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脳の使い方を知る入門書
●篠浦先生の思いが伝わってくる箇所
脳科学的な見地から人間の心というものを
客観的に見つめなおして、進化させて
それを人類全体で共有していくことが
できるのではないかと考えているんですよ。
今後、脳と人間の心のつながりがわかると
期待がふくらみます。
●聞き手の方がおもしろい例えをしていて
脳というのは左右一部屋ずつに分かれた
三階建てのアパートみたいなものであると。
で、1階は基礎部分というかまあ、大家が
住んでいて、上の2階と3階にそれぞれ
個性の違う4人の人間が住んでいる
という感じですね。
篠浦先生は
1階は上の住人に影響を及ぼしやすい動物脳
なんです。
続いて
2次元の側頭葉は動物脳(大脳辺縁系)の
部位である海馬とか扁桃核に近いからなんです。
記憶する部分と感情を司る部分が近いと
何かと生命の危機を感じたときに、
それを記憶として強烈に残るからなんですね。
脳をうまく使えるようになりたい!
と思う本でした。