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一部の人間が念動力や発火能力のような超能力を使用することができる、ということがわかって、超能力者と通常の人間の血なまぐさい戦いが起きてしまった後1000年後の世界を舞台にしたSFでした。
私は通勤電車で本を読むことが多く、自宅ではほとんど読まないのですが、この本については仙台ブリッジクラブの帰りに電車の中で読み始めたら止まらなくなって、夜1時半までかけて一気に読んでしまいました。今日のブリッジの出来は日記にも書きたくないほど最悪だったのですが、これはまたべつの話。
風の谷のナウシカで描かれたような廃墟となった世界で、主人公の女性の冒険と成長が描かれています。冒険の部分はハラハラドキドキしながら読めて止まらなくなってしまいます。貴志祐介らしい家畜人ヤプーなどを髣髴とさせるグロテスクな描写もたくさん出てきますが、主人公の女性がさわやかに描かれているので、読後感はいい感じです。
最後の種明かしには納得させられて、それで物語の全体がピシッと締まっています。久しぶりに物語を堪能したなあ、と思いました。
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我慢との戦いに敗れそうになったときに一山超えた。
その世界観は秀逸、だけど、あれ?これ児童書だっけ??と思っちゃう。
上巻は序章に過ぎないんだろう、中、下巻に期待する。
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アニメを見る前に読もうかと買った。
最初は冗長な感じで読めるか心配だったけど、後半からはぐいぐい引き込まれた。
今後の展開がわからず、主人公が心配で本を読むのを思わず止めたのは久しぶりだったな。
続きも楽しみ。
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非常につまらない作品だった。
黒い家や青の炎といった良作と比べると、同じ作者が書いたとは思えない。
内容は、異世界の生物やサイコキネシスの話など、中二テイスト満載である。
好き嫌いがはっきりと分かれる作品だろう。
とてもがっかりした作品だった。
とにかく、ひたすら我慢小説である。
話が展開するまでがとても長すぎる。
物語を構成する上で、必要ではない情報が至るところに散りばめられている。
本作品は3部作で構成されているが、必要な箇所だけで構成すれば、1冊で事足りるのではないだろうか。
自分には、なぜ、この作品がamazon等のレビューで高く評価されているのかが、まったく理解できなかった。
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上巻はまだ設定に関する説明も多い。一気にのめりこむというわけではないが、夏季キャンプが今後の重要なキーになるんだろう。
どうやら悲惨なことが起きそうだし。
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和製ハリーポッター的な感じかなと思っていたら、後半一気に引き込まれました。
綿密な背景設定とそこから一気に引き込む描写力はさすが。今後がすごく楽しみ。
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2011/1/16 Amazonより届く。
2021/2/25〜2/27
物語の舞台は1000年後の日本。サイコキネシスを操る少年少女が知る驚愕の過去とは。また、規範を破ることによって身に迫る危機に必死で対応する子供達。この後どうなるのか。中巻へ。
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読みはじめると止まらない。
ただ苦手な人は苦手だろうなぁという印象。
私は大好きです。
ミノシロモドキがほしい。風船犬は怖い。
上巻はバケネズミのコロニーで一息ついたところまで。
なぜか秋山瑞人と冨樫義博の作品を読み返したくなった。
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想像力をフルに働かせないとついていけない。文化・動物・人物など物語の世界観をここまで作り上げる貴志さんは本当に凄い。今後どう展開するのか楽しみな上巻。
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上巻のみ読了。前半は世界観がわからず読みにくいが、後半からどんどん続きが気になる内容に。ファンタジー色は強いがそれほど人を選ばないと思われる。
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独特の世界観。上中下と一気に読破。
ぞくぞくするような未知の生物や、人間社会の変貌、少年少女のやりとりなどあり。この世界観をぎゅーーーと本にまとめて書き上げたことに感服。
映像化は難しいだろけど、見てみたいとも思う。
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上巻の前半は世界観になかなか入り込めなかったのですが、後半はドキドキハラハラしながら一気に読みました。
中巻・下巻も買ってきました★
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店頭の新刊コーナーに存在感たっぷりに平積みされていて、タイトルやあらすじに興味が湧き購入。
SF?ファンタジー??独特の世界観にあっという間に連れて行かれました。
この方の作品は初めて読みましたが、とても良かったです。
人間の独善的な価値観が思いっきり出ていて少し恐怖心を覚えるくらいでした。
完全に管理された閉じた世界の中にいた子供達。
外の世界に触れたとき、その見せ掛けの平和は崩れ去る。
記憶に干渉し、あくまでごまかし続けようとする大人たち。
精一杯自分が体験した記憶をとどめようとする主人公。
何度真実を隠蔽されようとも大事なことを忘れまいと、必死に戦う。
見えない何かと。大人たちの歪みと。自分自身と。
忘れたくない大切な友人のために。
なかったことにしたくない、出来ない、大切な思いのために。
文句なく面白い作品といって相違ないのですが、若干、作品に含まれている毒(語弊が多少あるかもしれませんが)も強めです。
読むときはメンタル万全の時をオススメします。
私はこれを読んで浮上にしばらくかかりました。
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舞台は今から千年後、人類はサイコキネシス(PK)を手に入れ、しかしそれが故に子供達は厳格に管理され育てられているという世界。世界観はSFだけれど、舞台が関東で日本古来の物や呼び名がふんだんに出てくるため、日本の古代神話とかそういう世界観が好きな人はテンションが上がると思う。自分も含め。
主人公は10代前半の少年少女で、そのうちの1人の少女が30代半ばまでに成長した現在、昔の事を綴るために過去を思い出し語っていくというストーリー。最初はこれでもかというくらい焦らした語りをしてくれて、やけに勿体つけるなーと思ってしまう。だが同時にこの導入のおかげで「何があったんだ?」と否応なくこれから語られる内容に興味が惹かれる。
この千年後の世界で面白いのは、PKを使う上で仏教的観念が出てきたりとか極端に原始化された生活様式も勿論なのだが、現在とは全く違う動物が存在することだと思う。例えば作中に登場する多くの動物が大型化していたり、知能が高まっていたり。ジブリ作品の「風の谷のナウシカ」に登場するオームを思い浮かべていただいたら、何となく想像できると思う。この『新世界より』に出てくる動物類はあそこまで大きくないかもしれないが、私としてはああいう世界を想像したら、わりとすんなり物語に入り込めた。
後半はバケネズミとの戦闘シーンが長く感じられ少々飽きが来たが、この後どんな展開が待っているのか、更なる緊張や驚きを期待するには充分な上巻。続けて中巻に手をつけたいと思う。
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面白い!すごい世界観!天才!
先が気になるが知れば知るほど怖いしショック受けることばかり。それは作者が単に頭のなかで創り出したモノとは思えないからだろう。