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タイムスリップというか
タイムトラベルというか。。
時空を旅してます。
改訂新版になる前に文庫本で読んだので
字が小さくて読みにくかったな〜。
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特にそんなに盛り上がりとかは
なかった気がしますが
全体的に昭和っぽい雰囲気だったのが素敵でした
ぽいというか昭和の話なんですけどね
H21.1.9読了
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この小説は タイムトラベル小説として、かなり秀逸!
戦前の日本の雰囲気。そしてそれを裏づけする風俗・値段。
トリップの仕掛けと、2度読み返してみたくなる味。
読んで損の無い作品だと思います。
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めちゃくちゃすばらしい。
ジャズマンの経緯を持ち、直木賞候補3回なってるのに受賞してないとか、若くしてなくなっていることとか、いろいろ「ふーん」がいっぱい。
広瀬正さん、お名前しか存じ上げていませんでした。復刻されてるのも知らなくて、見つけた瞬間レジへ。急いで帰ってダーッと読みました。
昭和7年から昭和38年が舞台。
戦争時の幼い俊夫。
女の子が結構好きな30代独身男性の俊夫。
及川。
やばいー!内容はもったいないから割愛。
文章がとっても読みやすく、テンポがよく、さくさく読めます。そして、だんだんハマってごはんも食べられませんでしたw
タイムトラベルものって多くの作家の方が書いているけれど、これはやばい。中学校のときに、「ターン」って本にはまったけど、それ以上でした。
タイムトラベルものって時代遅れっちゃそうなのだけれど、だからこそ粋なかんじがします。
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ほぼ30年ぶりに読み返してみたが、全く色褪せることなく、最後まで読めた。
広瀬正、といっても、ほとんどの方はご存じないであろう。
日本SF界の最高峰といっても過言ではない作品なので、日本人の常識として、読んでおくことをお薦めする。
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ちょっと前から気になっていた広瀬 正の小説全集が文庫化ということで、読んでみました。
時間SFです。
時間SFは、実は、頭があんまり良くないので、何回か読まないと理解できないという……。あっちにも、こっちにも自分がいたり、完全に閉じた系を時間のなかに作ったりというのは、けっこうおもしろかったですけども……。それが、知的ななにかの発見に繋がっているかというと、あんまり繋がっていない。
どっちかというと、まあ、ある人の不思議な人生という感じです。
けっこう、飛躍したことをかいているのですが、表現とか描写は、ものすごく地に足が付いています。よくいうと、リアル。感じた印象をそのまま言葉にすると、「地味」でした。
多分、過去の描写とかは、ものすごくその時代の人には、感じるところがあるんだろうなぁと思います。でも、わたしは、あんまりノスタルジィってわからないのです。
地味で、真面目で、あっけらかん。
おもしろくないことはないけれど。
そんな感じの1冊でした。
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タイムマシンで時代を超えて過去から来た少女と、タイムマシンで過去へ行き、過去を変えなかったことで今に至った男。まっすぐ進んでいたようで交差し、循環する道。
読み始めてすぐにオチが想像できてしまうネタもあるが、早とちりをしたネタもあって「そうきたか」と最後まで一気に読んだ。
ただ、一つ二つ、先生のことやレイ子さんの数字等
未消化の(説明を省いた)ネタもあるんじゃないかなぁと思うのは、読み込みがたりなかったからか。
読者の解釈の余地を残しているのか。
あれがここにつながるか、というものが
途中、端々にあったとしても
小さなピースが大きな幹へつながっていく
最終的な速度は圧巻
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この手のタイムマシンものに期待するのは、最後にいろんなつじつまがビシッと合うところ。その点で、もうひとつ足りない。
啓子の父だった異人さんは誰なのか?タイムマシンはどこから来たのか?消化不良。
また、最後に分かる啓子と美子の関係は・・・どうかと思う。
ただ、タイムマシンにより過去・未来を少し変えてしまうことを肯定しているのは、思い切っている。「歴史を変えてはいけない!」が、今まで読んだタイムマシンものだった。
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張り巡らされた伏線の回収の仕方、緻密な描写が本当にすごい小説。
浜田俊夫本人の手で、浜田俊夫自身の人生が形成されていく様。
昭和7年の銀座の通りをあれだけ緻密に再現できるのはすごい。
あえて、突っ込むならレイ子の扱いがやや弱いぐらいか。
本当に美しい小説です。
作者は自分の力の及ばないところで決まることが多い人生も
そんなに悪くはないもんだというメッセージを込めたんではないかと、
個人的には思った。
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浜田少年は、戦時中に空襲に巻き込まれた隣人との約束を守り、18年後約束の場所へ。そこに現れたのは・・・・ずっと会いたかった、懐かしい人物であった。タイムマシーンが登場する、読んでいる側の読者もタイムスリップしたような感覚になれる、読み応えのあるSF小説。(2009.7.3)
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私の時間モノのバイブルという作品。時間ものを作ろうとする人は、まずこれを読んでからにして欲しい。酷い時間ものが多すぎる。
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タイムパラドックスものとして日本SF最高の作品と讃えられるのが広瀬正の「マイナス・ゼロ」です。
広瀬正は残念ながら若くして亡くなってしまいましたので残された作品の数は少ないのですが、どの作品も第一級の作品に仕上がっていると思います。
その珠玉の作品でのなかで最高峰の作品がこの「マイナス・ゼロ」でしょう。ず~~っと昔に、NHKのラジオドラマ、日曜夜9時の「日曜名作座」でも森繁久弥さん、加藤道子さんの名演で本当によかったと思います。
日本のSFにこんな作品があるのか、目から鱗とはこんなことかと思ってしまうこと請け合いです。
長い間絶版みたいな状態で、古本を地道に探すしかなかったのが再版されて入手しやすくなったのはよいことだと思います。
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祝・復刊。
SF苦手という方にもすすめたい。
理系っぽいSF的想像力はもちろんだが、具体的な町の描写にリアリティがある。
特に、銀座が生まれた町で、思い入れがあるようで、2作とも主要な舞台として扱われている。
解説によると、広瀬正は工学部出身で、建築を先行していたらしい。
立体的に町を捉える視点を持っていたんだろう。
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太平洋戦争の前後という激動の時代を挟む「タイムトラベル」系SF。設定から受ける印象とは裏腹に、細やかに描かれる戦前・戦後の風俗、若干ライトな登場人物描写と相まって、全体を通して穏やかな雰囲気が漂っている。「時間もの」として落とし所もやり過ぎ感がなく、読後感はスッキリしていて気持ち良かった。
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SF小説はあまり読まない。タイムトラベルも初めて。
でもトントンとリズム良く読むことが出来た。途中ダレてしまったけども。
これが昭和40年代に書かれたなんて、驚きました。