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引き続き第二巻。
やっと読み終わりました笑
子規の癪持ち具合はちょっとだけ死んだ祖父に似ていてなんとなく懐かしい。香川照之がどう演じてくれるのか楽しみ。
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☆うまれつき勇敢な者というのは一種の変人に過ぎず、その点自分は平凡な者であるからやはり戦場に立てば恐怖が起こるであろう。「そういう自然のおびえをおさえつけて悠々と仕事をさせてゆくものは義務感だけであり、この義務感こそ人間が動物とはことなる高貴な点だ」(秋山好古) ☆「凡人の幸福は求むべきにあらず。おのれを軍神の化身なりと思え」(秋山真之) ☆「人間の頭に上下などはない。要点をつかむという能力と、不要不急のものはきりすてるという大胆さだけが問題だ」(秋山真之)
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2009.10.18 start →2009.10.28
一巻目よりも読み応えアリ。
何より好古・真之・子規の生きざまについての描写に印象深い文章が多く、思わず付箋を貼ってしまった。
作中の真之ではないが、いい文章は覚えて糧としたいものです。
子規の俳句を読んでいて、和歌をかじりたくなった。
そういえば、大学時代に子規について講義を受けたことがあって、
『歌よみに与ふる書』はその時、取り扱っていてその批評がとても理解しやすく自分は共感がもっていたということを思い出した。
日清戦争・義和団事件なども『そういえば授業でやったな』って用語がちらほら。
でも、その時はほんと暗記としての学習だったから、到底意味など分かっておらず、今回読んでいてやっと各国の情勢がわかって当時より理解が深まったと思う。もちろん、フィクションだったりする部分もあるだろうから、史実とあわせてちゃんと知りたいとも思った。
そんなこと思いながら今回もわりと楽しく読めました。
ただ… 最後の最後で日露戦争勃発前のロシアの説明がしんどかった…
挫折しそうになったがなんとか乗り越えました。
これで今年の年末は存分にドラマを楽しめる!!
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明治維新を経て近代国家の仲間入りをしたばかりの日本と、その時代を生きた「幸福な楽天家達」の生涯を中心に描かれた、司馬遼太郎の作品を代表する全8巻 総ページ数3000ページ以上の超大作歴史小説。
日露戦争を舞台に、そこに生きる人々すべてが、それぞれの目の前に浮かぶ雲(夢、目標)を見つめながら近代化への坂を上り、その実現に向けて突き進む姿に、老若男女問わず無我夢中に惹き込まれて読破してしまいます。
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ロシアの皇帝ニコライ2世時代の大蔵大臣ウィッテの言葉『過ぎたことをふりかえるとき、人間は神になりうる。』は至極名言だと思う。
我々は往々にして無責任という神になる。
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日清戦争から日露戦争に至るまでがメイン。
真之のアメリカ留学~米西戦争、ロシアの歴史に関する著者の記述には舌を巻いた。よくここまで調べたなと。
あいだあいだに入る子規の近況が現実感を取り戻すようで、物語を締めてくれる。
でも読むのに3週間かかった 苦笑
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全巻通読後のレビューです。
まずは、司馬氏が日露戦争について独自に丹念な調査をし、非常に力がこもっている作品であることを述べておきたい。これについては、作品を読んでもらえば分かるが、戦争当事者の生の声を収録している。これは非常に画期的なことであると思う。
さらに、日本側だけでなく、ロシア側の事情も細かく描写されているので、大変勉強になる。歴史好きにはたまらない作品となっている。
長いので、読後の充実感はあるが、戦略面での話がやや細か過ぎるきらいがある。地図を何度も見返しながら読まねばならないために、分厚い専門書を読んでいるような気分になる。
手軽に読めない点で、星をひとつ減らしたが、十分に楽しむことができるいい小説である。
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歴史よりに話が進むとちとつらい・・・。
つまらないわけではなく、読みにくいだけなのでがんばります。
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(再読)日清戦争から日露戦争前々夜まで。 列強のそれぞれの思惑と明治日本に暮らす軍人・政治家・俳人の時代感覚の対比が面白い。
(詳細はブログにて)
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明治維新によって日本が世界に門戸を開く時代■いくさは、たれにとってもこわい。・・・そういう自然のおびえをおさえつけて悠々と仕事をさせてゆくものは義務感だけであり、この義務感こそ人間が動物とはことなる高貴な点だ■日本は、自分の独立をまったくする唯一の道は、一国の急逝をなげすててあたらしい秩序にきりかえる以外にないとおもい、それを唯一の要件とし、それを断行した
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少しペースダウンしてしまった。読みにくくはないのだが、歴史的解説がずいぶん多く、物語の進行が遅い気がする。確かに良く調べてあり、興味のある人には良いのかもしれないが、、、、。日露戦争前。
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「国民的作家」司馬遼太郎大先生さまを、あれこれ言うのは
おこがましいけれど、私はどうもこの方の文章が苦手。
わかりやすいけれど、なぜか嫌。相性が悪いとしか言いようがない。
それでも、これだけは読破したいと自分を叱咤激励。
第一巻は快調に読めたけれど、2巻に入り、ペースがガタンと落ちる。
日清戦争に入り、戦争の作戦やら布陣やらにページ数が割かれるのだが
これが全く分からない。
私の頭が受け付けない。
正岡子規が出てきてくれると、ほっとする。
青息吐息で読了、それだけで自分に拍手!
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二巻は主に日清戦争に絡む話が中心となる。その上で正岡子規が俳人として全盛期を迎える辺りの時代背景が描かれる。
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秋山兄弟も子規もビジョンがしっかりしている。
自分の目指すところに向かって真っ直ぐ歩いている。
真之の分析力は見習う部分がある。
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まぁ、大河ドラマにもなった有名な話。世界の列強と肩をならべる明治日本の近代化の話。なんというのかな、ナショナリズムの発露っちゅうか、清国、露西亜なにするものぞっ、てなる本。個人的には主人公の秋山兄弟の活躍に血湧き肉踊る。途中で時折だりーな、って思っちゃうんだけど、最後のカタルシスっつーのかアレがやっぱスゴい。2巻。