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ヘッドハンター版のお仕事小説。
ファミリー企業から外の世界を見てこいと追い出されてから、ヘッドハンターとして働き始めるのも、またそこでの仕事ぶりも、お嬢さん感が否めない。こんなに上手く運んでいくものだろうか。
同時発売の下巻では、元の会社に戻るみたいだが、ヘッドハンターとして培った人を見る目がどう活かされてくるのか。
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序盤は少し入り込みづらかったのですが、ヘッドハンターとしての業界小説となっていくと、面白味が増していきます。ヘッドハンターは面白い仕事だし、人間性が問われるところが、小説向きですね。2巻もこの調子なのか? それとも主人公自身に焦点が当たるのか、期待大です。
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ヘッドハンターのお話でした。
会社経営者レベルの方々が中心に引き抜き。
今の自分・これからの自分にもちょっと縁がなさそうで、ストーリーに今一つ入り込めなかった。
下巻での展開を期待しよう。
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2018年36冊目。ヘッドハンターとかいまいちそそらないな、と思っていたのを正式に謝罪したいぐらいハマりました。主人公のキャラクターがわかりやすいから、悔しさや哀しさ、喜びや感動がダイレクトに伝わってきて、その度に心動かされる。
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ヘッドハンターの物語
いわゆるお仕事小説の分類になるかと思います。
主人公がヘッドハンターに転職した若い元女性役員という設定で、ヘッドハンターの世界をうまく読者に説明されるので、業界を知らなくても安心して読めました。
転職は普通転職組のほうが不利なのですが、ヘッドハンティングは売手市場ということなのでしょうね。
中間管理職の自分はヘッドハンターの対象ではないかと思うと、ちょっと寂しいです。
続編も同時発売されていて、副題からは主人公が元の会社に戻るのかと思われますが、楽しみです。
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昨年雫井作品が出なかったので「あれっ」って思ってたのですが、長編が出てきましたね。何巻まで出るんだろ?
面白く、一気に2巻突入です。
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この作者のミステリーが好きだったのでビジネスものはどうだろう思いながら読んだが、テーマもストーリーもかなりの面白さだった。ハードカバーの上下巻なので読み応えもあり、下巻にも期待。
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父親が経営するアウトドア用品メーカーから追い出された主人公がひょんなことからヘッドハンターに。人脈を広げ(運にも助けられ)絶妙のマッチメイク? 少し雰囲気は違うんだが何となくリストラ請負人が活躍する『君たちに明日はない』(垣根涼介)シリーズを思い出した。主人公の人間的成長が楽しみだし転職をめぐる企業の状況や人間模様も楽しめる。読み応えあり。次巻が楽しみだ。
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鹿子小穂は父が創業したアウトドア用品メーカーで、若くして取締役となる。ヘッドハンティングした別の取締役と対立し、会社を追われることに。途方にくれていた彼女だが、偶然出合ったヘッドハンティング会社社長の並木の下でヘッドハンターになることに・・・
ヘッドハンターという職業という舞台で描くが、もともとPart2と同時発売ということもあり、いずれ元に戻るのだろうと。多少雰囲気は違うが、リストラ請負人の「君たちに明日はない」(垣根涼介)シリーズを思い出した。
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会社を潰すのはヘッドハンターか!?
父が創業したアウトドア用品メーカーに勤める鹿子小穂(かのこ・さほ)は、創業者一族ということもあり、若くして本部長、取締役となった。しかし父がヘッドハンターを介して招聘した大槻(おおつき)と意見が合わず、取締役会での評決を機に、会社を追い出されてしまう。そんな小穂を拾ったのが、奇しくもヘッドハンティング会社の経営者の並木(なみき)で……。新米ヘッドハンターとして新たな一歩を踏み出した小穂は、プロ経営者らに接触し、彼らに次の就職先を斡旋する仕事のなかで、経営とは、仕事とは何か、そして人情の機微を学んでいく――。
かけひき、裏切り、騙し合い――。
『犯人に告ぐ』『検察側の罪人』の著者、渾身の新境地。
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今回の雫井氏はヘッドハンターである。半ば偶然のような形でヘッドハンターの道を進むことになった小穂だが、いまのところ何となくうまいこといっている。ボスである並木も、ただ口がうまく要領のいい人物のように見えて、実は根回しが徹底しているという、なかなか興味を惹かれるキャラクタであり、ファーム(ヘッドハント会社)のほかのメンバーも、癖が強い面々がそろっているのが、また魅力的でもある。最後の飲み会で、井納が指摘した通り、小穂にとって、これまでのところはビギナーズラックのようなものかもしれない。続編でどんな展開になるのかが愉しみである。興味深いシリーズである。
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ヘッドハンターの話。中編3編。
アウトドア製品を扱う会社の令嬢であった小穂(さほ)は、はからずもヘッドハンターとして働く事になった。
タイトル通り今いる会社から「引き抜く」こともあれば、「プロの経営者」と言われる「雇われ社長」として複数の会社渡り歩く人を斡旋することもある。
知らない世界のことで面白かったが、調子が良すぎる展開だった。
(図書館)
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会社を潰すのはヘッドハンターか!? ビジネス界の「かけひき」や「裏切り」「騙し合い」をテーマに一人の女性の奮闘と成長を描く。
雫井作品はどうしても「犯人に告ぐ」のイメージが強く、そのレベルを勝手に期待してしまう。本作も面白くなくはないのにどこか物足りなく感じるのはそのせいかも。
(Ⅽ)
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雫井脩介のサスペンスではない力の抜けたビジネス小説。
主人公も力が抜けており、いい感じでほっこりと読める、ヘッドハンターのお話。
ヘッドハンター自体は、ほっこりした世界でもなんでもないのですが、雫井脩介の筆力がほっこり読ませてくれます。
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んー、勢いはあるけど行き当たりばったり…会社追い出されるのも唐突だし、彼氏にフラれるのもそう。それに主人公にあんまり魅力が無いし、どんな人間かボンヤリしてる。三十路の女が忙しく新しい仕事して夜はホステスもして人脈広げる、ってなんか既視感強い。フォーンはスノーピークみたいな感じですかね。
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新米ヘッドハンター・鹿子小穂の物語、前編
・引き抜き屋の代理
・引き抜き屋の微笑
・引き抜き屋の冒険
アウトドアメーカー「フォーン」創業者の娘・鹿子小穂は、父が外部から招聘した幹部・大槻と対立し、フォーンを去ることに。
その大槻を招聘する際に関わったヘッドハンター・並木に拾われ、小穂はヘッドハンターになることに。
並木の経営するフォルテフロースで、エースの花緒里の仕事ぶりを見ながら、人脈を広げつつ、経営とは何か、人材とは何かを学んでいく小穂。
古巣への復帰はできるのか?
前編、後編と同時刊行です。
お仕事小説でもあり、ヒューマンな部分あり、後編を期待させる作品。