思っていたよりも展開がゆったり
2021/08/30 10:46
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投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
キューブリック監督による映画版では、ホテルに行ってすぐに大変なことがあるが原作では徐々に悪い状態になってくる。映画ではジャックの過去がほぼ明かされないが、この本ではそれが豊富に描かれているが、ややしつこく感じた。
溢れかえりそうな不穏さ
2020/02/25 20:44
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投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界的に最も有名な作家の最も有名な作品の一つである本作。
ホラー小説の金字塔と呼ばれる本作。
本作含めスティーブンキングの作品は、映画で鑑賞したことは多々ある。
しかし今まで一度もスティーブンキングの小説を読んだことはなかった。
満を持してやっとスティーブンキングの作品を読むことが出来た。
本作を読み驚いた部分が何点かある。
まず一つは映画版との違いだ。
映画版ではジャック・ニコルソン演じるジャックが母親と子供を襲うシーンを主軸としたホラー映画となっている。
破壊されたドアの隙間から覗くかの有名なシーンなど、オーバールックの幽霊屋敷という怖さよりもジャック本人の怖さが際立ったサイコ・ホラー作品である。
対して原作ではまず、ジャックがオーバールックの管理人として雇われることになった経緯やトランス一家が抱える問題などの背景を丁寧に描写していた。
個人的にはジャックとウェンディの緊張感をはらんだ関係性の描写が上手だと思った。
ダニーがジャックになついている様子を見て嫉妬するウェンディや、ウェンディが自分に向ける不信感に苛立ちを隠せないジャックなどの事細かな描写が良かった。
トランス一家の背景を描いた後には、ダニーの持つ「かがやき」と呼ばれる不思議な力がフォーカスされる。
映画版ではダニーの特殊能力はそこまで重視されていなかったが、小説ではこの「かがやき」が物語の鍵となってくる。
ダニーと同じ特殊能力を持つハローランのキャラクターがとても良い。
年齢の違いなど一向に意に介さず、対等な関係をダニーと築こうとする彼は本作で最もお気に入りキャラクターだ。
二つ目に驚いた点は展開の遅さだ。
オーバールックに到着後すぐに事件が起こるわけではない。
個人的には展開の早い作品のほうが好みだが、本作の展開の遅さは魅力の一つではないだろうか。
何かが起こるであろう不穏な雰囲気や、水面下では既に何かが起こっているのではないかという不安感がジワジワとやってくる。
その不安感、不信感が溢れた瞬間上巻は幕を閉じる。
物語は始まったばかりなので、下巻を最も効果的にするための上巻だと思った
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この小説を読んではじめて
「寒気がするほど面白い!!!」
「この小説のマンガが描けたら描きたい!」
と思いました。
・・・・そう言いながら
話が長くて途中であきてしまった部分もあったんですが
とにかくこれは映画より面白い!
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どこか不気味な展開を見せつつも、終始穏やかな展開で前編は終わる。
この落差が後編をより恐ろしくする。
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丁寧に(x2)状況と人物が語られる上巻。これから「何か」恐ろしいことが起こりそうな...というお膳立てとしては十分なのだけど、あまり話は展開しない。下巻に期待。
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悪霊の住むホテルの冬季管理人となった主人公一家。建物が人を殺すなんて…。
映画とは微妙に違うのが読みドコロですね。
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キューブリックとは随分違う印象の原作。
深い雪と険しい山に阻まれたディックと主人公をつなぐ、か細く頼りない「シャイニング」の人々が家族を救う。こちらはホラーというより感動作なのかなと思った。
キューブリック映画の味も嫌いじゃないけど、凍てつく舞台とは裏腹にこちらは心が温まる。
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ホラーの名手・キングの作品の中でもしばしば代表作として挙げられる本作ですが,雪に閉ざされたホテルに潜む「邪悪な何か」の不気味さや,徐々に狂っていく登場人物の描写が大変秀逸,つまり超怖い。ホラーの入門書としてもおすすめです。
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約20年ぶりの再読。
読み始めたら止まらないのは相変わらず。
後半へ不安を積み重ねていく様は十分堪能した。
さぁ、下巻へ
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映画観てからの原作。映画より面白い。
細かい心理描写があり、家族の温かみもある。
後半は不穏な雰囲気を感じる。下巻に期待。
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子供の頃に映画を観て、軽くトラウマになる程恐ろしかった。
ホラーが怖くなくなった今の私が観ても、ギャアアという絶叫の怖さじゃなくて、
じわじわくる映画の一つとなり、原作に手をだしてみました。
映画って結構シンプルに作ったんだなと思った
息子の能力、不安定な家族、親父の闇
あーー下巻も一緒に借りればよかった…!!!!
あの庭でのシーンが、もう、震えました
こえええええ
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キューブリック『シャイニング』を観てから。
感想はまだ上のみになるが、少々長いかなというのが第一印象。映画化するのであれば、多くを省略しなければ、話しがいったりきたりで飽きてしまうだろう。その点、キューブリックの恐怖一心さの省略は共感する。
主に長いのは、ジャックが狂人へと変わる、その環境作用。アルのくだりや、管理人とのやりとりなど、意のままにならないいらだちが次第に狂人へとジャックを変えていく。
ホラー小説ははじめてたが、映像の方がよりホラー感出るかな、そのもちろん見せかけではなく。
下によって映像にはない細かな心理描写があることを期待する。
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スティーブンキングの名作。一般には映画の方が有名でしょうね。でも、小説も面白いです。いわゆるクローズドサークルで、雪に閉ざされたホテルに一家三人が管理人としてやってきたら、実はそのホテルには・・・というストーリーです。この本の良いところは、やはりジャックトランス(主人公の父親)の描写でしょう。苦悩に満ち溢れたキャラクターとして描かれており、一緒にいたくない人です(笑。あと、どこかの漫画で見たREDRUMという言葉は、こっちで先に見たかったなと思いました(苦笑。
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本作がホラーの傑作と呼ばれる理由は分からなくもない。特に物語の3分の2過ぎからクライマックスにかけての手に汗握る展開は大変素晴らしかったと思う。しかし、この最終局面に至るまでの展開が無駄に長すぎるとしか自分には思えず、読み進めるのがしんどかった。ここまで細部を描き込む必要があったのか甚だ疑問である。
ところで「レッドラム」の意味するところって割と有名な気がするけど、もしかして本作が起源なのだろうか?
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1・2部はまだ登場人物の背景説明のような感じで、そこで2回挫折していた。
今回は一気に読んだので、最後の方のワクワクドキドキな展開を楽しむことができた。
クローズドサークルっぽいホラーで、下巻はこのまま疾走感のある展開だといいと思う(●^o^●)