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投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤面疱瘡にかかる男子は一人もいなくなった、病を根絶するには政官民の力がひとつになり、強権も振るう必要があったのでしょ
黒木夫婦、将軍夫婦、別れが穏やかな様子で泣いてしまいます。
記録として残らなくても命が紡がれ、病におびえることなく生活できる日常を皆にもたらしたんだから本望でしょうね。
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻でついに赤面疱瘡が根絶します、何よりうれしいのは青沼、源内、意次の苦労がやっと報われたということです、それにしても御台もお志賀もやりますね、あっぱれです
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投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一つのことを成し遂げようとする思い。良い事にも悪い事にも結実する様が。読んでいる側の気持ちは複雑だけど。
子はいつまでも子のままではない
2015/11/07 20:32
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投稿者:R5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
怪物・徳川治済を倒してめでたしめでたし、勧善懲悪!…とならないのが、よしなが歌舞伎。御台所と側室お志賀の方は殺された子の為修羅となる。一方将軍家斉は母の目を盗んで赤面疱瘡根絶にのりだすが、こそこそ画策されることを何より嫌う治済は、ついに家斉を殺そうと思う。自分の意のままにならない者は邪魔でしかないからだ。子は親の所有物、生きるも死ぬも親が決めてやる、そう思っている。しかし子はいつまでも子のままではない。いつかは意思を持ち親から離れて行くのだ。けれど愛された記憶は子にとって捨てられない宝物。宝物をくれた相手を棄てるのは子どもにとって重い役目だが、それを果たさねば子はいつまでも親の奴隷となる。その地獄の連鎖。自分が手を下すことは家斉には出来なかった。だから妻たちは共謀し、治済の毒殺を企てる。女は鬼になりきれるが、男はどうか?…家斉はその後仕事に没頭して、二度と御台所を訪ねようとしなかった。彼は幕府の威光と金を使って健康な総ての男子に赤面疱瘡の予防接種を授ける。それだけが自分の役目であるとして決して意志を翻さなかった。彼が撲滅したかったのは何だろう。子を失う母の悲しみだろうか、それとも母と子という恐ろしい因果の鎖を断ち切りたかったのだろうか。母と子はもっとお互い自由になっても良いではないか?何故お互いを愛しながら憎しみ合うことから逃れられないのか?もっと自由に生き、愛し、そして死んで行きたいだけなのに…。こんな風に終わりたくなかったのだ、誰とも。そんな彼の呟きが聴こえて来そうだ。仕事に生きる世の男性の切なさ哀しさが伝わってくる。男は一体、何のためにこの世に生まれて来るのだろう。それは、接種して生き延びた者たちが未来に答えを見つけるだろう。誰か、自分に替わってこの世界を生きて見てくれ。男は、どんな風に、生きているか?
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産みにまつわる苦しみ、ジェンダー、美醜など、将軍の代替わりごとになんとなくテーマが示されてきたけれど11巻12巻通してのテーマは「母親」だったと思う。
怪物・徳川治斉
御台所・茂姫
町医者の嫁・黒木るい
この3人の生きざまを対比することによって、治斉の異常さ、御台の壮絶なまでの我が子への愛情、そしてるいの強さ優しさがより引き立った。
彼女たちの他にもお志賀や高橋景保、江戸市中の男の子をもつおっかさんたちなど、多くの母親が登場し、母としての矜持を見せた。
また、黒木が望んだものとは最終的に少し違ったかたちになってしまったが、青沼や源内が遺したものが次世代に引き継がれ、実を結んでいく様子は涙なしには読めない。
そしてついに物語は幕末へ。見開き1ページの予告だけで期待感が半端ない!
80歳くらいになった伊兵衛がまだぴんしゃんしてたら嬉しい。伊兵衛大好きなので。
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将軍家斉、そして青沼の薫陶を受けた黒木、伊兵衛らの手によって、ついに赤面疱瘡の人痘接種……ならぬ熊痘接種が市井の人々にも広まり、若い世代の男の数は女と同等に?
貧乏でも不細工でも、全ての女が亭主を持てるようになった世の中へ。
そして時は流れ、黒船来航!
