飛行機バカたちの物語
2001/07/25 01:25
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投稿者:ひろみやりょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
flying foolsの続編にして、完結編。第一次世界大戦中の、イギリス軍航空部隊の傭兵部隊に、元婚約者と喧嘩した勢いで入隊してしまった、とことんの飛行機バカのアメリカ人リックが主人公。撃墜王をめざして驀進します。レッドバロンこと、マンフリート・フォン・リヒトホーフェンや実弟ロタール・フォン・リヒトホーフェン、後にナチ党員として悪名をはせることになるゲーリングなど、ドイツ軍の実在の人物も数名登場しているのが、歴史好き・ドイツ好きには堪らないのではないでしょうか。複葉機などの説明や描写力もすでに定評があるシリーズです。基本路線はコメディなのですが、第一次世界大戦を舞台にしているだけあって、重過ぎず、軽すぎずというところで、しっかりとシビアな現実も描いています。
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そして、須賀しのぶの中では一番大好きなシリーズ。
第一次世界大戦の頃のまだどっかのんきだった空軍の個性豊かなエースたちの物語。
敵にも敬意を払ってたりして、なんかもう最後の騎士たちって感じ。
そして、仲間同士の会話が脳みそ沸くくらいおもしろい。そして、バカどもがいとしい。
この前にもう一冊あります。
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作者の趣味ががっつり出ていて楽しい。コバルトの底力を感じる。全2巻で終わったところも素晴らしい。「彼ら」にはちょうどいい長さだと思う。舞台は第一次世界大戦。ヒコーキ馬鹿たちの話。ピロシキ(人名)好きだった。・・・。
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徐々に傭兵部隊に慣れて、スコアを伸ばしエースに近づいていくリック。ある日、イギリスに嫁いだ元婚約者のレイチェルから手紙が届く。戦場にいるロードの妹のシャーロットの様子を見てきてほしいというものだったが。
戦争は激しくなるばかり。リックたちの部隊でもパイロットの帰還が難しくなってきます。戦場で負傷兵を助けるシャーロットのためにも、リックは自分のできることをしようと決意します。
一巻より戦争色が濃くなりました。最後は終戦で部隊は解散となったけれど、続きもみたいです。
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紅の豚的世界です。
テーマソングは、Love PsychedelicoのHappiness。
ピロシキのシーンから、ずっとバックにかけてエンドロールに使って欲しい。
ちょっとネタバレ↓
ピロシキのラストシーンは映画のように鮮やかな表現でした。
てか、あまりに読んだのが昔でそれくらいしか印象に残ってry
いやしかし、目に焼き付いて離れないのです。須賀先生、お見事。
以上ネタバレ↑
日本にとって、明治以降の大戦は悲劇でしかない。
でも、他の国にとっては、
国民的英雄が何人も誕生したいわば”戦国時代”
に相当するのかもしれない、ということ。
(日本人はこれを責められない。
なぜなら、日本人は義経や上杉謙信を
大量虐殺の極悪人と忌み嫌っているだろうか?)
戦争は絶対悪であることは確かだけど、
他の角度からとらえてみると、まるで違うことがらに気づいたりする。
某偉い人のセリフじゃないけど、
日本人の戦争観は確かに主観的すぎるのだなあ。
(だからといって客観視するのも問題。特に某人の指摘した事象は絶対主観であるべき。)
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エリア88とかファントム無頼とか子供の頃読んでたなーなんて想いながら読んでいたら、作者もハマってたらしいことをあとがきで知ってみた。
第一次大戦中、同盟軍の寄せ集めパイロットの青春小説第二弾。
当時の戦闘機の描写も秀逸、会話のリズムもよくて面白い。普通のYAで復刊しても受けそう。
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ティペラリィ 聴きたい で、検索してみたのですが ☓ でした。えーと、この本はですね、第一次世界大戦のヨーロッパを舞台に、大空をかけめぐる騎士(バカ)たちの活躍を描く、熱血アクション.コメディ、です。
まだ、手に入りそうですよ。 この本。
大好きな作家さんの、読みやすい、面白い、本です。