投稿元:
レビューを見る
久しぶりのばななさんでした。ばななさんの書く話は、いつも不思議で、リアルな話じゃないんだけど、でもなんか懐かしい気持ちになったり、気持ちがすごくわかったり。そして、この話をよんでると焼きそばが食べたくなる。人には、言葉ではいえない色々なしがらみや悲しみがある。でもその分、どっかしらで人だったり、ものだったり、動物だったりとつながっていて、生きている。そう思った話でした。奈良さんの絵がまたステキ!!ほんとぴったり。
投稿元:
レビューを見る
幼少時の悲しみを癒してくれた幼馴染み、その幼馴染みの死を夢を通じて感じ取る主人公。夢のような、どこか現実から浮遊した生活。吉本ばなな作品ではお馴染みのイラストレーター、奈良美智とのコラボレーションで生まれたからか、作品世界に立ち込める霧のような雰囲気が、より濃く迫ってくる。
投稿元:
レビューを見る
奈良美智さんの挿絵が素敵。
この本を読んで、吉本ばなな(今は“よしもとばなな”か)は「人が“喪失”を経験して、それとどう向き合っていくのかを書く人だな」と気づいた。
「キッチン」「ハゴロモ」「ムーンライトシャドウ」、どれの主人公も“喪失”を経験している。
これも然り。
ただ「悲しむ」のではなく、それを「当たり前」のこととし、その誰にでも訪れる“喪失”をその人なりにどう対峙していくか、それを描いている。
その感覚が好き。
投稿元:
レビューを見る
挿絵の淡いカンジとばななさんの文字の表現する淡いカンジがベストマッチ。短くて、あっというまの別世界でした。ちょっと、あっさり感が強いかな。
投稿元:
レビューを見る
彼女らしい、いつもの感じが出ていて
とても素晴らしいと思った。
ダークな部分と、素晴らしくブリリアントな部分と
苦いところも、甘い所も、
全て均等に並べて見せてくれるような、そんな感じ。
いつもの感じ。
それに、奈良氏のすばらしいイラストが加わることで
作品に、奥行きが出たように思う。
まさしく、本棚に並べておきたい作品です。
投稿元:
レビューを見る
奈良美智の絵と一緒になって完成している感じ。笛を吹くと来てくれるダリアがいる安心感があたしもほしい。引っ越したらまず音楽をかける習慣が素敵。一人暮らしがしたい。
(06/07/18)
投稿元:
レビューを見る
奈良美智さんの絵と、ひな菊の人生をつづった小説で織りなされる本。
よしもとばななさんの独特の表現と、奈良さんの絵の解釈がマッチしていて、すてきだった。
まさにひな菊の人生、って小箱みたいな本だと思う。
やきそばが食べたくなります。
投稿元:
レビューを見る
奈良美智の絵があったから、良かった。あって良かった、という感じ。側に居なくても存在する絆が羨ましくなって、素朴で、心があったかくなるような本。よしもとばななさんはこの独特の世界観が良いんだろうね。それにしても私にはあっさりし過ぎてたかなという印象。
投稿元:
レビューを見る
奈良美智さんのイラストがところどころに入ってて、ビジュアルでも楽しめる本。
主人公ひな菊は、天気とか時間とか自然とか、そういったものに敏感で、気分が変わってくる。
例えば夕方の時間帯は閉鎖的でうつうつとするけど、夜が落ちた瞬間に何かが抜けたように気分が浮き出す、みたいな。
それは決して「気分屋」なんていう言葉で片付けてもらいたくないし、そうすべきでない。
天気とか、時間とか、当たり前のように訪れる日々の日常一つ一つを敏感に感じ取ることって結構大切。
と、ここで私が熱弁をふるうのも、私もひな菊のような人間だから。
「気分屋」じゃなくて「繊細」と呼んでほしい笑。
それと、独特な人生観が描かれてる、はず。
投稿元:
レビューを見る
ばななさん独特のふわふわしてるけどちょっと切ない雰囲気が奈良さんの絵とすてきに合ってました。物語もありそうでなさそうな不思議な話です。
投稿元:
レビューを見る
さみしいひな菊とダリアの二人。離れてもなお、心でつながっている。親友ってこういう二人のことをいうのだなぁ。
投稿元:
レビューを見る
この一冊で、なんとか積読してたばなな作品を終える。ひな菊とダリア、二人は友達、少女の頃の懐かしい思い出と一年に一度の夢で繋がっている。なんかいいなあ。とくに感動したのが中略から失礼「楽しかった時間を奪うことは永遠にできないから、俺たちの勝ちだと思うんだ」ここらへんのくだりは何度も読み返した。
死も別れも特別なことではない、思い出ってすごく強い。ばななさんを読むと何でもない日が改めて大切と思えるからやっぱ大好き。
投稿元:
レビューを見る
友情とかってどこかで繋がっているのかもしれない。そんな親友をもてる幸せ。絵もとてもよくあっています。
投稿元:
レビューを見る
ちょっと物足りない気はするが。
ばななさんはいろんな人間の生き方を全部書き出してみたいのかな。
投稿元:
レビューを見る
表紙の絵に惹かれて買った。よしもとばななの単行本って、全部可愛い絵が表紙だよね♪ちょっと怖い?ってのもあるけど(笑)。主人公の考えにすごく共感できた。何故か心が温かくなって、切なくなって。読み出したら止まらなくなった。