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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「老人の取扱説明書」の姉妹編。
認知症のよくある13の問題行動(暴力・セクハラ、お漏らし、徘徊、睡眠不足、被害妄想、ゴミ屋敷、道路の飛び出し、交通事故、火事等々)について、その問題行動の正体、対処方法、自分がならないための処方箋等を平易に解説。例えばスーパーの会計を待てずに文句を言うのは高齢者が多いのは、老化による時間感覚の衰えからくる。また徘徊には理由があり、その理由を理解することが肝要。高齢者の火事は嗅覚の衰えが大きな原因である等。つまりは、それぞれの問題行動には理由があることが理解できました。
ところで、義父は「レビー小体型認知症」で、初期は道に迷ったり、危うい運転を繰り返したり、ボタンを留められなかったりといった症状だったのですが、末期は家族等に暴力をふるう一方で、若い看護師さんには抱きついたり、さらに「爆発だ」と叫んで頻繁に尿漏れを起こしたりと手がつけられない状況となりました。病院からはきちんとした説明はなかったため、途方に暮れてしましました。当時本書があれば良かったのにと思いました。また本書は自分がそうならないための対策も平易に解説していますので、一読の価値はあります。
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さいごまで読んだ。
2018/6/11
232ページまで読んだ
2018/6/9
120ページ目まで読んだ
2018/6/7
・認知症というと単に脳機能の衰えの事を指して言われる場合が多いように見受けられるが、
五感や身体の衰えから認知症になる、あるいは認知症の度合いが進行する場合もあるとの事。
五感や身体を大事にする。
・結局、五感の感覚とかカラダやココロを大事にしながら生活していかないと、認知症になる可能性がが高くなるということだろうか
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認知症になった人に良くある問題行動、その概要、正体(背景や動機)間違った対処法、良い対処法、そうならないための予防、といった形式できれいにまとまっていて、とても読みやすかった。
幸い、自分もまだ認知症ではないし、家族や周囲にも認知症の人はいないんですが、知識がなければ間違った対処をしてしまうだろうなと思います。いや、知識があっても、実際にその現場にいたら、間違った対処をしてしまうかも。。そんなとき、本書を読み返して良い対処をしたいと思います。
あと、家族に迷惑をかけないために、予防にも取り組んでいきたいですね。
個人的に衝撃的だったのは、「便を壁に擦りつける老人は 、便を便だと思っていない」で、とりあえずオムツはかせる、は間違い。オムツはいてしてみればツラい気持ちが分かるはずっていうのでした。ため息出ますね、、、
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太字のところだけ読むみたいな使い方がいいかも。なかなか難しいのは障害によりそれぞれだなあ。発達障害ともいろいろ違いそうだし。
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認知症を学ぶ機会が多いが改めて納得させられる事が多かった。夜間寝ないのは視力の問題や体温調節が重要であった。入居者の生活にいかそうと思った。
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眼科医の方が書かれた一般向けの取扱説明書ということですが、著者の方も敢えて最初に眼科医であることを明記し、その上で眼科に様々なステージの認知症患者が来ること(そして視力も認知機能に大きく関わっていること)、認知症専門でないからこそ文献をたくさん読んで記載しているとしており、実際に引用も多数で内容も納得感がありました。監修もついているし平易に全般的に記載されていてすぐ読める点や具体的に対策しやすいことも書いてありよかったです。
将来的には離れたところに住んでいる親を呼び寄せての介護を想定していましたが、急激な環境の変化としないようにまずは冬の間だけ、など段階的にするということも案として書いてあってなるほどと思いました。ロスジェネ&ゆとりの狭間世代なんですが、子供の教育問題と親の介護問題がのしかかりそうな40代を思うと少し心が重いです。
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とても分かりやすく読みやすいです。
認知症の入門書として読むといいと思います。
まとめの部分が太字で大きく書いてあるのも分かりやすくて良かったです。