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自分も「うつ」までは至らないが、毎晩「酔っ払って」いまう。これも「逃避」なんでしょうね。
他に自分が、凹んだときに気分を転換できるものとして「泣く」があります。
大の男が「何を・・」と自分でも思いますが、自分が悲しいから泣くのではなく、人の「涙」をみて泣くのが自分。
本やテレビや映画で、もらい泣きするとハンカチがびしょびしょになるほどです。
でもその後は、気分が軽く感じます。
「泣く」という行為で「気持ち」をリセットしているのかもしれませんね。
本書では「適応障害」について、豊富なエピソードを例に上げながら懇切丁寧に解説されております。
「うつ?」と悩む前に、人間の心の症状を学ぶことで、自分のメンタル回復力を強くすることができるのではないでしょうか?
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「適応障害」とそれによって生じる「ストレス」、そしてそれを乗り越えるための「技術」について、けっこう網羅的に書かれています。
冒頭では、脳内でストレスが発生する仕組みが書かれているんですが、この辺は専門家で無ければ、すっとばしてもいいかもしれません。あんまり「乗り越える」という点では役に立たないと思います。(私はこの辺を読み進めるのに苦労しました…)
その次に「発達障害」「適応障害」と話が進んできて、「パーソナリティ・タイプ」のあたりから、自らの特性を知るのに役立つ部分が出てきます。
そして後半では、適応障害が発生するケーススタディと、それを「受動的に」乗り越える技術、「能動的に」乗り越える技術、という形で話が展開されてきて、このあたりは前述のパーソナリティ・タイプと組み合わせると、かなり役立つのではないかと思います。
とはいえ、「発達障害」と「適応障害」を網羅的に書いているので、個々の「技術」については、事例集に留まっているんじゃないかという印象を受けました。そもそも話の裾野が広いのと、それこそ多様なパーソナリティ・タイプがあるので、限られたページ数で「乗り越えるための技術」を網羅するのは難しいかな、と。それでも、基本的な考え方は押さえてあると思うので、そこは役に立つかと思います。
※本当に深刻な悩みを抱えているなら、クリニックや専門家にあたることをお勧めします。
というわけで、冒頭の部分がもうちょっと簡素になってれば、という点を考慮して、★4つとさせて頂きました。
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この筆者の本はいつもそうだけど、「あー自分にあてはまるわー」と思う。完璧主義をやめる、まじめに生きすぎないのが楽、そう頭では分かっていても、繰り返してしまう。環境を変えたほうがいいこともあるってことは分かった。「適応障害」だ、って思えば、新型うつも説明がいくってことも。しかし、この性格はなかなか変わらないのでしょうか…。はーあ。
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レジリアンス(心のバネ、メンタルの強さ)を左右する要素は、否定的認知、完璧主義、固執性、過敏性、共感性、情動制御、安全基地の七項目の要素が相互に絡まり合っている。まずは自覚し、どこを修正するか。具体例と共に適応障害とは何であるかについて理解し、症状の根底にある課題としての障害について理解する。そして人間が何かの障壁にぶつかった時、いかにしてその試練を乗り越えていくかについての極意書として精神医学の立場からエッセンスを練りこんだ作品。
・ピカソも埋もれたまま劣等感にまみれ落後者か犯罪者となって人生を終えていたかもしれない。
・適応障害は合わない環境、その子が活かされない環境に無理やり居続けさせれば、適応障害を起こし、劣等感を植え付けられ、何のとりえもない人間として自分をみなし、パッとしない人生を歩むということになりがちだ。
しかしその子の特性を活かし、才能を伸ばそうとする周囲の環境が整っていれば人生には大きな可能性が開ける。
・容量オーバー型の適応障害やうつを予防する上で大事なのは情報入力を少しでも減らす努力をすること。脳が容量オーバーを起こしているうえ遅くまで情報負荷をかけると悪化させ、集中力や能力低下、判断力の鈍さ、対人関係が面倒、電話も億劫、しなければならないことの後回し、などの症状が起こる。合間合間に5分程度の休憩をはさむだけでもぶっ続けで仕事をこなすよりかなり違ってくる。
・容量オーバーが起こりやすい状況の一つに環境や担当が変わった時だ。対人面、仕事面、課題面で勝手がわからず大したことをしていなくても気づかいが増え、ストレスが数倍負荷がかかり、疲労が起こりやすい。不慣れなことを担当するとペースをつかむまで容量オーバーが起こりやすい。
・容量オーバー型の適応障害を避けるためには自分にかかっている負荷の容量が適正なものか自己管理を常に行い監視しておく必要がある。そのためには厳格なスケジュール管理、自己管理を行い、どんぶり勘定で何とかなるという仕事の請け負いはしないこと。ほんの少しの無理がかななったことで結局うつに追い込まれることになるのだ。
・鬱になり、脳の委縮が起こり、回復に何カ月も時間がかる状態になったところで誰も面倒は見てくれないのだ。家族は生活に困り、永久に消えない心の傷と悲惨な体験を味わうことになりかねない。
・鬱にならないための分かれ道は無理をしてまで仕事を受けないということができるかどうかである。無理をして仕事を受けると必ず仕事の質が低下する。すると自分自身の仕事の評価が結局は中長期的に下がってしまう。時には致命的失敗につながることもある。
・質を落とさずこなせる仕事の量をきっちり管理すること。はっきり無理を無理と拒絶すること。
・人は意味のあるストレスならばたとえそれが少々大きくても絶えられるが、逆にどんなに小さなストレスでもそれが無意味なものならばひどく苦痛に感じる
・方向性を示し、働きや努力の意味のあるものだという感覚、苦労し外のあるものだという意識を持てるようにすることが大事。
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2013/12月
どうなりたいのか?
