう〜!ってビックリしました。どうして男の友情モノっていいんだろう。登場人物にもよるんだろうけれど、とってもかっこいいし、感動する。いろいろな書評で5つ星を得ている本書、うなずけますよ〜。私立探偵のフィリップ・マーロウの性格も素敵なのが魅力なんですよね〜。もう、何もいうことなし!読んで下さい!!
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ハードボイルド小説の大傑作です。「ギムレットには早すぎる」の名台詞で有名。
探偵の一人称で物語が進むよくあるハードボイルドなんですが、人物描写がすごいです!
掘り下げ方が深く、人間臭さを感じさせます。
男として生まれたなら、マーロウのように生きてみたい、そう感じさせる一冊です。
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ハードボイルドの古典。チャンドラーの皮肉った目線はこの作品でも爆発しており、現在の若い読者にも十分楽しめる文体である。ハードボイルドは好きじゃない、読んだ事ないというヒトには是非一読をお勧めする。
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レイモンド・チャンドラーと、フィリップ・マーロウという名前はずっと気になっていた。
どんな物語なのかも、フィリップ・マーロウが何者なのかも私は知らなかったのだが、その名前が出されるとき、いつも憧憬というか羨望というかそんな目線で、「かっこよさ」が語られることが気になっていたのだ。
フィリップ・マーロウは私立探偵で、物語中では人が死ぬ。事件を解決するべく探偵は立ち回る。
でも私は事件の筋はもう覚えていない。
記憶に残るのは、乾いたような哀しさと心憎いセリフの印象。
マーロウはテリー・レノックスの無実を信じていた。だがレノックスは妻を殺したと告白して死んだ。彼からの手紙にはこう書いてある――
事件についてもぼくについても忘れてくれたまえ。だが、そのまえに、ぼくのために<ヴィクター>でギムレットを飲んでほしい。それから、こんどコーヒーをわかしたら、ぼくに一杯ついで、バーボンを入れ、タバコに火をつけて、カップのそばにおいてくれたまえ。それから、すべてを忘れてもらうんだ。テリー・レノックスのすべてを。では、さよなら。
マーロウとレノックスの直接の交流は、ページにすれば50ページほどしか描かれない。残り500ページは、マーロウがレノックスのことを思いながら過ごすのだ。
この関係を端的に表せば「友情」ということになるのかもしれないが、友情という言葉に含まれそうな湿度や生っぽさは感じられない。
マーロウがなぜそこまでレノックスという人間を信じるのか、という「なぜ」も説明されない。
気付けばやはり、私はハードボイルドと呼ばれるものが好きなんだな、と諦めたように納得してしまった。もしかして私はハードボイルドが好きなのかもしれない、とヘミングウェイを知った辺りからぼんやりと感じてはいたが、きっと認めたくなかったんだろうな。なんとなく気恥ずかしくて。
でも、マーロウがこの事件の謎を解いて迎えた結末に、図らずも目が潤んでしまった私は、もう、恥ずかしいなんて言わないと決めた。
だんだん年を重ねて、失うということを知り、取り返しがつかないという感覚を知り、喪失感を直視することを知る。
「恥ずかしい」なんて、この感覚の前には取るに足らない。
(04/05/09)
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レイモンドチャンドラーの作り出したハードボイルド系小説で有名なキャラクターの人間味が一番よく現れている作品らしいので。
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ハードボイルド決定版。
「ギムレットには早すぎる」など名ゼリフがいっぱいある。
中年のおっさん探偵のくせにかっこよすぎ(笑)。
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村上春樹の文体に影響を与えた3大巨匠の1人。特にチャンドラーの主人公設定は影響大。この本は、ハードバイルドなんて読んだこと無い人にもオススメです。
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この作品でRチャンドラーとフィリップ・マーロウを知り、こんなに格好いい探偵がいるんだ、と思った。久しぶりに読み返したら、やっぱえーわー。でも屁理屈こきすぎかも。実際このひとと会話したら、ムカつくか意味がわからなくてキョトンとするか、どっちかかも(笑)。
Eグールドが主演したという映画を観てみたい。機会があったら。(2005-10-14)
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あらすじは、私立探偵である主人公がバーで出会ったある男と仲良くなって国外に発つのを見送るんだけど、彼が殺人容疑で追われているということになって、主人公も疑いがかけられて、その疑いは晴れるんだけど、何ごとだと思って調査を始めたら、いろいろなことが起こって・・・みたいな感じ。これはハードボイルド小説の代表。ハードボイルドって「若者よ、ソープに行け」っていうイメージだけで、実は言葉の意味はよくわかんなかったんだけど、読んで分かっちゃった。とにかく、主人公のフィリップ・マーロウがかっこよすぎ。正直ストーリーはつまらんし、クイーンみたいな本格ミステリを愛する俺に言わせりゃ、こんなものはミステリでも何でもないが、このキャラと文体だけで十分面白い。おまけで5つ星にしといた。ひたすらキザだけど、それがいいんだよね。そして思ったんだけど、村上春樹はレイモンド・チャンドラーのかっこよさを、所謂喪失感的なものをブレンドしながら、好き勝手しながら自分流にキザに書いているという説明が一番しっくり来る。ブローティガンやヴォネガットの影響うんたら、っていうけど、俺が読んだ感じだとチャンドラーが一番近い。
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すげぇ・・・スゴイです。最後まで読んだ時、本当に「長いお別れ」であったとジーンと実感。素晴らしい作品でした。
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これはチャンドラーの最高傑作でしょう。映画好き、読書好き…だれにとっても宝のような名場面が心に残ります。
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「コーヒーをつぎ、タバコに火をつけたら、あとは僕についてすべて忘れてくれ」
チャンドラーの最高傑作。
名言「ギムレットには早すぎる」を聞いた途端涙が溢れ出ます。