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投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯人像にほぼピッタリな人物が傍にいるにもかかわらず、
一度も容疑者の一人と見ることもなく、
見当違いの人物を容疑者としてマークする警察にイライラした。
どんでん返しでこういう形にしたから仕方がないのかもしれないが、一度くらいは疑え。
あと、売りのグロさも「死の仕立屋」(ブリジット・オベール)などの方がグロくてダークだと思う。
推理もグロさも中途半端に感じた。
つまらない本に出合う。
2016/03/19 16:45
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投稿者:いち映画ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリー小説で人気というふれこみを見てつい買ってしまった本。
文庫本だし、ま、いいか、と。
推理小説でお決まりの人物表を一目、見たとたん…読む気が半分失せた…
もしかして…ああなるのかな…題名と人物表で読めてしまう…
読み進んでいくうちに連続女子殺害事件が現れてくる。
その手口は、残忍、残虐。血のりドロドロ。
そこで読む気力は、また半分、失った。
まさか、自分が推理した展開にはなりませんように、と思ったのだが…
しかし予想した通りの展開が始まって、
もう、飛ばし読み。
久しぶりの飛ばし読み。
結末は
私の推理は大当たり!
気持ちワリーーー
後味サイアクーーーー
不愉快ソノモノ!!!!!!!!!
もう、絶対この作家の本は読まん!!!!!!
思えば、同じ思いをした事あり。
シャーロク・ホームズシリーズ読んできた何冊目かの本だった。
ある事件を解決してみるとホームズはそこに囮捜査員の姿を見つける。
そのまま逃がしてやりゃーいものの、ホームズは自らの力で
捜査員の存在を世間に明らかにしてしまう。
その後、捜査員は遠いへき地に逃れたものの恨みをかった悪の組織に殺されてしまう。
それを知ったホームズは、胸を痛めるのだった…
その姿を読んで、まず感じたのは、
ホームズはバカだ!おおバカ野郎だ!
捜査員が死んだのは、お前のせいだ!
分かってんのか。
こいつの無神経さに腹が立ち、
ホームズなんざー
二度と読まなくなったーーー
明智小五郎もひどかったーーーー
「(なんとか)法師」(かな)
結末のところで明智は犯人が心から反省しているからと、
その犯罪を不問にする、と言い出す。
信じられない!
おいおい、明智君!
その犯人、三人も人を殺しているんだぞ!
三人も手にかけていることはー
計画性アリアリの犯罪だろーーー
それでも正義の味方か!
いったい何考えてんだーーーー
その道徳心の無さにうんざりしたーーーー
それから江戸川乱歩の本は二度と
手にすまいと誓った。
こいつらの本は絶対、読んでやらん。
といっても、こちは、
そう先が長いわけではないのだが……
あーあー久しぶりに気分ワリイーーー
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悪くはないが、その女アレックスの方が段違いに良いのでちょっと残念。死のドレスを花婿に、もなかなか良かった。本作はもうひとひねり欲しい感じ。
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『その女アレックス』の前日譚。
邦訳の順番は本書が後になってしまったが、本来はこちらが先……というか、色々な意味でこちらを先に読むべきだ。しかし、『アレックス』のヒットが無ければ本書の邦訳もなかったわけで、これも翻訳ものの宿命か……。
これから読もうとしている人は、こっちから読んだ方がいいよ~。
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ルメートルのデビュー作であり、ヴェルーヴェン警部シリーズの1作目なんだって!
なんでシリーズ順に翻訳しないかね……『その女、アレックス』読了の人には、タイトルだけで大ネタバレだっつーの!
