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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
家庭科に特別思いをはせたことはなかったけど、ちょっと注目。
うちの子にも弁当つくらせるか。
パンツのたたみかたは様々だなー。
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新聞広告によると
《家庭科を通して、どんな知識や技術が自立にあたって必要か、十代の生活に沿って具体的にアドバイスする。》
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英語の先生だった男性教員が、なんと家庭科の教員に!
家庭科って実は生きていく力をつけるとっても大事な教科なんじゃない?
母である私もいろいろ考えさせられました。
うちの息子たちにも読ませたい(夫にも)
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高校生ではないけれど、自立することは大事だなと感じた。
大人に向けて話してもいい内容ではないか。
僕も影響を受けて、お弁当を自分で作り始めた。
いま、南野さんがいうように、食が自立して、余裕ができたような感じをあじわっています。
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お母さんのようなオッサンを目指している僕としては、この上ない賛美を送りたい。著者は英語教諭から家庭科に転身するという珍しい人で、それは「生活」の重要さを知ったからに他ならないのだろう。
ビジネスで成功することを目指す本はいくらでもあるが、目の前にある「生活」を、これだけ大事にして、しかも平易な言葉で語っている本はかなり珍しいのではないか。
僕にも、かつては生活を犠牲にしてビジネス、という時があったけれど、今はずいぶん変わった。それは別にこの本を読んだから、といわけではないのだが、この本がだいぶ代弁してくれる気がしている。ビジネスだけやって生活を放棄しているオッサンに是非読んでもらいたい。
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男性の家庭科の先生が著者です。自分でなんとかできる力を持っていることが大事だと、生活的・精神的・経済的・性的な4つの自立について考えていきます。お互いの違いを知ること、何のために勉強するのか、家族の中での自分の立ち位置や役割、社会において働くということ、これら、あまりに当たり前過ぎて言葉に出してこなかったことに向き合っていきます。そして、自分を好きになり、自分という人間に夢中になって人生を生きていって欲しいと結ばれています。
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著者の南野さんは、大阪の府立高校で、家庭科教員に初めて男性が採用されたときの一人。どんな本が出たんかなと図書館で借りてくる。タイトルにもある「パンツのたたみ方」の話は、たたみ方にこだわるとかどうでもいいとか、そういう面にもその人の人となりがあり、このたたみ方が「正しい」というよりは、こんなたたみ方もアリですかとそれぞれ受けとめられたら、人間関係もうまいこといくんちゃうかなあ、というような内容。
その話のあとに「たたみ方いろいろ」と、イラスト入りで見開きに載っているのだが、私の正直な感想は「いろいろ、っていうけど、えらいチマチマとたたむ方法ばっかりやなあ」。半分に折って、さらに二つ折りして、二つ折りとか、三つ折りにして、それを半分に折って、なんとか…みたいな。「たたまない」というのはないのか?と思うくらい、なんべん折ってるねん、折り紙か?って感じ。
若い世代むけの(おそらく10代、中高生を意識した)ジュニア新書の書きようはこんなもんなのか、イマドキの家庭科はこんなもんなのか、サブタイトルに「新しい家庭科」勉強法とあるけど、新しいというより、私には、なんか古ーーい感じがした。
その「古ーーい」感がどこからやってくるのか記憶をさらってみるに、もう手放してしまった本で、内容はぼんやりとしかおぼえてないけど、私が20年以上前に読んだ『いきいきと生き抜くために』みたいなのだった。この本のサブタイトルはその名も「自立をめざす女子教育」。
人に頼らないで自分でやるのが「自立」、一番いいのは自分でなんとかできる力を持っていること、というような自立観、これって、今も有効なのだろうか?
