熱い!ひたすら熱い!
2016/10/30 21:21
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投稿者:あかみにとまと - この投稿者のレビュー一覧を見る
白鳥士郎氏の作品『のうりん』においては、表面上の軽妙なギャグに隠された真剣なテーマについ引き込まれて全巻読破していたが、『りゅうおうのおしごと』はそれ以上に棋士たちの熱いドラマに引き込まれる。
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投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アマでも出られるマイナビ女子オープンにあい、天衣、佳香さん。八一に異常な執着を見せる祭神雷は究極のエゴイストだった。嫌がる八一に、あいちゃんと雷が盤上で熱いバトル。「あなたにわたしの竜王が取れますか!?その勇気があるんですか!?」盤上でのあいちゃんの雷への問いかけ。最強の駒「竜王」で攻め、竜王を渡しないとあいちゃんの強い意志が雷を打ち破る。あの後のサプライズも良かったな。鵠記者の誤解を招くような記述とニコ動画に爆笑。次回、初めての防衛戦で最強の強敵に挑むこととなった八一と桂香がどうなるのか。
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熱血難波将棋物語4巻。今巻は東京でマイナビ女子オープン将棋トーナメントに参加する話。1巻はあい、2巻は天衣、3巻は桂香さんの物語だったところ、4巻で彼女ら全員に焦点あてた話となる。あいと天衣の絡みが出てくるのが地味に嬉しい。
勝負は非常であり、必ず勝者と敗者が存在する。勝っても嬉しいだけとは限らない。圧倒的な才がある者、どんなに努力したって超えられない壁がそびえ立ち、諦めない気持ちが試される。だが諦めなかったからと言って高みに登れるわけではない。強い者が正義という圧倒的な世界。強さだけではない、信念を持っている。
コメディとシリアスの配分、並べ方が非常に上手い。鹿路場棋士はおっぱいキャラかと思いきや、巨乳という属性含めて彼女という一人の人間に仕立て上がっている。
将棋の対戦シーンは相変わらずよく分からなかったが、うまく解説者を挟むことによりどちらが勝っているのか、圧倒的なのか僅差なのか、その勝負の妙みたいなものは伝わってきた。
是非本書で将棋に興味をもった人のために、はじめの一歩の指南書などを紹介してもらえると助かる。
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マイナビ女子オープンに参加する、雛鶴あい、夜叉神天衣、清滝桂香。
まずは前哨戦のチャレンジマッチ、そしてマイナビ一斉予選。
雛鶴あいvs祭神雷、
夜叉神天衣vs鹿路庭珠代、
清滝桂香vs香酔千。
ガチの将棋バトル、アンド盤外戦。
次は竜王戦へ、海外対局?
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姉弟子(かわいい)。九頭竜門下のふたりが表舞台に出たら、いろんな意味で大騒ぎになりましたとさ。ふたりからの誕生日プレゼント、これはうれしい。イカちゃんこわい。次は竜王防衛戦。
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棋力の男女差ってのが気になるところではあるけど、女性も男性も、熱い将棋を指しているのが素晴らしいし、盤外戦術の仕掛け方なんかはタメになる。
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◆皆が「勝つ」ために、徹底して準備をし、知恵を絞り、心の炎を燃やす。そんな様が愛おしくなるシリーズ第4巻◆
熱さ、本気度、切迫感。地位と立場、経験、そして勝ち負けに対する感受性。
もちろん、これらはキャラクター毎でそれぞれに違いはある。
が、勝ちのために身を削り、知恵を絞りだし、心の炎を燃やす。その模様や心意気は皆同じであり、その描写に感服するほど感情移入してしまった。
なによりも、夢=茨の道を歩み出せた桂香嬢の最終局面。そして、あい・天衣コンピの師への想いが迸った「マイナビオープン」予選決勝とその後の模様が珠玉である。
そして、八一は、彼女らのバトンを受け、竜王位防衛戦へと向かう。第一部最大のヤマであるが、相手は「神」。
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今回は一巻区切りというより中継ぎ風のお話
しいていえば女流棋士の存在意義か
のうりんと変わらずキャラクタの使い惜しみがなくがんがん話が進んで
落としどころがなかなか読めないが
女王(マイナビ)獲得→竜王一年3勝4敗で失冠(永世七冠獲得同時に衰える)→
時間を飛ばして中学生編(絶対可憐)普通に三段リーグ抜け→復位ハーに挑戦で終わり
という展開を予想
くぐいさんは頑張ってるが大天使さんは感想戦から出てこれないのだろうか
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東京、マイナビ女子オープンの巻。あいと天衣、桂香が中心。表紙がイカとあい。漫画のほうではマイナビ女子オープンで、イカの盤外でのちょっかいであいが変になっていくのとこらへんが、ものすごく嫌だったのだが、4巻ではそういうのはまだない。チャレンジマッチも問題なく通過、一斉予選でもあい天衣両方危なげなく勝ち残る。桂香があやういのがいいバランス。あと、竜王の挑戦者が決まる巻。次巻は八一竜王防衛線。うう、楽しみ。
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将棋に賭ける勝負師たちの一挙一動が瑞々しく、時に華麗に時に泥臭く描かれていて読み始めると夢中になってしまう。
将棋の事は駒の動かし方とその他のルールしか知らなくても十二分に楽しめる。
地味で難しいとされる将棋だが、この作品の中ではキャラクターたちが活き活きとしてその熱さ、楽しさ、負けた悔しさ、勝った嬉しさを存分に語ってくれる。本当に面白い。