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自分の持っている文庫の奥付が1986年だから実に約30年ぶりの再読である。
カバーが変更されえているが、自分は前の「ホテル自体の不気味さが表れている前のカバーのほうが好み。
それはておき。
この頃のキング作品はよく読んでいたが、『IT』以後はほとんど追っていない。
個人的にはやはり本作と『デッドゾーン』くらいまでが、キングのピークだと思う。
(下巻へ続く)
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中学生の頃だったろうか、図書館でパラパラと流し読みして、あるシーンの描写でとても読めなくなった記憶があった。
それから、映画「レディ・プレーヤー1」→Wiki「シャイニング」→DVD「シャイニング」→映画「ドクタースリープ」→原作「シャイニング」という一番ダメな順序での再(?)読。
原作→実写化で成功した例をあまり聞かないが、先に映画を見てから原作を読むと、「あらすじがわかっているので理解しやすい」「登場人物をキャストでイメージしやすい」メリットがある。ネタバレは仕方ないが。
さて、Wikiによると原作者のキングはキューブリックの映画版に怒っていたらしいがさもありなん。...というかこの話、実写化に不向きだったのでは?(マンガ化はありそうな気がする)
ジャック、ダニー、ウェンディの心理描写がメインで、恐怖を感じるシーンも、頭の中では「そんなはずはない」とわかっていて、理性が「目を開けろ、大丈夫だ」と命令しているのに、どうしても目を開くことができない幼少期のあの怖さ...読む、いや想像することの恐ろしさを映像化してしまったら台無しだろうと。
「リング」原作にあった「謎解きの面白さ」と「結末の(怨霊とかと違う)怖さ」が、「呪いのビデオ」と「貞子」という「映像のインパクト」に打ち消されてしまったあの感覚。
(見たことはないが)あの「実写版デビルマン」を、もし那須博之ではなくキューブリックが撮ったら、「美しくインパクトのある映像とキャストの鬼気迫る演技が評価されるが、永井豪のテーマは何一つ伝わっていない話題作」になったのではなかろうか。
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あるホテルに住み込むことになった予知能力を持つ5歳の男の子とその両親に降りかかる怪異。ホテルで起こる怪異現象の恐怖にヒヤヒヤする。
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上巻はまだホテルは眠っている。
これだけで、エピローグのようなものである。
ジャック、ウェンディというのはどういった人間かを詳細に描かれている。ホテルに行くまでがとにかく長い。長いが後々これがよくきいてくる。
上巻だけで400ページあり、読みごたえはかなりなある。読むのに時間が相当かかるし、1回だけではいまいち理解できないとこも多いかもしれない。
話に入り込めないとまどろっこしいかもしれない。だが、話はとても興味深く引き込まれていく。
時間があればすぐにでも読み返したくなった
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キューブリック監督の映画は、DVDレンタルにて鑑賞済み。
ジャックが、何故、家族を殺そうとした訳が不明。
雪に閉ざされ、下界と乖離され狂ってしまった犯行?
ともあれ、原作と違うとの事で、原作を購入。
上下巻の上巻を、やっと完了。
海外の作品は、読み難い。
わかっているけど、真相も知りたい。
‘20.02.01読書完了
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ジャック、ウェンディ、ダニーの親子は、冬の間オーバールック・ホテルで管理人として過ごすことになった。かつてアルコールに溺れ、癇癪を抑え切れないことで教職を失ったジャックは、今は酒を断ち戯曲を書くことで再起しようとする。ウェンディは一度は離婚を決意したものの、ジャックを支えることを選ぶ。そして未来や他人が考えていることを読み取る能力のあるダニーは、オーバールックホテルの禍々しさを感じながらも、両親への気遣いから反対できなかった。
冬を迎えようとするホテルへ向かった三人を待ち受けていたのは、逃げ場のない恐怖だった。
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彼がそれらのことをしたのではない。それらのことが彼の身に起こったのだ。
スタンリー・キューブリックの映画で見たことはありますが、原作が未読だったので読んでみました。
「かがやき」と呼ばれる読心術と千里眼、予知能力が合わさった能力を持つ子どもダニーと、アルコール依存症に苦しむ父ジャック、実の母との関係に葛藤を抱えた母ウェンディの3人が、呪われたホテル「オーバールック・ホテル」で客が来ない冬の間、管理人として生活を始めていくまでが上巻では描かれます。
「悪いことが起こるかもしれない」という予感の描写が素晴らしい。ダニーの能力はかなり万能なのですが、彼自身がまだ5歳なので、事態の打開を図ることができません。「危険があることは分かっているが、それを防げない」というわけで、飲酒欲求に苦しむ父、それにより不安定になる両親の関係、雪のせいで外界と接触が絶たれるホテルなど、少しずつ危うくなっていく様子がキングらしく丁寧に描写され、読み進むにつれ不安感が増していきます。
「ペット・セマタリー」で少し感じたエピソード過剰もありません。明確な幽霊描写も最後以外はなく、心理サスペンスといっても通用しそうです。「児童遊園で」の生垣のシーンなど、口で説明すると馬鹿げて聞こえるでしょうが、読むと本当にハラハラします。
凄く気になるところで終わるため、下巻が楽しみです。
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2020.5.16
420Pあるけど、読みやすいしあっという間に読み終わった。
上巻では、この家族の過去〜ホテルでの生活、217号室へ。
映画よりも各々の心情がハッキリ分かる。
ジャックの自己嫌悪な気持ちも理解できるし、ウェンディの離婚しようかどうしようかって気持ちも理解できるし切ない。
ダニーが映画よりもずっとずっと大人な印象。
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2020/1/4
映画見て、ドクタースリープまで読み切っての感想だけど
とりあえず上巻なのでラストの終わりはここで終わられたらドキドキしちゃうじゃん!読んでると家鳴りすごくて怖いし!って思った
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映画版が大好きなので、かなり物語が違うと聞いて楽しめるか不安だったのだけど、さすがスティーブン・キング。
文章だけで不気味さが伝わる。
特に動物の植木が動くシーンが好きだった。
ジャックがおかしくなっていく後半も楽しみ。
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スタンリー・キューブリック監督の名作映画の原作。
映画化にあたって、色々変更されたことで、原作者のスティーブン・キングを怒らせ、キングは原作通りのTVドラマを作らせた。
私はのこの2夜連続の原作通りのドラマも見たが、映画の足元にも及ばないと思った。
こう書くと原作がつまらないように聞こえるが、原作もとても面白いから、不思議だ。
映像化ってほんと難しい…。
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有名な「映画」の原作。映像が「怖かった」映画だったが、原作は子供のダニ-の超能力(他人の考えていることが、心でわかる。)(心の中にトニ-という人物が出てきて話ができる。)(レドラムがでてくる)(シャイニングと呼ぶテレパシー能力がある)(過去にホテルであった映像がみえる)と父親の狂気が混ざった「気狂い」になったお話と見える。読んでいてだんだん狂気が心に入ってきて読者自身も「狂気」になってきます。怖いですよ!。
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映画版見すぎて、ジャックトランスが自然にニコルソンに変換されてしまうのでキャラクター像がぶれて結構読みにくい