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一つのスーツケースにまつわる話です。本の表紙にある青いスーツケースを思い浮かべながら読みました。私はもう長い間旅行をしたことがないのですが、どこかに行ってみようかな、旅っていいなと思いました。ほのぼのしたストーリーなのかと思い読み進めていましたが、シリアスな話もあってドキッとします。読後感は爽やかです。
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迷信だとしても,背中を押してほしいときもある。ちょっとの勇気が新しい景色を運んでくれる。心温まる物語でした。
あらすじ(背表紙より)
三十歳を目前にした真美は、フリーマーケットで青いスーツケースに一目惚れし、憧れのNYへの一人旅を決意する。出発直前、ある記憶が蘇り不安に襲われるが、鞄のポケットから見つけた一片のメッセージが背中を押してくれた。やがてその鞄は友人たちに手渡され、世界中を巡るうちに“幸運のスーツケース”と呼ばれるようになり…。人生の新たな一歩にエールを贈る小説集。
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表紙のスーツケースのブルーが本当に綺麗だったのと、
なかなか旅行が出来ない現実から少し遠くに行きたくて手に取ってみた
青いスーツケースをバトンするように、旅に出かけていく女性たちの話が連なる短編集
初めての海外旅行を1人でやり遂げようとしたり
変わらない日常のご褒美として大好きな国に旅立ったり
バックパック1つの旅を愛してやまなかったり
好きだけど遠い国との距離を感じたり
他にもいくつもの旅に関わるささやかな冒険が
青いスーツケースに入れられて次なる旅行者に手渡されていく様に
とてもワクワクさせられた
よく人生は旅に例えられるけれど
当然のように行き詰まりもトラブルも旅にはつきもので
だからこれも当たり前のように
両者の解決の糸口は道筋を同じにするんだなぁと
読んでいて思った
何かを打破したいと思うなら、
新しくなりたいと思うなら、
それまでの準備や決意は億劫で面倒でめげそうにもなるけど
飛び出した後はきっと清々しくて、そして楽しい!
そんな旅と、人生を思い出させてくれる一冊だった
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ほのぼのした物語。一つのスーツケースが各短編で繋がっているところと、ラストでの展開がおぁ~と感動させられる。
自分はいつもスーツケース一杯で出掛けるが、半分は別なものを入れて帰って来たくなる。
お土産でなくても、思い出でも、気持ちの整理でもとにかく明るいものを…
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一つのスーツケースが人とひとをつなぎ、出会わせ、やがて円となる。
登場する街もすごくリアル表現されていて、実際に訪れたような錯覚を起こします。
久しぶり旅に出たくなりました。
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晴れた空のように青いスーツケースをめぐる、連作短編。
旅に出ることで、自分の本当の気持ちや希望に気づいていくさまが
とても心地よくて、元気をもらえた。
それぞれの置かれている環境や背景も、しっかりと作り込まれていて飽きがこない。
初めて読んだ作家さんだけど、見る間にその世界に惹きこまれ、
青いスーツケースの生い立ちには鼻の奥がツンとした。
今いる状況が苦しくて、迷いや悩みがあっても、きっと未来は明るい。
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あなたの旅に、幸多かれ!
青いスーツケースが運ぶ"新しい私”との出会い。
心にふわっと風が吹く、温もりと幸せをつなぐ物語。
三十歳を目前にした真美は、フリーマーケットで青いスーツケースに一目惚れし、憧れのNYへの一人旅を決意する。
出発直前、ある記憶が蘇り不安に襲われるが、鞄のポケットから見つけた一片のメッセージが背中を押してくれた。
やがてその鞄は友人たちに手渡され、世界中を巡り、友人たちはそれぞれの幸せを手にしてゆく。
人生の新たな一歩にエールを贈る小説集・・・とか言っちゃうと月並みな感じがするけど、繋がり方が秀逸で、なかなかよろしい。(なんで上から目線?www)
結構好き!おススメですっ♡
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良い意味で予想を裏切られました。本書の題名から思い描いていたストーリーとは違う展開だったのであっという間に読み終えてしまいました。登場人物全員が読んでいて納得のできるオチの付け方ではありませんでしたが、物語の鍵を握るスーツケースの伏線は綺麗に回収されていたので、全体的には良かったかなと思いました。旅が好きな人やこれからどこかへ旅立とうと考えている方におすすめかもしれません。
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仲良し女子4人組、それぞれ悩みを抱えたまま、青いスーツケースを使いまわししながら旅をするとちょっとした出来事が。優しい連作短編集でした。
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旅の本を読みたくて購入。ニューヨークも行きたいし、ドイツも行きたい。香港も良いかも。でも次はパリかな。私のスーツケースも青いよ ♪
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青いスーツケースが紡ぐ物語。
旅する事で前向きになれる、そんな風に思えるお話し。
旅に出たくなります。
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いろんなタイプの人間がいて、いろんな人生を歩んでいる。自分とは全然違うなと思いながらも、やっぱりどこか共感できる部分もある。だからこの本の登場人物たちが選んだり、時には流されたりして進んでいく人生に、思わずグッときてしまうのでしょう。全部のストーリーのラストが素敵で、最後の最後がほんとに粋。
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フリマで一目惚れした青いスーツケース。
旅に連れていくと……
今抱えているちょっとした不満や不安のほどけ方が優しい。パッとスポットライトが当たるようなことはないけれど、ほんのりとした灯りがほんわかと照らしてくれる感じ。気持ちを切り替えた彼女たちと、スーツケースの生い立ちも語られて、大きな輪の中に小さな物語が連なって浮かんでいる。
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フリマで巡り合った一つの青く綺麗なスーツケース。
そのスーツケースと共に旅行へ行く先々で起こる出来事。短編形式で登場人物達が少しずつリンクして進んでいく。ただの旅行話ではなく、旅先で出会う出来事からそれぞれの悩みを解決したり、勇気をもらったり。読んでいると今すぐ旅行に出たくなる。
旅に出るといつもの日常から抜け出して、見えない事が見えたり。逆に繰り返しの毎日に良いところを見つけたり。旅っていいな…と読むだけで思える。
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とにかく旅に出たくなる本っっ‼︎
フリマで出会った青いスーツケースを持って、色んな人達が旅をするお話なんやけど、面白かったぁ!
スーツケースを買った女性から、そのお友達、フリマでスーツケースを販売してた人などなど、どんどんと繋がっていって、みんなの人生を変えていきます。
幸せになれるスーツケース、私も出会ってみたいw
心がポカポカする優しくて暖かい本でした♡
あーー、どっか行きたい‼︎有給使って旅に出たら干されるかなぁ〜w