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塵理論はさっぱり理解できなかったので第二部は頭の中が暖かい人の妄想だと考えることにした。というか誰も現実世界からエリュシオンを観測できないんだからそれは存在していないのと同じだ。あってもなくても、どっちでもいい。
と思って解説サイトを見てやっと分かった気がする。つまり宇宙の全ての状態がそこらに散らばってて、連続的に接続可能な状態同士が勝手に繋がっていくっていう理屈か。そして、創造主の存在を決定的にするための「発進」。ただ、オートヴァース暴走云々は良く分からない。神は居ないと言いたかっただけなんだろうか。
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後半の方が断然に面白い。
結論も示唆的で考えさせてくれるものがある。
何筋かに話が平行しているので、読み返した。
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無理やり読み終わって、なんとなく分かったような
まったく理解していない。
でも、面白いことには違いない
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上巻に色々書くと下巻の欄に書く事が無くて困る。
ただ、順列都市に関しては、個人的に上巻のが好きだったりして。
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申し訳ない。
ハードSFの傑作に、私自身がついて行けませんでした。
グレッグ・イーガン、すごい天才だと思う。
でも、理解するのが難しい。
許してくれー。
ジョン・W・キャンベル記念賞受賞作。
ディトマー賞受賞作。
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上巻はそんなに面白くなかったが、下巻に来て世界設定ががらりと変わり、一気に飲み込まれた。
自動増殖する細胞から、一つの宇宙を作り出す。新しい宇宙に、今の宇宙から、コピーの体で移住する。新しい宇宙では永遠の命がある。元々コピーの体だし、自分たちが神みたいなものである。しかし、新しい宇宙で、新しい生命が誕生する。新しい生命は、神である自分たちが創造したとはいえない。彼らは自分たちの力で進化してきたのだから。新しい生命の深化は、神の範疇を超えている。
新しい生命体が、知能を獲得し、自分たちの世界を解釈していく。彼らが彼らなりの宇宙論を作り出す。彼らが解釈した宇宙では、宇宙の創生者である人間たちの存在は不要となる。理論対理論の対決となり、最後には、
神的存在であった人間(のコピー体)たちが、宇宙から追い出されてというか、理論的に存在しえないから消滅して終わり。という現代SFの極北。
これが90年代半ばに書かれたということがまずすごい。今の社会が、この作品の発想にたどりついていない。『順列都市』が映像作品になったら面白そう。
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自意識を持ち人として宇宙にある惑星で生きる。神と人の視点が人として見えたような気がしました。読了後は現実に戻るのに少し時間が必要です。
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乱暴にまとめると、創造主(オリジナル)と創造物(コピー)の関係を描いた作品。
SFはアイデアの宝庫であり、新しい技術によって発生するであろう倫理的な問題に取り組むジャンルでもあると感じる。このジャンルはかなり「実用的」な読みが可能。
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(*´д`*)すーほいSF作品だ。
予想を遥かに超えてた!
人間の想像力にもいろんなレベルがあるけど、これは凄い強度だと思いました。
SF作家はすごいなぁ。
ただ、何度読んでもわけがわからない部分もありました。
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最後のほうはよかった。しかし、どうしても全体を通しては面白いとは思えず。内容なのか、文章なのか。とはいえ上よりは展開も速く読み進めるのはそれなりだった。話の感想としてもいまいちつかめず。である。最後の崩壊する理論ないし理由は自分としては説得力に欠ける。
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いやー、豪快な話でした。この作者の「宇宙消失」もSF的大ネタを、緻密かつサスペンスフルにまとめあげた名作でしたが、この「順列都市」も、サプライズの連続で堪能できました。
セル・オートマトンとチューリング・マシンのアイデアは知っていましたが、これをVRなどと組み合わせてここまでスケールの大きな話に仕上げるとは。
「宇宙消失」とは、ストーリーや世界観としてのつながりは全くないのですが、「人間の意識が宇宙に影響を与える」というテーマで結びついており、おもしろいと思いました。
読み終えるとがまんできなくなって、早速「万物理論」も読み始めました。これもとても楽しみです。
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塵理論がわかりにくいとの評判だけど、自分も似たようなことをよく考えてたのですんなり納得できた。
ライフゲームの解説をそこそこ詳しくやっておけば、エデンの園配置とか「発進」のイメージが捉えやすいのかも
突き詰めて考えれば「発進」も必要ないんだよね……。
いっぽう、下巻のキモである「虫の影響でTVCのルールが変わってしまう」というあたりは、説明不足過ぎで納得いかないのだった。
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面白かったが内容が難解すぎておそらく3分の1ほどしか理解できていなかったと思う。しかしなかなか丁寧に説明してくれているため曖昧で大雑把だがストーリーの本質や流れは把握できた。またあとで2、3回ほど読み直したい。
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上下巻あるうちの「下巻」。こちらに入ると俄然話が進んで一気に面白くなる・・・のだが、最後の半分は「順列都市」内の話になって、いきなり数千年ほど時間がたったりしてしまい、そこにいくともうSFと言うよりはファンタジーになってしまう。
最初読んだ時にはエリュシオンと塵理論の話がさっぱりわからず(というか最初からわかる人は皆無だろう・・・)解説しているサイトを色々読んで、二回目をようやく理解。わからなかったのは、エリュシオンを動かしているハードウェアを停止しているのに「なんで数千年もエリュシオンは動き続けるのか?」ということ。。
で、これを理解する・・というか解釈するためには塵理論が必要なんだけど、これって物理で言うところの素粒子論に近い処がある。たぶん大学で物理を学んだ人にはイメージがわくんだろうけど、塵理論というのはようするに「ある一瞬を切り出しても因果律を無視したあらゆる世界の可能性が含まれている」ということを言っていて、エリュシオンの中で数千年がたってていても、私たちが感じることのできる実時間では数秒もたっていないということなのだ(というかそもそも時間がたつ必要がない。因果律がないので)。
こういった可能性に考えが至ると、結局この話で書かれている不死性というのは時間の近くの仕方による・・という結論が導かれるのだけど、そこまで書くと話が長くなるし、自分でもなにを言ってるかわからなくなりそう。
とにかくほっぽり出した感がある最後と言い、難解さが半端ない作品ではあるが、まるで今のコンピューターの状況をかなり正確に予想していて、一読の価値ありである。
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上巻は状況説明や登場人物の紹介に潤沢なページを費やしていましたが,下巻はそれらを踏まえてストーリーを展開していきます。
もう一つの世界に自分を置くような感じで,世界観に酔いしれます。
そこそこ難しいSFなので読みにくさは感じますが,SF慣れしたころにまた読みたい作品でした。
「塵理論」についてあやふやな状態で読み進めると辛いので,難しいと感じたらぐぐって解説を見ることをお勧めしますよ。