クトゥルフ神話の幻影
2001/07/08 23:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Fw: - この投稿者のレビュー一覧を見る
現実と虚構、そして狂気が錯綜した、まさしく読者を狂気に陥れる本である。読み進むにつれ何が現実なのかがわからなくなってくるのだ。
多用されるアナグラム。謎掛け。繰り返される警告。のめり込む様に読んで、本当の恐怖を感じた。
しかし章が替るごとに場面(主人公)が何度も変わりいささか混乱を招く。その意図が解るまでには随分と読み進まなければならないため、一気に読み切らないとわからなくなってしまうだろう。しかし、一気に読み切ることができるほどに惹き付けられ、さほど苦にはならなかった。
ただ最後の山場とも言うべき解決編が、中盤まで盛り上がった割にはあっけなかったように感じたのが残念だ。
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ぁーこんな本も読みましたねぇ。
この本だっけ?「何ページに飛ぶ」とかって読み方したの。。。ぁぁぁぁぁぁぁ気になる。
今の今まで存在を忘れてたって事はそこまで面白くなかった模様。
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途中混乱して読みづらい部分もありますが、最後には「そうだったのか」的なミステリーものとしては最高の小説だと思います。決して混ざることのないホラーとミステリーの融合した斬新な一冊でした。
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途中が入り組みすぎて、ややこしくて、読みづらい。最後は謎の解明なのでさらっとなるのはしょうがないんだけど、も少しあってもよかったかな。読みづらいけど、読み終わっちゃえば面白かったと思える作品。サスペンスホラーが好きな人は是非!
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かなりカオスな内容なのは承知の上。本格ホラーと
本格ミステリの完全な融合を目指すという試みの高さには
敬服しますが、やはり本格ホラーテイストが勝ったような...。
そもそもホームズ、ワトソン役からしてホラーじゃんか(笑)。
かなり注意して読んでいたんですがやはり多少の混乱をしつつ、
でも想像していたより充分読みやすくて、作品としては面白かった。
作中に仕掛けられた病的なまでのアナグラムと暗号の数々。
こんなの初見で分かる人なんているんですか(笑)。
そして最後の最後。今作に使用された原稿用紙の枚数!!!
ザッツ・プロ作家!
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作中に仕掛けられたトリックに気づいた時は凄い鳥肌立った。今だと2chとかでありふれたタネなのだけれど、当時の私には斬新だったのです。
ここでもやりたかったのに、改行が詰められちゃうんだもの・・・!
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一応ホラーのはず。
最初は怖くてかなりの速さで読み進めましたが
途中からちょっと訳が分からなくなってきた・・・
結局いまいちよく分からんかった・・・
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「世界一怖い物語」、THE RED FLAMEをゲームブックを書く参考にしようとしている小説家、翻訳しようとしている翻訳者、購入した吸血鬼の古本屋の話。
ゲームブックのようにAからZまでタイトルがついており、章ごとに視点が変わる。ただし、ゲームブックのように順番を変えて読む必要はない。
途中から連続少女殺害事件の「犯人」を名乗る人物の視点も混じり、夢か現実かわからないような表現も出てくるため、何が現実で何が作中作なのか、解くべき謎は何なのか、わからなくなってくる。
一応吸血鬼の古本屋コンビ(将来高く売れる本を集めている最中なので、厳密には古本屋として活動しているわけではないのだが)が探偵で、少女連続殺人事件の謎を解くミステリーであり、犯人はTHE RED FLAMEという本の作者に操られて殺人を犯していたためホラー要素もある。
不老不死の吸血鬼が探偵役のため、一度の本の呪いで死んでも生き返るという反則も使ってくる。
作中のアナグラムなどのいくつもの言葉遊びが上手い。