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『怪談』は、実は、日本各地に伝えられていたお話なのだという興味
2020/11/15 22:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
装幀が新しくなって思わず久しぶりに読みたくなった昔なじみの一冊。
ここに収められている怖い話は、小泉八雲のオリジナルな話ではなくて、妻・節子から聞いた日本各地の伝説、幽霊話などに独自の解釈を加えて描いた作品。
だから、大人になった今読めば、時々別のところで聞いたことがある日本の昔話と気がついたりもして興味深い。
本書『怪談』を含めた彼の多くの著作は、日本を知らない異国へ向けて「日本」を描いたものだから、当時の日本人には当たり前でも、現代人にはちょっとわからないあれこれが非常に丁寧に説明されていて小泉八雲の著作は、そこも魅力。
現代人が昔を思う気持ちと、昔日本に渡ってきた外国人が日本を見る気持ち、そのふたつが、小泉八雲の作品を通してシンクロしているような不思議体験を味わうことにもなる。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)氏が収集した日本の怪奇文学作品集です!
2020/05/10 11:41
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ギリシャ生まれの新聞記者であり、紀行文作家でもあり、随筆家・小説家、さらに日本研究家でもあったラフカディオ・ハーン(小泉八雲)氏が1904年に著した怪奇文学作品集です。八雲氏の妻である節子から聞いた日本各地に伝わる伝説、幽霊話などを再話し、独自の解釈を加えて情緒豊かな文学作品としてよみがえらせた作品となっています。「耳なし芳一の話」、「むじな」、「ろくろ首」、「雪女」など17編と3編のエッセイがおさめられています。
読みやすいです
2018/09/15 16:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リョウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
10ほどの短い話で構成されています。
短いと2ページほどの話もあるので、軽い読み物に最適だと思います。
1つ1つの話は短いですが、内容はかなり面白いので是非!
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