▼「自立できていない人」は、一方的に世話になってばかりの人と考えてください。反対に「自立できている人」は、世話になることもあるけれど、人の世話もできる、つまり人と助け合える関係を作れる人のことです。(p.42)
こういう書きようは、"親に何でもやってもらってばっかりの高校生"を念頭に置いたもののようで、そういう若い人をイメージしてみたら、そうなんかなアと思わなくもないが…。
20年あまり前の私がこの本を読んでいたら、かなり食いついたかもしれないけど、今の私には、全体に「古ーーい」感じが先に立ってしまって、古新聞や古本を読むのはそれなりに好きだけれども、古い本とちゃうしなーと思ったのだった。
現役の家庭科の先生は、どう読むだろう?そして中高生は?と思う。読んだ人の感想を聞いてみたい。
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良書なので、ぜひオススメしたいです。
家庭科は、調理技術などの技術的なことの指導のことだけではなく、多種多様な生き方の違いを認めていくことなんだと思います。多種多様な生き方がある以上、幸せもたぶん人それぞれ違うはずで、それを認めてあげられるようになるのが大事かなと思います。
特に個人的にハッとさせられたのは、「人は何のために働くか」ということについて、もう何年も働いているけれど、改めて働くことの意味について考えさせられました。
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自立して豊かに暮らすということを考えさせてくれる良書。
若者向けに書かれていて、大変読みやすい。
ただ、自分が若い時にはこんな本を手に取らなかったし、読んでもケッと思うのかもしれない。
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実用書でこんなに感動したのは初めて。たくさんの人にお勧めしたい本です。著者は高校で家庭科を教えているので、高校生にはもちろん読んでみてほしいですが、内容は小学生から20代の若者、50代のお父さんなどにも充分楽しめる(?)ものになっています。読んでいて自分の生活に対する考え方や姿勢を見つめなおし、ハッとしたりドキッとしたりしました。ただ「自立して生活しよう」ということなのに、著者の深くわかりやすい言葉に感動さえしました。周りに便利な物があふれていて、一見豊かにくらしているようで「自分が気持ちよく、(人からも物からも)自立して、自身を持って暮らす豊かさ」は持てていただろうかと深く反省しました。家族とは何か、夫婦とは、お金とは、人と人の関係とは、社会とは・・・人が生きる上でとても大切なことが家庭科にはあったのだと目からうろこでした。学校教育の実践例もありとても面白かったです。先生が副教材として利用するのもよいのではないかと思います。手もとに置いておきたい一冊です。著者は心から生活を楽しんでいるのだなと思います。だから言葉がストレートに伝わってきて、好感が持て、信頼できるのだと思います。こんな先生に家庭科を教わってみたいな。
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2011年10月14日、読了。
大切なことがわかりやすくぎゅっとつまった本だった。こんな家庭科の授業いいなぁ。作者に好感がもてます。
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面白い!!(*^_^*)
著者は大阪府初の男性・高校家庭科教員。10年以上も英語の教員をしていたのに、なぜ副教科の家庭科に?彼はどんな授業をしているの?そっかぁ、そうだよね、と目からウロコのこの一冊。誰にでもお勧めしたいです。
私がこの本を手にとったは「正しいパンツのたたみ方」というタイトルに惹かれて。(*^_^*)
家事全般何も知らないままに18歳で親元を離れ進学、そのまま自己流の家事をやり続けている主婦としては、時折、ちょっと勉強してみようかな、という気になることがあるんですよ。
へぇ~、パンツの正しいたたみ方ってあるんだ・・、うん、タンスにしまう時、なんかしっくりこないたたみ方をしているような気がしてたんだよね、私、なんて、なんか軽いノリのハウツー物でも読むつもりになってたら、それがとんでもない!!(*^_^*)
南野先生は、本書で繰り返し「自立」の大切さについて述べられています。
対象は高校生たちで、実際の授業の再現までしてくれているから、私も高校生気分で読めてしまったのですが、高校生だろうが、アラフィフの主婦だろうが、自分の生活をいかに整えるか、人や社会とどう付き合うか、そして、お金や時間の使い方の大切さを明るく教えてもらって、これは面白い~~~!となったわけです。
そうだよね、考えてみれば家庭科って、いくらでも奥が深くなる教科だったんだ。
中学の時も高校の時も、受験に関係のない、はっきり言って、なきゃいいのに、とまで思っていた私だったのだけど、
理想の結婚相手ってどんな人?あなたはどんな優先順位をつけてるの?
賢い消費者って、品物を少しでも安く買う人っていうことじゃないんじゃないかな、
100歳になった自分を想像してみよう、
性的に自立するってどういうこと?
