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危険な上司の分類論。データ的なものではなくて、著者の経験則によるもの。その点理論的には不十分であるが、至極納得できる内容になっている。最後の「危険な上司」の生まれにくい会社であるための条件に、誠実性に求められているが、この点、もう少し考察が必要である。「誠実性」は経営のおいて常に重要なキーワードになっているにもかかわらず、いつの間にかないがしろにされがちである。まるで「経営する」ことと「誠実である」ことの両立が困難であるかのようである。この点も本書をきっかけに考えていきたい。
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ここまでスゴイ上司がいるのかというオドロキ+そんな人を管理職に昇格させてしまう人事もまたスゴイ。自分はそこまでひどくはないよな、と思いつつも本文にあるとおり、濃淡の違いはあれどどんな人もそういった気質があると書かれている。ならば自分にも4類型のどれかの気質があるのであろう。
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壊れた職場の原因の7割は上司にあるとして、危険な上司として、①部下の感情が汲み取れない機械型、②職場には敵と味方しかいない激情型、③自分は優秀をアピールし続ける自己愛型、④部下は自分の出世の道具とする謀略型の4類型を挙げる。いずれも、他人の気持ちに思いをはせられない、自己中心的、幸福を感じにくいという共通点がある。そうした上司たちにどう向き合えばよいかを指南する本。
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2018/07/08読了。
問題を起こしやすい上司を4タイプに分け、事例と対応策を記述。
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職場で起こる問題の2/3は上司由来だという。
部下側の視点から上司をイメージして読んだが、一部当てはまる所があり、当てはまらない項目もあり。
むしろ、自分自身がストレスを受けている時に陥りがちな考え方があり、自身への戒めとして読めた。
(以下私見・メモ:
ストレスの強い職場にいると、職場・上司のカラーで部下が染まるか、あるいは病むかの二択になる。俯瞰して見られればいいのだが、余裕がなくなると視野が狭くなりがちで、性格も歪む。
部下側が視野を広げる努力をすることも大切だし、それができないほど肉体的・精神的に追い詰められる職場であれば、異動や転職を考えたほうがいい(本質的には組織のカラーを変える必要があるが、部下にそこまで求めるのは酷)。
そういう意味では、カラーを半ば作り出している上司側に非があることが多いというのは納得できる。
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相手への誠実さが第一だというのは全く同感。
相手への誠実さ・不誠実さは透けて伝わるもの。
個人的には、誠実さニアイコール驕りを持たないことであると考えている。
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よく相手の立場で考えるのが大切というが、
「自分の尺度で」これをされたらどう思うか、何が嫌かを考えたとき、自分は上手くいかなかった。自分が気にしないこと、嫌に思わないことが圧倒的に多かったためだ。
相手のパーソナリティ、キャラクターを理解すること、「相手」と一括りにせず、一人ひとりのキャラクターに合ったコミュニケーションを取ること、それができるように、普段から知る努力、働きかけを行うこと
これを意識して取り組んでいる。
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危ない上司が4タイプに分かれていて、うちの上司にもめちゃくちゃ当てはまった。一番やばいタイプに。対処法?心構え?的なのも書いてるけど解決にはならないからそれはあんまりだったけど。こういうのって困ってる部下が読むより、まさにその上司が読んで、まるで自分のことが書かれているようだと思い、そして自分がまじでクソ上司だなって気づいてほしい。プレゼントしようかなw
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まぁそうだね・・・・といった感じ。
あらすじ(背表紙より)
好き嫌いが激しすぎる、「忙しい自慢」が多い、荷物が多く鞄がぱんぱん…こんな上司は部下を不調に追いやる可能性が?数々の職場を知る産業カウンセラーが自らの経験則をもとに、よどんだ職場をつくる管理職の傾向とその対処について紹介する。
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職場のメンタル不調の7割は上司に問題あり。部下の心を折る4タイプは、空気が読めない機械型、感情的に攻撃する激情型、称賛を浴びたい自己愛型、自己目的重視の謀略型。管理者の選択、そして研修や職場環境の調整で他者を尊重する考え方を身に付けてもらう。
日本人の仕事満足度が低いのは、異動により能力以上を要求されていることがあるそうですが、上司、というのもその一環かも。お互いにとっての不幸なのに。
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めちゃめちゃ面白い。
上司に限らず職場の人に当て嵌めて考えると今後の参考になる。
言葉を選んで書かれていて、冷静になる時間を与えてくださる。
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「心が折れる職場」が面白かったので、同じ著者の本を購入。
自分も一応中間管理職だが、自身がドキッとする「危険な上司の特徴」ばかりだった。文中でも言っていたが、誰しも「危険な上司」になる可能性は持っているのだと思う。その可能性を忘れないことと、常に自分自身を省みて、上司であることに慢心せず、よりよくなろうとすることが必須だなぁと思った。
「心が折れる職場」もそうだったが、職場や上司の「ブラックあるある」ではなく、
上司として、自分を振り返るために読んでみるべき本だと思う。
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米澤穂信『氷菓』を読んだ直後だけに、現実の大人の世界はこんなにも汚いものなのかとがっかりする。そもそも日本では管理職と専門職のラインが分かれていなくて、現場で昇進していった先に管理職があるから職場を壊すような上司が出来上がってしまう。最近は少しずつ変わってきているのかな。以前働いたことがある職場では、プレイングマネージャーではなく管理専門の方が管理していて仕事がしやすかった。そういえば、プレイングマネージャーが管理をしていた職場でも働きやすい職場があったけれど、結局人によるのかもしれない。他の人の立場に立って、その人の気持ちを分かってあげられるかは、とても大事なことだと思う(仕事でなくても普段の人間関係においても同じ)。
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やばい上司のタイプを4つに分けて対処法を紹介。またやばい上司をカウンセリングした結果・分析などが書かれている。あとは企業への講演話など。講演にいった経験からトップが従業員に対して誠実である企業はやばい上司を生みにくいのではないかということや、募集倍率が高い会社は低い会社より人材を選別しているためか、やばい人予備軍がいる率が低めにあるのではないか、などと書かれていた。