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結構良かった!☆4.5くらい。
沖縄県産のサトウキビからラム酒を作ろうと立ち上がる、いわゆるサクセスストーリー。読み始めからきっと成功するんだろうなって分かってたけど、先は読めて
たんだけど、、、。なんだろ、中盤くらいから涙が止まらなかった。発案はまじむ一人だけど、周りのたくさんの人が温かく見守ってくれて協力してくれて、やっとの想いでできたラム。きっと晴天の日に吹くような爽快な風を感じるんだろうなあ。映像化してほしいな。
この話が実話を基にしたフィクションだと知り、さっそく検索。ああ、アルコール度数40度かあ。もっとお酒が飲めれば絶対飲んでみたいのに。ラム好きな友達にプレゼントしたい。
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8月、2冊目の原田マハ。
絵画や映画や沖縄&酒と続く題材は手広く、だけどもこれは好きなところを突いているようなのでまだしもとして、書かれている語りのトーンがそれぞれの作品によって異なっていて、色んな引出しがあることに感心する。
この作品などは、まるで“有川浩”を読んでるみたい(褒めてんですよ)な感じを持ちながら読み進む。
モデルがある話をフィクションに仕立てたようで、最後のこうなるであろうというところに向かってズイズイと進んで行く。
あまり大きな山も無く、それでも興をそがないのは、主人公やそれを取り巻く人々が皆良い人で、そこに交わされる会話や映し出される心根が、芯を喰ってるからなんだと思う。
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ラム酒という言葉と、原田マハの作品であるということが、手に取ったきっかけ。
私が今一番はまっているカクテル、キューバ・リブレはラム酒をコークで割ったもの。ラムコークという通り名のほうがわかりやすいかもしれない。バカルディのダークラムしか飲んだことはないが、香りに惹かれて飲み始めた酒である。
心地よい物語でした。
よく知りもしないのに、沖縄の言葉が快適で。
嫌いなものが一つもない背景に、透明なラムを「風の酒」と呼ぶ感覚が、ぴったり心にはまりました。知らないのに懐かしい。見てもいないのに美しい。いろんな感覚が、何一つ体験しないうちに身体の中からあふれてくる。
モデルになった金城さんのラム酒「コルコル」を手に入れたら、キューバ・リブレはやめておこう。
まずはオンザロックで。おばあのように。
沖縄には憧れ以上のものを感じて生きてきたつもりなのに…「うーじの森」と「さとうきび畑」が同じものであることを初めて知ったのは…恥ずかしい。
琉球地方の風物が描かれた物語に触れるといつも、なぜか心の中にあの独特の音階で作られたメロディが、三線の音色で流れ続けるのはどうしてだろう。
そうしてその音色が流れたあとの私は、この上なくくつろいでいて、たゆたう南の海に浮かんでまどろむような心持ちになる。
人生を終えるまでに必ず、私は琉球地方のどこかに住もうと思っている。そうしなくてはならないような、気がする。
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途中からラム片手にあっという間に読み終わった。
おばあ、おかあ、冨美枝さん、瀬那覇さん、登場人物1人1人の言葉に泣いた。
原田マハさんの文章に最近、涙流してばっかりだな
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自分にとって、『今 2014.10.23』
読むことが正解だった、と思える本。
読むべきタイミングで素敵な本と出会えること、これがあるから本好きはやめられない。
p.142
儀間さんの言葉に、まじむと同じ気持ちになった。
「ぞくぞくしてくるのを抑えられない」
「なんだろう。この人は、すごく大きい。」
p.143
「誰だって知らないことを始めるには勇気がいるさ。だけど、やってみればわかるもんじゃあないのかな。へえ、なるほどこんなふうだったのか、って」
10.25読了
みんなが幸せな本だいすき。
続きが読みたいな〜
続き作って欲しい(笑)
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[いいことも悪いことも、全部、風に吹かれれば、なんくるないさ。]
沖縄の南大東島のサトウキビでラム酒を作るお話。
おばぁとマジムの夢の酒を作るまでは色々と大変な事ばかりで、簡単では無かったけれど、マジムの一心な真心と周りの人達に支えられて造られた風の酒を飲んでみたいと思ってしまいました。
あとがきで実話であった事と、マハさんがまだ無名の時に出会っていたお話だったストーリーにまたジーンときました。
読んでいて沖縄の風感じて、とっても気持ちのいいお話だったと思います。
