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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京エリアの元首・聖天子暗殺未遂事件を経て、天童木更が社長を務める天童民間警備会社には、プロモーターの里見蓮太郎、イニシエーターの藍原延珠に加え、イニシエーターのティナ・スプラウトが加わった。蓮太郎を巡る小さな闘争はあるけれど、外界における「奪われた世代」による「呪われた子供たち」の排斥などは別世界の出来事のように、幸せな日常を送っていた。
その日常に最近加わったのは、「呪われた子供たち」が住む外周部にある第三十九区第三仮設小学校に延珠やティナが通うようになり、木更や蓮太郎が講師を務めることになったことだろう。
しかしそんな東京エリアを囲む防壁のひとつである三十二号モノリスが、ステージIV「アルデバラン」のバラニウム浸食液により侵食されるという事件が発生する。後七日で崩壊するモノリスを新たに作るには十日かかる。つまり、このままでは東京エリアはガストレアによる侵攻で崩壊する!
聖天子は新たなモノリス作成を命じると共に、三日間、東京エリアを守り抜く策として、自衛隊と民警による共同作戦の立案を命じる。彼女の信頼厚い民警である蓮太郎も、紆余曲折の上、片桐玉樹&片桐弓月、薙沢匠麿&布施翠という民警とチームを組むことになる。
だが、目前に迫る死の気配に、東京エリア住民は暴動寸前。シェルターに避難できる住民は三割に過ぎず、他エリアへの移動も遅々として進まない。そしてシェルターに避難できる住民の中に、「呪われた子供たち」が含まれていることが発覚するや否や、悲しい事件が発生することになる。
共通の敵であるガストレアが組織だった攻撃を開始したにも拘らず、人類は十分な協力体制を構築することが出来ない。「奪われた世代」と「呪われた子供たち」、自衛隊と民警、それらの間で起こる対立は、戦う前に戦う意志をなえさせるものばかりだ。
一体自分は何を守るために戦うのか。それもよく分からないまま、ついに戦いの時はやって来てしまう。その戦いは次巻にて。
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冒頭いきなり幼女祭です本当に(ry
いや、実際あんだけロリっ娘に囲まれたら女性の方も普段熟女好きな方も絶対ロリに目覚めるはずと思ってます、ええ。
東京が崩壊する危機に晒され、荒れていく東京が人々の恐怖をよく描いている。
人間追い詰められたら何やるかわからないよね。
今回はチームを組んで遂に男同士の友情というかそういうのが出てきて興奮した。
だって蓮太郎の前に現れる男ってことごとく敵ばっかだった気が・・・少なくとも気の合うやつなんて出てこなかったよね。
最後はショックが大きすぎる。蓮太郎と一緒に上げて落とされた気分。
そしてそんな騒動の中でモノリスが崩壊して・・・これからが本当の地獄だ!
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第3巻を読破。
名付きのガストレア「アルデバラン」の仕業により、絶対防御壁であるモノリスが白化。
東京エリアはゆっくりと、けれど確実に滅亡というカウントダウンを刻んでいて。
外周区で『呪われた子供たち』の青空教室で教鞭をとっていた蓮太郎たちのもとにも、聖天子みずから事態を説明しにきたり。
絶対に避けられない破滅という、極度の緊張感に耐え切れなかった私は、第1巻から読み直したりしました(実話)
前半は蓮太郎とティナちゃんのデート――じゃなくて、ともに戦う仲間探し。
途中、物乞いをしている女の子と出会ったり、菫先生にめちゃくちゃ呪詛をかけられてる蓮太郎くんに噴きましたw
菫先生、どんだけ蓮太郎くんを陥れたいのかww
社会的に抹殺する気満々としか見えません。
それでも本気のほんとに蓮太郎くんや延珠ちゃんのことを心配してくれてたりするんですよね。
なので私は菫先生好きだなあ……死体愛好家だけれども。
苦笑
ガストレア大戦中の歴史が真っ黒に塗り潰されていたりして、謎はまだまだ深まるばかり。
七星村という、第1巻に出てきた〈七星の遺産〉に関係してそうな名前も出てきました。
っていうか、もしかして名前付きのガストレア――ゾディアックって、その村の子どもとか、住民がガストレア化したから、とかだろうか?
なんの変哲のない三輪車に引き寄せられてスコーピオンが現れたりしていたし。
なんてことを考えながら読んでいました。
蓮太郎くんの兄弟子が登場したのもなにかの伏線なのか、たんなる偶然なのか。
一組でも民警ペアが必要なときに、単なる喧嘩で相手を殺した姿なき民警ペア。
死体の描写を見るかぎり、もしや彼らがとうとうやってきたのかなあ……と。
なにしろ、あの人が望んでいる展開ですものねー。
さて、青空教室で教鞭をとることに楽しさを見いだしていた蓮太郎くん。
間近に迫る滅亡という恐怖に人々の倫理もモラルもあっさり崩壊して、暴力の矛先は『呪われた子供たち』にまで及んで。
ラスト方面はもう……ね。
思わず「もう、逃げてもいいんだよ?」って言いたくなりました。
延珠ちゃん……°・(ノД`)・°・
とうとう倒壊したモノリス。
蓮太郎くんたちは東京エリアを死守することができるのか。
第4巻の発売が今から楽しみです。
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世界の危機に瀕した主人公が、仲間集めに奔走する。
というのはよくある展開だと思いますが、美少女ばっかり集めなかった点はとても、とても高く評価したい。
ハーレムも悪くないですが、やはり男同士の仲間意識というか。純粋に再会を喜び合う兄弟弟子とか、かつて敵同士だった相手とも拳を交えたうえで互いを認め合って共闘を誓うとか。
そういうロマンも大事だと思うのね。
今回は大きな戦いの準備段階だったけど、非常にワクワクした巻でした。
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途中から何となく嫌な予感はしてたんだけど、やっぱり上下巻だった!
ところどころ無駄に陰惨なシーンがあるけど、話自体はほとんど進まないので内容的には☆3。でも、はやく第三次東京会戦が見たい、という期待値を込めて☆4で。
日常シーンがアレなのはもうあきらめるとして、もうちょっとだけ文章がうまくなってくれれないかなあ。
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東京エリアを賭けた壮絶な戦いが幕を開ける! 様々な謎のヒントも姿を見せ始め、ますます目が離せない。最後はつらかった……。
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東京エリアが危機になって、そのための仲間探しから始まって、なかなかいい感じに話が進んでたのにラストの絶望がやばい…。
いよいよ4巻では戦いの始まりのようなのでどうなるか…楽しみです。
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初の続き物。4への流れなので巻数通り読むこと。モノリスの崩壊という一大イベントだが、本格的な戦闘や事態の収拾は4がメイン。
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まず表紙がカッコイイ。特に木更さんの刀がタイトルよりも手前に描かれているところとか。
新たな仲間・ティナを加え、延珠の青空学校への通学も決まり、束の間の平穏を満喫する4人。
それも束の間、数日のうちにモノリスの1つが崩壊、東京エリアの壊滅が決定的となる。それを阻止するため、蓮太郎たちは仲間集めに奔走する…といった話。
前後編のうちの前篇のため、内容としては次の巻へと繋げるための話な感じ。
とはいえ、とある民警との戦いは面白かった。新しい少女の登場や、ティナの射撃以外の戦い方も見られて面白かった。
そしてラストにかけての絶望的展開の連続は半端じゃない。この世界における普通の人間の負の部分が露骨に出た感じで、胸が締め付けられた…。