第十三代将軍、徳川家定が就任することに。
予告を見る限り、実際の家定とは大分キャラが違うようだが、筆者はどう料理するのだろうか。。。
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この巻で物語の柱の一つであった赤面疱瘡の克服に一区切りがつけられる。
吉宗が見つけた始まりの記録、それにより吉宗がまいたあらゆる種を彼女が見出した田沼が育て、皮肉なことに吉宗自身によく似た面差しを持った定信がそれをいったん潰し、逆転して以来初の男性の将軍である家斉がそれをもう一度育てる。
将軍家や幕閣という読者にとっては遠い存在の間のドラマだけではなく、そこには三巻かけて描かれるマイノリティや市井の人々の熱い戦いがある。
よしながふみの最大の強みは構成力だと思うが、12巻でこの内容を過不足なく詰め込む技量は同世代の作家には正直見られないと思う。多すぎたり少なすぎたり冗長だったりするものだから。
御台所と滝沢の策略は読者の半分以上は読んでいたと思う。けれど、治済のサイコパスぶりのすさまじさにはらはら感を最後まで持ち続けられた。
家斉を殺すことに決めた彼女の表情、共感性のかけらもない化け物が我が子に裏切られたと知った時、それは悲しみではない純粋な怒りの表情。
狂った妻が赤面疱瘡特効薬の話に目を潤ませ『男の子の母親すべてが持つ病の恐怖からの解放』だと感激するのを、家斉は胸をつかれたような表情を見せる。それまでの誇らしげな晴れやかさではない。
そうではない母親を彼はひとり知っていたからだ。
そしてすべてが終わった時、彼があんなにも愛していた妻を遠ざけたのはそんな母親を救ってしまった自分の弱さを直視したからだろう。
子供は彼の子供でもあるのに、彼女たちは仇討を彼に持ちかけなかった。
一人は命すら捨てたのにもかかわらず、自分の懇願を聞き届けた。
優しさはもちろんだが、彼女たちは自分の弱さに気づいていてそれを許せるほど強かった。
御台は自分が彼を裏切ったからしようがない、と理解しているが、おそらく彼は恥じていたのではないかと思う。
愛も知らない子供の仇の化け物をただ母だというだけで、殺せない弱い自分を許せなかったのだろう。
だからこそ、臨終の際すべてが終わったとき、幸せだった二人の姿でその時は描かれた。
同じころ黒木も息を引き取る。
尊敬していた友人たちや、ともに歩んでくれた朋と飲みあい、愛した女に別れを告げて、そのすがすがしい最期は同じやり遂げた男であっても家斉のものとは違う幸福感に満ちている。
そして今から怒涛の幕末編だ。
敢えて女将軍に戻し、さらにあの阿部正弘を女幕閣として登場させる。
どうなるか非常に楽しみだ。
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御台とお志賀さんがすごすぎる!
かっこいい!!
そして赤面疱瘡がついに!
青沼さんから黒木さんに。
おおお、やったねえ…ついにねえ…!と感動。
上様は最初は頼りないなーと思ってたけど死に際の言葉にぐっときました。
そしてまた女将軍に。
どうなるのかなー。
楽しみだな~
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赤面疱瘡なくなっても話が続くとは思ってなかった。男女の力関係がいったりきたりして面白い。これから幕末に向かうのかと思うと益々楽しみ。
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よしなが先生の和風SF(ちょっと不思議)作品も早12巻。
今だその面白さは健在です。
治済の最後には色々と考えさせられましたが一段落の巻となりました本作.....
以降もこの面白さを維持できるか.....まぁ、するんでしょうね。よしなが先生ですもの。
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鎖国~ペリー来航をこうつなげたか!
女老中たちが、だから男に政治は荷がおもい、と口にする。でも、時代をかえたのは、弱者とされた男たちの才能と熱意であり、弱者を信頼し支えた女性たち。深いよね!
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いやもうそういう問題じゃないかもしれないけどとりあえず言わせてほしい…女は怖い。
それにしてもようやく、ようやくここまで来ましたか…。この作品をこの作品足らしめていた問題の根本が解決し、いよいよ正史と重なっていくのかと思いきや…
次の巻が気になります!
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最新刊すごい迫力で息詰めて読んでたせいで、なんだかクラクラする。恐ろしい。サイコパスももちろん恐ろしいけれど、大奥本当に面白すぎて恐ろしい。読んでて面白すぎて打ちのめされてしまう。
赤面疱瘡根絶しても話が続くとは思っていなかった。そして次巻ついに幕末!
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赤面疱瘡がなんとかなったかとおもったらまた大波乱な予感!
しかし女性ががんばってたんだから男女平等ぽくなってもよさそうだったのに残念
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治済が倒れて一線から退いた後、家斉が徹底して赤面疱瘡を駆逐しようと戦ったのは見事でしたが、正室と疎遠になってしまったのは残念だったな。治済と対峙した戦友として共にすごして欲しかった気がします。そして13代将軍家定がまた女将軍とは、これいかに?すると、篤姫は男性となるの?先が読めな~い!