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投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
結構な量でしたが途中でやめられず一気に読みました。強引な話運びや閉じた世界観が少し残念な気がしましたが、つきまとう悲しみと愛情のやり取りは感じ入るものがあります。天使になる前の暁天の恋人とリンのトラウマって何か関係があるのかすごく気になります。
しんみり さわやかな感じです
2018/05/31 11:38
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投稿者:れん - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い物語です 私は最初のほう 特に暁天さんが天使だったころのお話から引き込まれていったので すんなり読む事ができました
途中の瑛仁さん夫婦の話のあたりは あまりにも丁寧に書かれているので 読んでいる時はじゃまに感じてしまいました しかし 何よりも瑛仁さんはリンの宿命には欠くことができない人物であることから 全体的にみると必要だったのかなと思います 読んでいる時は あまりにも身勝手な夫で 凛に対しても不誠実ではと 腹がたちました 基本的に やさしくて 真面目な良い人なのだとは思いますが…
暁天さんは凛が何も言わなくても 必要なこととか したい事とか わかっていて 大きな愛情で包み込んでくれます
幸せであるほど 別れがつらいけれど また巡り会える
しんみりしたりするけれど いろいろ考えさせられる 読後感はさわやかなお話でした
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予約して楽しみにしていた今作。
時間のある時に、大事にじっくり読もうと思ってましたが、
あまりの表紙の美しさに衝動を抑えきれずに一気読み。
はあぁぁぁぁぁぁぁ…………(溜息)
何でしょう、この充溢感。
何だかどんな言葉を選んでも陳腐になってしまうというか、
取りあえず読んで良かったです。
輪廻転生ものは使い古されたネタだと思っていても、書き手によって
その色は様々で、今回の朝丘さんの転生ネタは胸があたたかくなり
たまらない幸福感に満たされました。
幸せの感じ方は十人十色ですが、こういった形が苦手という人も一定数
いると思いますので、好き嫌いは分かれると思います。
お涙頂戴だと思うかもしれません。
でも、何度でもリンのことを見つけ出し、愛してしまう暁天と、
生まれ変わって記憶をなくしても、やっぱり何度でも暁天に恋を
するリンが愛しくて愛しくて。
幾度となく繰り返される輪廻の中で、このふたりの紡ぐ幸せを垣間見る
ことが出来て、たまらない満足感でいっぱいです。
リンも暁天も尊も、そして明美やるりも、みんな素敵なキャラで好きでした。
唯一、転生前も転生後もクズだなと思ってしまうのが瑛仁なんですが、
これもこの人の役割だと思えば納得出来ないこともない……。
小冊子もボリュームがあり、最後の最後まで丁寧に描かれる二人の様子に
こみ上げてくるものがありました。
読み終わった後でもう一度表紙を眺め、そこに掛かる虹と、キラキラ光る
雫を見ていると、胸が熱くなります。
ずっとふたりが幸せでありますように。
そう願わずにいられないようなお話でした。
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いいお話だし、うるっとする瞬間もある。
あとがきで、全員が号泣することって書いてあったけど、もしそれに読者も含まれてるなら私は号泣はしなかったな。。。すみません。
これは輪廻転生でずっと縁が繋がっている人々のお話です。
たしかにBLだけど、登場人物すべての人生の物語、そして主人公のリンが結ぶ人と人との縁の物語だなって思いました。
朝丘さんの丁寧な描写は好きだけど、リンとアキタカのイチャイチャシーンは甘すぎるというかちょっとくどくて、うってなっちゃいました。
お話全体は面白かったし、ぐっとくるものもあります。私的には、天使のアキタカが涙を流してしまうシーンがピークでした。
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涙は出ませんでした。
でも、うらやましかった。
魂の結び付き。
親でも兄弟姉妹でも、あるんかなぁ。
再び巡り合っても、今世でうまくいかなかった部分はいっしょかなぁ。
切なくなるね、いろいろ。
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朝丘さんにしか描けない世界観で、愛する事の苦しさと喜び、生きる事のかけがえない幸福が描かれていて、キャラクターみんなが真摯で愛おしくて堪らない。
夏に出会った暁天とリンの不穏な空気に『これから季節が巡った先で二人は表紙のような穏やかに笑いあう関係になるんだよね? どうやって??』とハラハラさせられたのですが、成る程そうきたかー……と。
頑ななリンの気持ちを溶かして愛する事、限りある時間を精一杯生きる喜びと優しさをプレゼントしてくれる暁天さんの優しさに胸がぎゅうっと包まれるよう。
恋に憧れ傷つく病弱な少年と天使の出会い、天使の設定から生まれ変わったその先で約束を果たす下りは切なくて綺麗で優しくてぐっと胸に迫るものがありました。
綺麗で優しい光の雨が降り注ぐよう。
暁仁にはやきもきさせられましたが、人間の狡さや脆さが丁寧に拾い上げられて、彼と妻の明美が人生のパートナーとしてきちんとお互いを受け入れ共に生きていけるようになったのには素直に良かったなと。
脇役まで余すところなく魅力的で、特に明美と猛が好きです。
おまけ冊子までボリュームたっぷりの中、丁寧に穏やかにひとつずつ感情を掬い上げるような優しい世界が広がって、読後は胸いっぱいの優しい気持ちに包まれるよう。
それにしても、何度生まれ変わっても短命と同性愛の苦しみを抱えて生きる運命のリンも辛いけれど、そんなリンと限られた時間を生きて、必ず別れの辛さを乗り越えなければいけない事を覚悟してそれでもリンに愛する事の幸福を教える、何度でも生まれ変わって見つけ出してリンを幸せにする、と、苦しみを乗り越えて人生を全うする覚悟を決めている暁天は本当に強くて優しい……。
愛する事のかけがえない喜びと奇跡か溢れたお話でした。
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少しずつ読んでいたからあまり入り込めなかった…。瑛仁の件りが面白かった。これから小冊子読むのが楽しみ。