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まあ、妖怪についての蘊蓄本に尽きる。どうせ蘊蓄本を読むのであれば、小説の体裁を持っている豆腐小僧シリーズの方が感情移入もしやすく、分かりやすい。そういう意味では玄人向け。
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2011/7/31 Amazonより届く。
2017/6/2〜6/12
京極さんの妖怪に関する論文と言って良い内容。実に明解に、妖怪の語源、成り立ち、容姿について論考している。妖怪愛に溢れる名著。
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妖怪のなんたるかをムニャムニャ。
やっぱり京極氏の妖怪論考は面白い。
『日本妖怪学大全』の論文をボリュームアップした感じ。
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妖怪人間ベムの歌を聴いていた時に、不用意に「妖怪が何か」は説明できるよな、と思ってしまった次の日に書店で目にして買ってしまった本。現代の「妖怪」という概念・言葉がいかにして成り立ったか、江戸から明治の通俗、そして柳田の民俗学での定義を経て水木しげるの表現で昇華し確固たる言葉、存在として浸透するまでを様々な資料を提示して考察した本。最近、読みての知を要求される本からすっかり遠ざかっていたので、読み終わるまでに何回も挫折しそうに。言葉を商売にする人が自分の興味に直球を投げるとこうなるか、という本。しかも、その書きては京極夏彦様。不用意にに一つの言葉を説明できると思った自分を後悔しました。
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妖怪とは何かをテーマに対し、著者の膨大な知識を切り分け整理し、分かりやすく説明している。妖怪とは何か、深みにはまりがちなテーマだが、本書で頭の中がキッチリ整理された気がする。
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”妖怪の理 妖怪の檻”京極夏彦著 角川文庫(2011/07発売)
(2007/09発売 角川書店単行本の文庫版。)
・・・京極夏彦による妖怪論。
”妖怪という言葉について””妖怪のなりたちについて””妖怪の形について”
わかりやすく、かつ詳細に解説。
普段、なにげにつかっている”妖怪”という言葉の奥深さに驚かされました。
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妖怪についての定義・歴史・薀蓄などの詰まった本。
妖怪に興味がある人向け。
軽く楽しんで読みたい人には豆腐小僧のほうが向いていると思う
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妖怪の特異さ、柳田國男や水木しげるの偉大さを経た、今日の妖怪があることの奇跡、わかりやすく面白く読めた。
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「妖怪」という単語の意味を時代に沿って分析
「そもそも「妖怪」とは何なのか?」
「現代にける「妖怪」とは?」がわかる内容
京極さんの他の本が好きってだけで読むと結構辛いかも
ただ、あの小説のあの人は言っていた事はこれだったのか と判明するところもあるので、極度の京極好きにはたまらないかも
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妖怪とは一体何なのか。
その文化と意味について、ひたすら掘り下げられている。
曖昧模糊として不定形な妖怪という概念に対し、真摯であればあるほど、京極夏彦の妖怪への愛情の深さが感じ取れる。
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あの京極夏彦が、現代日本に住む我々が「妖怪」という言葉
で一体何を意味し示しているのかを膨大な資料・史料を元に
真面目に考察した本であり、真っ当な論文である。これを
読んで様々なことに気づく人も多いだろうし、あまりに硬く
真面目な文章に途中で挫折する人も少ないないだろう。だが
私には京極夏彦が妖怪、あるいは妖怪という言葉で遊んで
いるように思えた。他人が楽しそうに遊んでいるのを見る
のが苦手な人は手にしない方がいいと思う(割とマジ(笑))。
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そもそも、妖怪とは何か?
という問いがベースにあり、つらつら云々と解説されていく。
非常にわかりやすいし為になる。
妖怪ファンの方是非どうぞ。