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時の流れを越えた”ミドリ”と”タテ”の物語。
ふたりはいつの時代でも、姿や性別がかわっても、いつも愛しあう。
そんな二人の時を超えた”愛”の物語。
緑と楯は恋人同士。ようやく思いを遂げられた! という気持ちのつよい緑は、どうしても楯を束縛しがちだ。いけないと思いつつもやめられない緑。そんなある日、楯が家に帰ってこず、緑は楯を探す旅に出る。最悪のことばかり考えてしまう緑。そして楯を発見するのだが、その姿は変わり果てていた――(「幸せになりやがれ」)
水灯利と縦は性格も家庭環境も全く違う二人の少女。そんな二人がひょんなことから心を通わせ、穏やかだが激しい愛をわかちあっていく。(「水灯利と縦」)
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どちらの物語も主人公は(表記こそ違うが)「ミドリ」と「タテ」であり、ほかにも同じ音を持つ人が登場する。それはおそらく、場所や時代や形が違ったとしても、愛の本質は変わらないということなのだろうと勝手に想像するのである。本作では片や少女同士、片や男性同士の愛である。たしかにそれが二本の大きな軸ではあるが、それを描くことで、彼ら彼女らを取り巻く人たちの愛の形も見えてくる。なにしろ愛に包まれた一冊なのである。
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時の流れを越えた『ミドリ』と『タテ』の物語。どちらの作品にも登場をする、ミドリとタテだが、この人達は見えない絆で繋がっている気がしてならない。時代背景の全く違う2つの作品だが、通い合うもの(通ずるもの)がある気もする。独特の世界観を醸し出し、読者を惹きつける力がある、そんな作品たちであった。
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ちょっと変わった小説。
途中、同性愛の話に気付いた時、
ちょっと嫌な気持ちになったけど、
この作者はとてもファンタジーなんだな、と思う。
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不思議な世界のタテとミドリのはなし。楯さんは他作品にも出てきてた。縦さんのほうは話の設定を察するまでちょっと混乱。
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一人でも一頭でも一匹でも、幸せになれる奴からなればいい。だれのことも待たず、てんでんばらばらに、勝手に輝きはじめてしまえ。
この人の作品に出てくる、途方もない愛にいつもやられる。
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中編ふたつ。と思ったら、そうかふたつでひとつなのか。
輪廻の話なんだね。全然気づかず読んでた。
ニタダイの行く末が気になる。
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水灯利と縦、緑と盾の話。
どちらもこの世界でいるようで、少し未来の少しファンタジーな話。
どちらも同性ではあるんだけど、それは全然主題じゃなくって、簡単に言えば愛することなのかなと。
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水灯利と縦も、緑と楯も素敵な関係すぎる!!!どちらも同性同士の愛で、神聖なものだよなあーとか夜分にしみじみ思ってしまいました。
戯言
緑と楯は個人的にはコブクロの2人を想起させる。なんとなく。
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時間がなくて途切れ途切れにしか読めなかったけれど、時代や性別を越えた繋がりがみどりとたてをつないでいる、最強なのは愛!というのを実感した、いちいち表現がかわいらしくてうぐ!ってなる、すてきでした、、、
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こんなにも乱暴で身勝手で、それでいて思いやりに満ちた文句があるだろうか。
そう思わされるタイトルですが、性別も時代も飛び越えて愛し合う二人の、世界に伝えたい本音そのものなのだろう。
自分もいとしいひとも、大切な隣人も見知らぬ誰かも、どうか。
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先に続編を読んでしまってたけど、それもいい読み方、と思えた。
海辺の漁師の物語は金子みすずを思った。