投稿元:
レビューを見る
ミステリとして読んでいたのですが、謎解きとかは考えてはいけないのですね(苦笑) 解説等でかなり嫌な読了感なのかと少し怯えてましたが、嫌な…というものではなかったです。どこか薄寒い印象はありましたが…。
投稿元:
レビューを見る
もっと早くこの本に出会っていたかった。読みやすいし、かなりおすすめ。最初は主人公の境遇に同情しつつ読み進めていくと…。グロや残酷描写なんか全くないのにまさに「怖い」小説。買おう。
投稿元:
レビューを見る
ものすごいタイミングで文庫になったので、こいつはアタイを呼んでるわいと勝手に運命を感じていたのだが、そうでもなかった。ウーン 私が求めていた怖さではなかった…
いやな人しか出てこない話
投稿元:
レビューを見る
とても美しく繊細で、恐ろしい話。
スプラッタなシーンはひとつもない。なのに、読後肌が粟立つのを感じた。あの明るい台詞が途方もなく恐ろしい。
毒気にあてられるので精神的に不安定な時には読まない方がいいと思う。
しかし何故か何度も読み返してしまう不思議な作品。
投稿元:
レビューを見る
次第に主人公たちの置かれている状況が分かって来る。
一族の何人もが死ぬ毒殺事件の起きた旧家で生き残った姉妹と、伯父。
主人公を取り巻く悪意の描き方が素敵。
不安定な視線からの拡大していく不安や緊張が引っ張ってくれる。
グロさやおどろおどろしさはないのに、ひたひたと怖い話。
人の悪意といびつに歪んだ少女の閉じた世界の怖さ。
投稿元:
レビューを見る
周囲から向けられる悪意と、少女自身の悪意で病んでいく小さな世界。
ホラー系のレーベルからも出版されているようですが、
この悪意や閉じられた世界の安心感は、それに似た覚えのない方にとっては、たしかに恐怖かもしれません。
私はむしろ、気持ちよく読めました。
投稿元:
レビューを見る
あいまいな、ちょっとぼんやりした、でもそのなかに狂気をはらんだ不思議な話でした。何度も読まないと、この本のよさは分からないのかなあ…(2008/9/4読了)
投稿元:
レビューを見る
タイトルで、ロマンティックな少女小説だと思うことなかれ。怖い、怖いです。解説(今をときめく桜庭一樹さん)を読むと、なぜ怖いのかがよくわかる気がします。装丁も素敵。
投稿元:
レビューを見る
「メリキャット お茶でもいかがと コニー姉さん とんでもない 毒入りでしょうと メリキャット」
家族が殺された屋敷で、姉のコニーと暮らしているメアリ。
悪意に満ちた外界に背を向け、空想が彩る閉じた世界で過ごす幸せな日々
投稿元:
レビューを見る
毒入り砂糖事件があった家が舞台。
外国文学は馴染み薄いのですがたまにはええもんですね。
面白かった!さりげなくエグい!
投稿元:
レビューを見る
毒入り砂糖事件のあったお屋敷が舞台。
ずっと、なにかがまとわりついてるような薄気味悪さを感じつつ読んでました
まず語り手から歪みまくってる ハッピーエンド・・?ってかんじ笑
タイトル、表紙につられて読んだのですが、いろんな意味で想像以上でした
投稿元:
レビューを見る
なんというかもう、とにかく曖昧。それが怖い。
従兄の出現により変わる姉妹の生活とあり、確かに変化はわかるのですが決してあまり説明しないので読者は想像で補うしかない。
でもこれが読み進めていくうち残酷な作業に思えてきて。
人の感情を想像するというのはその人の心に寄り添ったり感情移入しないといけない。
でもこの主人公メリキャットの思考回路は完全に正常ではなくて。
メリキャットの一人称で進められていく物語を読んでいくうち、オカしいと思いつつもどこかある部分ではメリキャットに共鳴している自分がいたり、応援してしまっていたり、
私は今、正しい判断をしながら読めているのか?
と不安になってくる。
女作家ならではの心理描写とねちっこい恐怖。
桜庭一樹の解説がまた良かったのでおすすめ。
投稿元:
レビューを見る
スタンダードな名作らしい。
恵文社のサイトで見て表紙に一目惚れ。
内容もまあまあ好みでした。
人間の憎悪の増幅。
それなのに主人公の姉妹はずっと濁らない存在のまま。
心理劇のように舞台にしても面白いかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
元祖ヤンデレ?
桜庭一樹の小説は好きだけど、桜庭一樹が薦める本は私には向かないみたいだ。最後の20ページは面白かったんだけど、それまでがダル過ぎデス・・・。こういう「少女小説」はいわゆるヤンデレってやつの源流なのかしらね。
投稿元:
レビューを見る
「メリキャット お茶でもいかがと コニー姉さん
とんでもない 毒入りでしょうと メリキャット
メリキャット おやすみなさいと コニー姉さん
深さ十フィートの お墓の中で!」
憎悪。
救いはあるのかとページをめくるけれど、それはない。
解説で桜庭さんも言っているけれど、「からだを駆け巡る“虫唾が走るような不快感”」がある。
6年前、メリキャットと姉のコニー、後は伯父さんだけが残って全員毒殺されてしまった一家。
その屋敷に住み続ける彼らは、村人たちの憎悪の対象になっている・・・のか!?
メリキャットの語りで綴られる物語は留まるところのない憎悪の塊。
怖い!嫌だ!!
【7/21読了・初読・市立図書館】