投稿元:
レビューを見る
どうしてそこまで一緒にいようと思えるんだろう。理解できなかった。それでも、最後一緒に生きていこうと決めるところが、すごく好きだと思った。不思議…。理屈じゃないんだろうな…。
投稿元:
レビューを見る
なによりも市川拓司の解説が素晴らしすぎるし、それを読んだからこそ消化できた一冊。
「…こういったいびつな衝動と言うのは、それ自体に美が宿ることもあります。異質、異形、ずれ。あるいは、「芸」と呼ばれる行為の多くが、実はこの異質な感覚に拠っているのかもしれません。…不可能とも思える純粋さ―…」
この解説が無かったら、星ひとつだったかも…こ、こわかった、、
投稿元:
レビューを見る
「ツインズ」の続編。
JaneMarpleのお洋服が登場します。
美しくも悲しい物語。
何箇所か過激な描写がありますので、苦手な方はご注意を。
投稿元:
レビューを見る
ミシンに収録された「世界の終わりという名の雑貨店」の続編。
君を失った僕は死を強く思うようになり、洗礼のために訪れた教会で彼女に出会う。
正直言って、完全に蛇足。
「世界の終わりと〜」が彼女に宛てた手紙の呈で書かれていたのに対して、本作はでその手紙が書籍化され、彼は小説家となる。
話の展開としては非常に興味深く、序盤は物語に引き込まれていく。
ただ、本作の重要人物である彼女との関係や結末がどうしても腑に落ちない。
誰も幸せにならないハッピーエンド、それは登場人物も、そして読者も。
前作がとても好きだっただけに、残念な作品。
投稿元:
レビューを見る
この作品をイマイチ理解できないのは私の情緒の欠如からでしょうか。
心情、結末は読み取れましたが、物語り全体の意図があまりよくつかめませんでした。
何回も読み返す必要がありそうです。
投稿元:
レビューを見る
「神の存在」や「祈り」の影響力は凄まじいと感じた。
表現が過激な部分が何箇所かあり、読むのがとても苦く、読んだ後もしばらくほかのことが考えられなくなった。
投稿元:
レビューを見る
女子高生だったころに読みました。
その頃よりは少し大人になっても
「魂の双子」に妙に共感してしまいます。
投稿元:
レビューを見る
前作「世界の終わりという名の雑貨店」で「僕」が「君」を失ってから、
私は「僕」に幸せになってもらいたかったんだと思う。
だからこの続編のラストは腑に落ちない。
でもそれはわたしが考える「幸福」にそぐわない「幸福」だからなんだろう。
できればロンドンでそのまま暮らして欲しかった。読者のエゴ。
投稿元:
レビューを見る
『世界の終わりという名の雑貨店』の続編。
前作で逃避行の果てに愛する少女を永遠に失った主人公が、今度は宗教にはまったメンヘラリストカッター少女に入れ込んで振り回されるという話。しかも、女性編集者の体を張った説得によってせっかくメンヘラを振り切ってロンドンへと逃れたのに、夢の中で死んだ彼女から啓示を得て再びメンヘラの元へ舞い戻るというどうしようもないラスト。
なんだかこれ読むと静謐な純愛物語だった前作の印象まで薄汚れてしまった感じで、作者にとってどんな理由があって、あるいはどういう必然があって、あるいはどんな衝動に突き動かされてこれを書くことになったのか理解に苦しんだ。
投稿元:
レビューを見る
野ばらさんの小説は幼女が多いけど、この続編は前作の少女と続編に登場する少女のどちらにも依存している男が情けなく見えてしまう。世界の終わりという名の雑貨店の続編ということで読みたかったんだけど、前作で終わった方が良かったかも…。
投稿元:
レビューを見る
野ばらちゃんやりたい放題。
ショッキングなシーンが多いですね。
野ばらの女の子の描き方はぶっとんでて、哲学がしっかりしてて好きだ。
はかなく弱く見えるけど、芯は決して揺るがない。
ただ、「世界の終りという名の雑貨店」の続きという設定が微妙。
「僕」の設定があいまい。
投稿元:
レビューを見る
どうしてこうも暗い話ばっかりよんでいるのか!ばかなのか!
野ばらちゃんなんでこんなエグいの頭どうなってんのミルクにワインに尿に血ってそりゃ病気なるわ!!
投稿元:
レビューを見る
あんまりにも暗く、切ない小説。
純愛だとは思う。
ジェーンマープルが着たくなります。
ジェーンのお洋服のディティールが描かれているあたりは、さすが。
でも、主人公の女の子がジェーンを買うために援助交際してるのは、いただけない。
夜中に読んでいて、背筋がぞーっとしました。
投稿元:
レビューを見る
背筋が、泡立つ。
この話は、前作で死にきれなかった男への、作者からの弔いの物語だと思います。
生理的嫌悪感をもよおす描写が多々、出てきます。
彼がいつしか彼女のことを忘れて、のうのうと生きるなんて、作者は許せなかったのかもしれない。
そんなことを思ってしまうくらい、壮絶な物語です。
投稿元:
レビューを見る
【乾いている手を潤すためだった】
彼に影響を受けなかったとは言えない。僕がロリータに憧れたのは彼の文学のせいだったから。だけど、惨め。なりの果。でも、人がどんなに醜いのか、自身の人生を使って僕に見せてくれているのだと思うと笑える。
せいぜい綺麗なサークルの中で、