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凄くいい。凄くよかった。
南大東島のラム酒を作るまじむのお話。
風の酒 ラム酒。
青空の下で心地よい風に吹かれながら読んでいるような爽やかなお話。
随所におばあの厳しくも暖かい言葉が散りばめられていてほろり。
しかも、読んだ後に実在の人物がいるのを知り興味津々。
呑まなきゃ。まじむの酒を。呑まなきゃね。真心の酒を。
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でーじ、よかったぁ~!w
ラムは、風が育てた酒。むる(全部)風に吹かれれば、なんくるないさ(何とかなるさ)。
「沖縄のサトウキビでラム酒を造れば、本当の地酒(うちなー酒)が生まれる!」という夢を志し、見事実現した女性、「グレイスラム」社長の金城祐子さん。
南大東島産のラム酒「COR COR」誕生の物語♪
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原田マハさんのお仕事小説というか
このパターンの小説は元気をもらえます
沖縄の海の香りと風が吹く
さわやかで人情味豊かなお話でした
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最近、今野敏ばかり読んでたけど、久しぶりの原田マハさんの新作。
やはり彼女の本、好きです。
あとがきを読むまで知らなかったけど、実話ベースのフィクション。
こんな風に自分の可能性にチャレンジ出来る女性になりたいものです。
お酒全く飲めないけど、いいお酒に出会ったら私も美味しいと感じるのでしょうか…
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沖縄のさとうきびでラム酒を作ろうという夢を実現させた実話をもとにしたストーリー。
ストーリーはシンプルである意味コテコテだが、困難を乗り越えていくステップに共感していけることと、何より舞台となる南大東島の風景やそこで暮す人達の描写が素晴らしい。
さすがもとMOMAだと感心。
いつか訪れてみたいところが増えた。
南大東島の風を感じてみたいな。
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那覇にある通信会社で派遣社員として働く伊波まじむが主人公。
なんとなく派遣社員なりに働いていた彼女だったが、
ある時「社内ベンチャーコンクール」の告知を見て、
そして沖縄産のさとうきびでラムを造ることを思い立ったことから
物語は展開していく。
先輩社員たちの横槍を受けながらもしっかりと事業計画を立てて
社内審査に通るよう提案書を作成する。
さらには工場建設地や醸造家を探し出してきて…とかなり壮大な
話になっていて、話の規模としては大崎梢さんの『クローバー・
レイン』よりも大きいけれど、全体の読み応えはやや劣るかな。
まじむが壁にぶち当たったり困ったりしても周囲のおかげで
意外とあっさり事が運んでしまうからかな、きっと。
まじむにとって厄介な登場人物なんてひとりくらいだもんなぁ。
それでも、これを読んだらラムが飲みたくなるよ。
架空の話じゃなくて沖縄産ラムがあればいいのにー!
と思ってたら、あとがきに記載が。
この物語自体が事実を基にしたフィクションだそうです。
グレイスラム社のコルコルというラム、今度飲んでみようかな。
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サトウキビの産地の南大東島で国産ラム酒を作ると決めた派遣OLのまじむ。
祖母と母、会社の同僚、島の人達を説得&巻き込んで、ついにラム酒を完成させる。実話を元にしたフィクション。
美味しいラム酒を飲みたくなった。また、沖縄が豊かに描かれていて、旅行したくなった。
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高山松太さんのおススメで読んでみました。
面白くて一気に読了。
琉球アイコム沖縄支店勤務の28歳の女子が
純沖縄産のラム酒を造るという実話を基に描いたサクセス ストーリー。
28歳と云うと私も自分の可能性を信じて前に進もうと思っていたお年頃。
不覚にも結婚と云う大岩につまづいた。...ん? いや、そこんとこ どーなの?
今夜、クレマン アグリコールラムを飲んで考えてみよう。
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美術をモチーフにした作品が多い原田マハだが、今回は沖縄を舞台に派遣社員だったOLが社内ベンチャーの立ち上げに奮闘するお仕事小説。次々現れる難題に立ち向かう姿は読み手にも爽やかな気分にさせる。しかも、このお話にモデルがあったことを知って、実際のラム酒を飲んでみたい気分になった。