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投稿者:ひろき - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬先生の代表作ということで、期待して全巻読みました。
正直期待外れでした。竜馬自身が成し遂げたことはもの凄いことなんですけど、
同盟の橋渡しや大政奉還など、政治的なものがメインなので
イマイチ「格好いい!」「憧れる!」ってのが無かった。
地味ですね。
同じ幕末を描いた「燃えよ剣」が強烈に熱かっただけに、
地味です。
劇的な展開が少ないので退屈です。巻数を減らせばもっと濃いものが書けたんじゃないのかなと...個人的に思いました。
辛口なレビューになってしまいましたが、
まだ1回しか読んでいないので、もう2回読んでみて新しい発見を探そうと思います。
年若い友人に坂本龍馬の熱心なファンが何人かいて
2002/06/08 18:13
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投稿者:宇羅道彦 - この投稿者のレビュー一覧を見る
年若い友人に坂本龍馬の熱心なファンが何人かいて、最近何度か竜馬の話を
する機会があった。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」以来、司馬遼太郎と坂本龍馬は戦後社会に明治
維新への一つの新たな視点をもたらしたかに見える。
日本近代の明治維新から大東亜戦争の敗戦に至る国家の歩みから、何らかの
希望を救い出したいという彼の思いが坂本龍馬を見いだしたわけである。
いつの時代にも権力はその利害に応じてのみ個人に裁量をゆだねる。
当時、軍事を握る藩を把握せずその政治的意志を実現する機会はあり得なか
った。そしてその政治的意志は藩の立場に拘束されざるを得ないものでしか
なかった。
その意味で土佐藩の脱藩藩士・坂本龍馬は立場も権力も持っていなかった。
いかなる優れた見識も力無くしては何ものも実現できない。
力のあるものは力の前提となる立場からその見識自体を縛られる。
立場も権力もないがゆえに坂本龍馬はその才能と相まって、優れた合理的
見識を培うことができたのである。
共和制国家の実現までをも見通していた竜馬にとって、その後の維新政府は
到底意に添ったものではなかっただろう。
若い人が今の時代にあって、竜馬の人生に夢を見出し、涙するのを好ましい
ことと私は思っている。
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10代から20代前半の竜馬。
黒船到来の時代、剣に生きる竜馬。
お田鶴など女性も魅力的に描かれている。
桂小五郎との試合まで。
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【1990年3月読】 本をさっぱり読まない私に、母が「一週間に一冊読め!」と叱るので、とりあえず本棚に入っていたコレに興味を示し試しに読んでみた。
その後乱読家となり、1年後には「本を読んでないで勉強しろ!」と叱られるようになった。親なんて勝手だ…(笑)
中学生の頃には、まだフィクションとノンフィクションの別を、キチンとつけるのは難しかったらしく、普通に「坂本竜馬は凄いなぁ〜」と感銘。
今となっては見えてくる物も色々あり「世間の評価って怖いなぁ…」の方が先に立ってしまうけれども。
何にせよ司馬遼ものは、リアルフィクション過ぎる。それが面白いんだけれども、反面怖いところでもあると思うよ…。
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この本を読み直したのは4回目になる。いつだったか、誰かに、「この本は、読むたびに自分自身の変化に合わせて、面白いと思う部分が違ってくる」ということを言われたような気がするけれども、あまり昔と感じ方は変わっていないようだ。
明治維新の時代の話しというのは、その時代の緊張感や、登場人物が面白くて好きだ。この本は、全体としてまとまりのある構成というよりは、行き当たりばったりに作者の気が向くままに色々な話しを織り込んで少しずつ先に進んでいっているような感じだ。だから、坂本竜馬以外にも竜馬に係わった様々な人物に関する話しがあちこちに出てくる。そういった細かい挿話が面白かったりする。
「ぜんぶで、五十両ある。おれは幸い、金に不自由のない家に育った。これは天の運だ。天運は人に返さねばならぬという。おれのほうはあとで国もとに頼みさえすればいくらなりとも送ってくれる。このうちの半分をもってゆけ」(p.59)
(これはとほうもない大人物かもしれない)
と小五郎も思った。
同じ言葉でも、他の者の口から出れば厭味にも胡乱臭げにもきこえる。ところがこの男の口から出ると、言葉の一つ一つがまるで毛皮のつややかな小動物でも一ぴき一ぴきとび出して来るようなふしぎな魅力がある。
そのくせ、雄弁ではない。体全体がしゃべっているような訥弁で、そのうえ、ひどい土佐なまりなのである。
(こういうのを大人物というのかもしれない。おなじ内容のことをしゃべっても、その人物の口から出ると、まるで魅力がちがってしまうことがある。人物であるかないかは、そういうことが尺度なのだ)(p.204)
小五郎の詩人的な血に火をつけたのは、この松蔭であった。
「学問も大事だが、知ってかつ実行するのが男子の道である。詩もおもしろいが、書斎で詩を作っているだけではつまらない。男子たる者は、自分の人生を一編の詩にすることが大事だ。楠木正成は一行の詩も作らなかったが、かれの人生はそのまま比類のない大詩編ではないか」
といった。むしろ松蔭という人は、小五郎にただこれだけのことを教えたにすぎなかった。が、このことばが、桂小五郎の一生を決定してしまった。(p.214)
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歴史だから結末が分かってて、読み終わるのがずっともったいなかった。竜馬と勝海舟と、そして司馬さんの言葉を一こずつ味わいながら読みました。まさに座右の書。
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偉人なんだけどそう感じさせない身近さを持っている屈指の英雄。彼が好きだった日本をもう少し好きになろうと思った。
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高校時代の愛読書。この本で坂本竜馬に憧れた人はゴマンといるのだろうなw それまで時代小説など読んだことのなかった私だが司馬遼太郎氏の作品には、スッと入れた。1巻を読み終えると次の巻が早く読みたくてウズウズしたのを思い出します。
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うー、なんて素敵なの。さすがです。ほんと憧れる。文句なしです。ちっちゃいころから土佐出身の父のおかげで家にあったんだけど、ちゃんと読んだのは中学生のころだった。衝撃的でした。
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江戸から明治という一大革命の終結が江戸城無血開城であることは、日本が世界に誇れる歴史事実の一つだと思います。日本が今の日本でいられるのは、彼ら幕末の志士たちの力が大きいと思います。その中でも無名の一浪士がやり遂げたことの大きさに感動しました。
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司馬遼太郎作。坂本龍馬の生涯を綴った歴史小説。回天する時代を現代人をも凌駕する先進性で駆け抜けた龍馬への思いは
、今後日本人であり続ける限り忘れないでおきたいと思う。
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小学校5年のときに読み、歴史好きに覚醒した原因となった本。
坂の上の雲と併読すると「明治すげー!日本すげー!」と思えること間違いなし。
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坂本竜馬とはどんな人か?歴史の教科書だけでは語りきれない「坂本竜馬」を一人の人間として素晴らしく、かっこよく表現しています。
心が熱くなるに違いない。何かに行き詰まっている時に読んでみれば何かに気づくはずです。
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坂本竜馬とはどんな人か?歴史の教科書だけでは語りきれない「坂本竜馬」を一人の人間として素晴らしく、かっこよく表現しています。
心が熱くなるに違いない。何かに行き詰まっている時に読んでみれば何かに気づくはずです。(全8巻)
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司馬さんの本をはじめて読んでいます。お風呂の中で夢中になって愛読しています。
竜馬の名前の名づけ方がユニークで笑えました。