とはいえ、ネタバレしてなかったらつらくてせつなくて読めなかったかもしれない……とも思う。
大人の事情もあるんだろうが、文春のミステリベスト2015海外部門1位も納得です。
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怒涛の猟奇殺人が描かれる一方で、小説へのオマージュが感じられて奥深かったです。私のような凡人でも、早い段階で犯人の目星がついたのですが、まさかこういう展開とは、、。読了後呆然としました。この事件の後、アレックスにてカミーユは復帰したんですよね。精神力強すぎです。
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残念なことに、『その女アレックス』とタイトルの盛大なネタバレのおかげで、結末はだいたいわかってしまっている。それでも一気に読んでしまうくらいに面白いお話だった。
この作者の持ち味である、あるきっかけで読者の認識を180度変えてしまう仕掛けには、今作でもやられてしまった。なんてものを延々と読まされていたんだという怒りすら湧いた(笑)。
しかしこの仕掛けのせいで、よく知っている人のことを本当は何一つ知らなかったというような心細さを感じてしまった。後半には、前半のようにのめり込めなかったかもしれない。
しかしそれすらも仕組まれていたことなのかも。結局読者は、作者の掌の上でいいように転がされてしまうものなのかもしれないなあ。
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読みやすく、展開がスピーディーで1日で読み終えた。最後の展開が少し荒っぽかったが、とてもおもしろかった。
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3冊目にして、初めて終わり方がもやもやしなかった。
でもでも!今回、相当早く犯人がわかってしまい、あーカミーユ、なんてバカなことしてるの!と、何度も思った。
そういった意味では、違ったもやもやが発生した。
そんなカミーユも、人間らしくて魅力的なのかもしれないが。
今年、ルメートルと出会えて良かったな。
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最後まで気の抜けないストーリーでした。読み終わった後の何とも言えない気持ちの悪さ。でも、それが癖になりそうでした。
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カミーユ警部シリーズ第一弾。
完全にやられました。
二部構成でとんでもないトリックを使ってきました。
ミステリー的には平凡とも言えますが、過去の名作へのリスペクトなども感じられ、著者は本当に本好きなのですね。
それにしても猟奇事件が多すぎ、フランス版ライムシリーズという感じもしてしまいました。
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『その女アレックス』を読んでいいれば
最終的に何が起こるかわかっているはずなのに
ながいながい第1部を読み終わるまで騙され続けた。
凄惨な事件を追う第1部、
第2部に向けて加速度を増すその後半、
結末を知りながら読まざるを得ない第2部。
読み終わってみれば後味どころか、
事件発覚から途中の胸糞悪い過去も、
心休まる場面や葛藤も、
舞台や題材、目的は異なっていても
I.マキューアン『贖罪』にも似た
読後にもう一度読み返したくなる感覚。
アイディアというかテクニックともいえるか、
しっかり物語、犯人の真の問いかけに
知らず知らずのうちに引き込まれ、
すべて作者の手の内で転がされた一気読み。
『その女アレックス』を読んだ後、
ヴェルーヴェン班の友情、信頼、チームの補完関係を
より読みたかったが、こうして築かれたことを知ると
胸が痛くなる。
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気持ちがザワザワする。頭もザワザワする。本当にそこへ行くの??そして読んできた物の本当の作者は誰??うう~~確かに起きた事はいったいどれ??
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こうして読んでみると、こちらが日本で先に刊行されず、シリーズ2作目の「その女アレックス」が先に刊行されたのが残念でならない。私はあまりネタバレを気にしないほうだが、これはどこをどう読んでも順番が逆であるべきだった…!
2作目自体が本作のネタバレになっているので、もしまだどちらも読んでいない人は是非「悲しみのイレーヌ」→「その女アレックス」の順に読んでほしい。後者で折に触れて描写されていたヴェルーヴェン警部の悲嘆と喪失感は前者で痛いほど分かる。
「その女アレックス」ではアレックス視点も大部分を占めていたが、こちらでは完全にヴェルーヴェン警部視点で話が進む。
シリーズ初回なだけあって、仲間のルイ、アルマン、マレヴィル、そしてボスのル・グエンを含めたチームワークも色濃く描かれている。
ただし、アルマンのサプライズや警部たちの情がいくらか救いを残してくれていた「その女〜」と違って、本作ではまるで救いがない…orz
まだ刊行されていないシリーズ3作目が待ち遠しい。
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「怖い…」、同時に「不可解極まりない」状況の殺人事件が発生してしまい、刑事たちは懸命に捜査活動に勤しむ。そして思いもかけぬことに気付き、捜査が大きく動く…
「怖い…」と思う一面も在りながら、何か「脱け出せない」感じになって、どんどんと頁を繰ってしまい、夢中で読了した…