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ポッと現れて、スゥー…っと消えていくような…「今何が起きた?」という感覚。
理屈も起承転結もオチもないただ訳のわからないモノが好きな人にオススメです。(笑)
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根岸鎮衛の著した江戸時代の不思議話。
主に怪奇話をピックアップしたダイジェスト版。
落ちがない話があるのが妙にリアルです。
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古文で読みたいー古文で読みたいー
あ、これ知ってる、と思ったものが大抵千葉の民話なのがなんとなく面白い。地元の昔話を幾つか知っていることが、自分の人間性に奥行きを持たせてくれるような気さえします。気のせいなんでしょうけど、ふしぎ。
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あそこにこういう人がいて、どこそこでこんなことがあった。誰々が語るところを記したものである。
みたいに殆んど眈々と語られていて、落ちや感想が少ない分、妙に真実味がある。
今となって有名な昔話となっているものもあり、時代小説の元ネタになったものもあり。
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根岸鎮衛の『耳嚢』から怪異譚を抽出、現代語訳で収録している。
其ノ壱 物怪、妖怪のうわさの怪 其ノ弐 幽霊の怪
其ノ参 憑き物の怪 其ノ四 動物の怪
其ノ五 植物の怪 其ノ六 怪異のうわさの怪
『耳嚢』は江戸時代に根岸鎮衛が約30年に亘り、多くの人々から
聞いた奇談・珍談を書き留めた、全10巻の雑話集です。
その中から、怪異譚を抽出して現代語訳しています。
1ページに満たない話から長くて9ページほどの、聞いた話を
つらつらと書き連ねているのですが、その量には驚かされます。
それらにより、多くの、幅広い身分の人々から得た、
その時代の巷説を知ることが出来ます。
単に酔っぱらって幽霊と五位鷺を間違えただけのような
他愛のない話があったり、一休和尚の逸話、小幡小平次や皿屋敷、
稲生武太夫の話が含まれていたりします。
現代とは異なる、生物たちの存在や怪異が身近にあった時代が
あったということのも、興味深かったです。