今の自分に達成可能なゴールは?
その具体的な方法は?
きっと自分はいつも2番目が抜けてるか身の丈にあってない(今の自分をちゃんと認識してない) から苦しいんだよな〜きっと
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いっとき適応障害と診断がくだされたので、偶然手に取り読んでみる。電子書籍にて購入。
適応障害とはどういった症状を示すのか、こういった人間に起こりやすいのか、ストレスが原因のひとつであるからどうやって折り合いをつけていくか、などなど。
よくある症例ほかつづられている。星の王子様が出てきたので若干テンションがあがったよ←
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「第7章 職場で起きやすい適応障害」。毎日、職場で起きている現実が、見られているのではと思うくらい正確に描かれている。一行一行まったくそのとおり。思い当たることばかりで激しく身につまされる。世の中で悩んでいるのは自分一人ではないのだと勇気づけられた。心がポッキリ折れる前の処方箋もしっかり書かれている。期待値を下げる、思考の切り替え、もっと自由に生きる、見切りをつける・・・・・・丁寧詳細まことに具体的。凄く元気をもらえた。燃えに萌えて仕事に臨もうという気にさせられた。第8章の家庭生活での適応障害も非常に参考になる。ストレスや適応を左右する様々な要因とそのメカニズムの解析がわかりやすい。ストレスチェック、心の耐久力の自己分析も非常に役立った。盛りだくさんだし内容も非常に濃密だ。
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一流の心臓外科医が患者を殺してしまい、裁判の被告となり自殺してしまったという話が印象的。STAP細胞問題でも、支援した上司は自殺し、当事者である部下は自殺していない。この違いはどこにあるのか?を考える事は有益であるように思う。
適応障害とは要するに世の中と折り合いがつけられない人の事。ただし、問題が世の中にある場合もあるだろうし、本人にある場合もあるだろう。その見極めと対処方法が問題。遺伝的要素や環境的要素やパーソナリティータイプ等々の識別も必要。解決策としてコーピングスキルを提唱している。受動的と能動的で使いわけろと。オカシイと思ったら早めの治療が必要だが本人は気がつかない事も多いので、周りが治療を勧めるしかないのかと。
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適応障害という診断を受けていた為、興味があって手に取った本。難しい本を読めなくなっている現状では、残念ながらあまり理解できませんでした。と、具体的にどうすればいいかが良く分かりませんでした。
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環境の変化や対人関係が原因で生じる心のトラブル「適応障害」は、どうすれば改善するのか? また、どうにもならない問題や悩みを抱え込んだとき、いかに対処すればいいのか? すぐに実践できる方法をわかりやすく紹介する。
参考にはなるが,実践の方法が分かりにくい。
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職場に馴染めず心身が不調になったため読みました。
適応障害になりやすい人、そのメカニズムが種類別に既述されています。
性格のクセ、認知の歪み、愛着障害、マイナス思考かどうか、などなど。
コミュニケーション方法の見直しにも役立つかも。
(適応障害とは別に、わたしは依存型で、自己愛型の人格の人に苦しめられてたんだ…という気づきを得ることができました)
こういう精神的な問題を記した本は弱点を抉られて読めなくなることも多いのですが、この本は著者が「適応障害の解決」を目的として書いているな、というのが分かってスムーズに読むことができました。
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全体的にかなりわかりやすく、適応障害と診断された人ならびにその周りの人たち(当事者以外)も理解できるような内容だった。
「適応障害」って知らない人多いのかな。
この本に書いてあることはある種の事実だと思う一方で気休めと捉えることもできる。
「悩みの尺度は本人がどれだけ辛いかだけだから他の誰にもわからない」とは思う。
それでも
当事者は、決して一人ではないことと周りが理解しようとしてくれるありがたさを
周りの人たちは、当事者にならなければわからないということを理解することとそれでも寄り添うことの大切さを
学ぶことができるという意味で、この本は素晴らしいものだと感じた。
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同著者の『アスペルガー症候群』と同じく、実直かつわかりやすい言葉でつづられている。このテのメンタル系の本は、原則論やきれいごとで誤魔化してちっともタメにならないものが多いが、本書は徹底して具体的な記述を貫いており、これなら今のつらい気持ちにも立ち向かえそうだ。
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本書を私は読み出してわかったのは約15年前のうつ状態と診断された苦闘は「適応障害」であった。
本書によると、適応障害になりやすいのは、発達障害と愛着障害が存在しているとなりやすいのである。
本書で紹介されたメンタルチェックで自分をチェックしたら、見事に、ネガティヴなメンタルでした。私がうつ・適応障害となるのは、当然だと自分で理解したが、救われる部分は私は共感性は高いのである。
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ストレスを成長の糧にする。自分が納得できる仕事をしていれば、他人の言うことなどは気にしない。失敗はチャンスと捉え、乗り越えれば自分の為になる。これらの気持ちを持って仕事に取り組む。