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やっぱり、このシリーズは好きだ。
読んだ後に、なんともいえない爽やかな、優しい気持ちになれる。
「0」は、一止くんの大学時代の話や、一止くんが入る前の本庄病院が描かれている。その頃から、ちゃんと真っ直ぐで、強い人たちで、嬉しくなった。
医療の現場でなくても、なんて自分は無力なのだろうと感じることは多々あって、なんのためにこんなことをやっているのか分からなくなることもある。正しいかどうかなんて分からないけど、少しでも善いと思う方法を持てる力でやり抜くしかないのだなぁと感じた。
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今回の作品は主人公が本庄病院の医師として働きはじめるアレコレを短編で描いているので,一止が登場しない章もあり、スピンオフ作品としても読める。
特にハルナ姫の冬山の章が凄すぎる。
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このシリーズは読後にとても爽やかになれるから大好きです。今回は短編集で、今までのシリーズものと結びついているので、とても楽しく読めました。
松本に行けば一止さんと榛名さん、御嶽荘のメンバーに会えそうな気がして、、、。
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登場人物たちのルーツ、それぞれの強さ抱えてる思いなどを知ることができ、面白かった。
一止たちの国家試験前の医学生の時代、板垣部長先生と金山事務長の話、命の重さや運命は神のみぞ知る神様のカルテがあることを描く研修医時代の一止の話、後に一止の妻になる山岳写真家榛菜の強さを描く話。
それぞれの過去を語ると共に、命に対する重みや向き合い方に葛藤する人々を描いており、このシリーズにより深みをもたらす一冊だと感じた。
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このシリーズを読むと、医療に対して真摯に取り組む主人公の様子に心打たれる。そして自分の仕事に取り組む姿勢について、がんばりが足りないなぁと思ってしまう。もっとできることがあるんじゃないかな。これまでとは違った取り組みでもよいし。SEとして、なにかしら腕を磨くことを続けていかなければ。
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このシリーズはやはり大好きだ。
本作は4つの短編。本編のサイドや学生、研修医時代や榛名の山での話など
忙しない医者の世界の日々で、クスッと笑える毒舌や季節を夾竹桃や鷹や梅、桔梗などの自然でも表す柔らかいところ。
一止の毒舌だが愛ある優しさ、大狸先生、古狐先生、また今回は事務長さんの日々の葛藤と心根。
全てに優しさが溢れているように感じるこのシリーズの一ファンであると、再認識した。
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主人公と周りの人達との物語が非常に暖かく、日常で忘れがちなことを思い出させてくれる。また、信念の大切さ、それを貫くことの大切さを知らしてくれる。
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4つのエピソードから構成されています。いずれも「神様のカルテ1/2/3」の主な登場人物の過去のエピソードをもとに、人物像や今に至る背景が描かれています。
「有明」辰也、千夏 の学生時代のエピソードが柱。
「彼岸過ぎまで」垣先生をはじめ、さまざまな人によって変わりつつある本庄病院。一止先生を迎えることになる背景。
「神様のカルテ」研修医時代の一止と、はじめての癌患者とのエピソードが柱。
御嶽荘の住民。
「冬山記」山岳写真家 榛名のエピソード。榛名の強さと優しさ。一止への想い。
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夏目漱石を敬愛している内科医栗原一止の学生時代、研修医時代の話。娘の二週間後の結婚式まで治療を待ってほしいという元国語教師の國枝さんの話が心に沁みた。”相手が何を考えているのか、考える力を「優しさ」というのです。”治療の事だけを考えたら待ったはないのだが、あくまでも患者の事情を優先することが「神様のカルテ」というのだろう。一止の妻となる榛名が登場する「冬山記」は冬山の美しさ、厳しさ、榛名の強さが際立って「帰るために登ったんです」という言葉が心に残った。
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読後の爽快感といったら、たまらないですね。神様のカルテの登場人物がますます好きにさせられる一冊です。
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大好きなシリーズのサイドストーリー集。
でありながら、本編と密接に絡む内容も出てくるため、本編を読んだうえで、人物や作品世界への理解をさらに深める位置づけで読むのがオススメ。
珠玉の作品ばかりで、短編それぞれの完成度が高い。シリーズへの夢中度合いが良い意味で徐々に高まってしまう、短編の順番設計も趣き深い。
一止(シリーズの主人公)の奥さんである榛名について取り上げた最後の短編が特に好き。榛名の姿と、周りの人間とのやり取りが目に浮かぶようだった。
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ほぼ一気読みで読了。
文章が三人称で展開されているので
漱石にかぶれた栗原一止の語りが無かったのは寂しいが、これはこれで新鮮。
アナザーストーリーも気になっていたので楽しく読めた。
次幕間を書くときは榛名と一止の出会いが読みたいな。
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前3作品とは毛並みが違う一冊
シリーズ主要登場人物のサイドストーリー、背景を知ることができる作品
番外編みたいな立ち位置
冬山記が1番印象的だった
「帰る場所なんて、自分でつくるものですよ」
「それでも生きるって選択肢が選べるだけ俺たちは幸せなんだ」
悩み、もがき、苦しむこともあるだろうが、それでも「生きる」ことの大切さを再認識させられる。
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文庫版を読みました。
もう神様のカルテにどっぷり浸かっているので、冷静な感想ではないと思いますが。
主人公の一止(いちと)の採用面接のシーン、
会話のやりとり、つーっと涙が出た。感動。
一止の親友、辰也の背中を押す言葉、いいなぁ。
患者の国枝さんとの関わり方。いいです。
"本はよいですな、先生" それが國枝さんの口癖であった。
"優しいばかりが良いことではないとと思うことは、優しいということと、弱いということを混同しているから。"
次の物語が楽しみです。
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やっぱり読みやすい
そしてやっぱり医者は大変そう
胃がんの患者の話は涙無しには読めない
3巻までの面白さ、登場人物の深みが更に感じられた