等々を、先生独自の切り口で高校生に考えさせ、
しかも、答えがそれぞれ人によって違うということ=人の生き方も認めること、1人暮らしであっても家庭であること、など、結婚直前の若いカップルや、たぶん一生独身じゃないかな、と思っている人、子どもたちが独立してしまった老夫婦にも、気づかせてくれるという優れ物の一冊でした。
タイトルの「パンツのたたみ方」に関しては、教員夫婦の夫から出された相談を基に、
以下、引用しますが、
自分のたたみ方にこだわることは悪いことではありません。しかし、一方で相手のたたみ方を尊重する姿勢も大切です。相手が自分の思うようにしてくれないのを非難するのではなく、話し合って「ああ、そういうたたみ方もあるのか」と一歩引いて受け止められたら、きっと2人とも満足できるに違いありません。またそうすることで、2人の関係もより深まるのではないでしょうか。
という、柔軟な頭というか姿勢を持つことが家族やひいては社会に生きるということじゃないかな、という提案が説教臭くなく示されているところに、なるほどねぇ~~~となった次第。
こんな授業を毎週受けられる高校生は、深みのある&面白い人間に���長できると思う。
私、これからでも受けさせてもらいたいくらいです。(*^_^*)
ちなみに、パンツのたたみ方のハウツーあれこれ、そして、洗濯物の干し方の基本的な考え方、など、図解入りの丁寧なレクチャーもあり、主婦歴30年近い私なのに、そっか、そうすればいいのか!という嬉しい驚きが。早速、今朝の洗濯物から応用してしまいました、なんて、これはもしかしたら恥ずかしいことなのかもしれないけど・・・。^_^;
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高校で家庭科というより、「生活力」を教えている先生による本。
ここまでヘビーでなくていいから、小学校高学年ぐらいからボチボチ教えていきたい内容。
人が生きていく上で必要な自立。
この頃の私のキーワードなだけにグッとくることが多かった。
生活的自立
自分で自分の生活を快適に整える力
精神的自立
ものごとの最終判断を自分で下し、それに責任がもてる力
経済的自立
見通しをもった生活が営める力
収入と支出のバランスが取れているかが大事
性的自立
各自が心地良く性を享受できた状態
「家族」ってなんだろう?
「何」のために働くのか?
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うーんなるほど、と感心しつつ、自分の子育てをふりかえって大いに反省してしまった。著者の言う通り「自立」のために家事能力は本当に大事だと思う。そう思いながら、現実には子どもたちにろくに家事をするよう教えてこなかったなあ。
数年前までは、土日にもしばしば出勤するオーバーワーカーだったので、家のことはとにかくちゃっちゃと手早くすますこと最優先(これは得意なの)。子どものすることを待ってなんていられなかった。娘が高三、息子が中三になる春、いきなり「毎日が日曜日」の人になり、今度はゆっくり家事ができるものだから、つい完璧主義(って言うほどのモンじゃないんですけど)になってしまっている。どうかすると息子には「どこかかゆいところはございませんか?」的サービスをしそうになる(そんなもん、思春期の彼にはうっとうしいだけだろうが)。
自分のことが自分でできるのは「自立」の条件であるし、「自信」につながる。言われてみれば本当にそうだなあ。ちょっと遅いかもしれないけれど、心して子どもたちに伝えていきたいものだ。もう一人の「家事がイマイチ心もとない人」である夫にも…、なんだけど、ああ、こっちがよけい大変そうだよ…。
著者は高校の家庭科の先生。教員だった頃、「自分の教えていることは本当に大切なことで、生徒に是非身につけてほしい」と心から思っているのは家庭科の先生が一番だろうなあとよく思った。これは私だけの感慨ではないはずだ。進学校でも「底辺校(イヤな言葉だね)」でもそれぞれに家庭科の先生の思いは熱かった。そんなことを思いだした。
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各章の総題として付けたタイトルなのだろうと思っていたら
本当にパンツのたたみ方について話が進むので驚きました。
高校1年生を担当する男性家庭科の先生が展開する授業に
生徒達はいやでも自分を客観視させられてしまう。
クラスで「ネコも含めて家族だと思う」が多いのに
「おじいさんと、おばあさんと、金魚」では
『それは違うでしょ~』という反応に笑いました。
家族と社会と学校の重なった位置に自分が居るという事を
さまざまな手法で自覚させているが、さらに自立するための
物の考え方の基本を学習させるというのが素晴らしい。
高校生に読んでもらいたいと思いました、、、が
読んでいて笑いながらも反省点の多い我が身に気が付きました。