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ビジネスだけでなく、心理の分野からも多数の概念を引っ張りだし、各単語について解説がされている本。
横文字辞典としても使えるが、より実践的に本書の概念を活用し、パフォーマンスをあげていきたいと思う。
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ビジネススクールに通わなくてもMBAで学べる内容を学ぶことはできる、と説く。一方で、この本を読んだらそれだけでビジネススクールに多額のお金と時間をかけて通う価値を得られるわけではないと釘も刺す。そりゃそうだ。
勿論ケーススタディなどは扱わないが、今後どんな分野をどう深めていこうかという指針にはなる。まさによりよい問いを立てるのに役立つ本。
でも、本が重たくて持って読むのが大変だった。
誰かのレビューにあったように財務と会計がすっぽり抜けているのはいかがなものか。
〈学びたいこと〉
①自分が今後すべきこと
②課題解決のための独習法
③幼少期からできること
①・CIAsとMEVO、フックを考える、CTA
・価格設定
・KPIをはっきりさせる
②下記の中にヒント
③
第2章 価値創造
〈反復のステップ〉
1、見る 2、観念化 3、推量 4、どれか 5、行動 6、測定→1に戻る
〈フィードバックの価値を最大化〉
1、友人や家族ではなく、実際の潜在顧客からフィードバックをもらう
2、自由解答形式の質問をする
3、心を落ち着けて、冷静さを保つ
4、話を割り引いて受け止める
5、潜在顧客に先行予約の機会を与える
〈人が考慮する経済的価値〉
1、効能 2、スピード 3、信頼性 4、使いやすさ 5、柔軟性 6、ステータス 7、美的な魅力 8、感情 9、犠牲
第3章 マーケティング
・一節や一文で提供するものの主要な便益を説明する「フック」
・一つの単純で明白な行動を取るよう顧客を導く「CTA(行動の喚起)」
第4章 販売
〈価値あるものの価格を裏づける方法〉
1、取替コスト 2、市場比較 3、ディスカウント・キャッシュフローと賞味現在価値 4、価値比較
〈購入障壁〉
1、コストがかかりすぎる
2、効果がない
3、自分には効果がない
4、また今度にしよう
5、難しすぎる
第5章 価値提供
・期待効果:品質=パフォーマンス−期待
第6章 ファイナンス
〈事業収入を増やす方法〉
1、顧客数を増やす
2、平均取引規模を拡大させる
3、各顧客の取引頻度を高める
4、価格を上げる
第9章 他の人々とうまく協業する
〈怒りや防御を誘発せずコミュニケーションを取る〉
1、事実を共有する
2、自分の言い分を放す
3、他の人々のやり方について尋ねる
4、暫定的なものとして話す
5、試してみることを奨励する
第11章 システムを分析する
〈KPIを確認する質問〉
・価値創造
どのくらい早く、そのシステムは価値を生み出しているか?現在の流入レベルはどのくらいか?
・マーケティング
提供品に注意を向けている人はどのくらいいるか?どれくらいの潜在顧客が詳細な情報の提供に対して許可を与えているか?
・売上高
どれくらいの潜在顧客が、実際の顧客になっているか?平均的な顧客の障害価値はどのく���いか?
・価値の配送
どれくらい速く個々の顧客に対応できるか?現在の返品状況や不満足度はどのくらいか?
・財務
利益率はどのくらいか?購買力はどのくらいあるか?財政的に十分な状態か?
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カウフマン『Personal MBA』(栄治出版、2012)を読む。
MBAを独学するための読書リストを公開したことから一躍名を高めた元P&Gマーケターによるビジネス全書。
ビジネス概論、心理学、システム思考の三部構成で興味深いトピックに言及しています。(心理学関係ならば、司令官の意図、傍観者の無関心、帰属エラー、過剰な自己愛、後知恵バイアス、認知制御、パターン照合など)
マーケターでアフルァブロガーのセス・ゴーディンの評価を受けたことから、この読書リストはやがて、オンライン学習プログラムへと成長します。
本書は著者みずから「すべてを読む必要はない」というように、辞書的な利用が想定されています。
ビジネススクールの経費15万ドルと2年間の人生を取り戻し、みずから研究を深めるための視点が説かれます。
【本文より】
◯最終的に、私はビジネススクールをスキップしたが、ビジネス教育はあきらめなかった。学校でMBAプログラムを受ける代わりに、書籍を読みあさり、私自身のパーソナルなMBAを創り出した。
◯本書で学べること
・ビジネスの仕組み
・人々の動き方(心理学とその応用)
・システムの仕組み
◯取り上げないもの
・マネジメントとリーダーシップに関する詰め込み型の知識
・財務と会計の詳細
・定量分析
◯本書の活用法
・ざっと目を通す。
信じられないかもしれないが、本を最初から最後まで読み通す必要はない。
・本書を定期的に20回は見直す。
◯ゴーディンは(驚くことではないが)、入学予定者の不正行為に憤るのではなく、異なる見解を持っていた。ハーバードはこの学生たちに贈り物を与えた、というのだ。入学を取り消したことで、ハーバードは彼らに重要な機会を与えた。つまり、紙切れ同然のことを探求する代わりに、15万ドルと2年間の時間を返した。「MBAを取るなんて理解に苦しむ。3,40冊の書籍をよく読み、実体験を積むほうが、有効な時間の使い方だ」と、彼は書いていた。/「なんということだ。それはまさに私がやっていることだ」と、私は思った。
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ビジネススキルをより向上させたい時、仕事の品質を上げたい時の参考として、身近に置いて辞書的に使いたい。
最後の章で紹介されていたフォーブスの名言が一番グッときた。
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ビジネス、経営における「基本のキ」。著者が様々なビジネス書を読んで、そこから必要な要素をまとめられています。会社を経営するために何を勉強したら良いのかをインデックスとしてみることができます。自分に欠けている知識、盲点になっている部分を知ることができるので、振り返りを行うために良いのではないかと思います。
物、金、人というビジネスの基本プラス、それを動かすシステム。その基本を紹介されていて、そこからさらに勉強するための足がかりになるように書かれています。学び続けるための手がかりを得ることができます。
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カテゴリーごとに、キーワードが並んでいて、その解説が
続くといった印象を受けました。相互の関連性とか、図解など、表現方法に工夫があれば、もっと良かったかと。
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重要なポイントが分かりやすく整理されており、知識がない人でも全体像が理解できる、良書だと思います。
すべてを理解しながら読み進めるというよりも、筆者も言われるように、全体をざっと読み、手元においておき、必要なときに参考にするのが良いと思います。