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リリアーナシリーズ3冊目。
家族とイザヤとともにバカンス。海のちかくのペンションに来ました。
ママはバカンスでも仕事の企画に夢中だし、リリアーナは秘密がばれないように、気をつけなきゃいけないから大変。おまけに、ペンションの女主人はちょっと変わった天然キャラで、娘は足が不自由で、いつも悲しそう。そんなとき、海でイルカの声をきいたリリアーナ。本来イルカはもっと南にいるはずなのに・・・!?
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迷い込んだイルカを救出するという本題もよいのだが、仕事に没頭する母親と主人公の葛藤も、よく描けている。
全七巻の内で、子供が一番気に入った作品。
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20130624
学校図書館
さすがにこれだけ分厚いと読み終わらない。
(小1一人では読みないので読み聞かせ)
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“「ママはみんながバカンスにしたいだけなの。あなたにもね!」
リリの中にはふつふつと怒りがこみあげてきました。けれども、こぶしをにぎりしめたままだまっていました。三週間も、"ふつう"に見えるように気をつけながらすごさなければならないバカンスで、どうやって楽しめというのでしょうか?今までのようなかくれんぼは、もうしなくてもいいと思っていたのに!
「ママは、おかしな女の子のお母さんと言われるのがいやなんでしょ!」リリはとつぜん大きな声を出しました。それと同時に、青ざめました。ママにこんなふうに口をきいたのははじめてです。
ママの視線が、矢のようにリリにつきささりました。
「それはちがうわ!ママは、ふつうの家族と同じことをしたいだけよ!」ママはどなり返しました。”[P.21]
3巻目。
母親とは、力のせいでうまい関係が成り立ってないってのが現実的だったな。
最後のママの心変わりがぐっとくる。
“その場はしんと静まりかえりました。みんなは驚いてイザヤを見つめているーーそうリリは想像していました。それにしても、イザヤはほんとうに物知りです。知らないことがあると、てってい的に調べあげてしまいます。リリは、イザヤほどかしこく、好奇心旺盛な人を見たことがありません。
「きのう、ゲノフェーファのコンピュータを借りてインターネットで調べてみたんです」イザヤは説明しましたが、その声には元気がありませんでした。
「それでは、リリがイルカを見たというのも、ありえる話、ということね?」おばあちゃんがたずねました。
「そうです」イザヤは答えました。「それに、リリはイルカだったと言っています。だから、イルカはいるんです」
リリの心はぽかぽかしていました。イザヤにはなにも証明する必要はありません。リリを信じてくれているのですから!”[P.101]
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水族館でよく見るイルカ、動物と話せる少女・リリアーネ、こんどはどんな物語なのでしょう。泳ぐのが苦手なリリアーネは、イルカに泳ぎ方を教えてもらい、とてもうまくなりました。
イルカたちは困っていることがありました。それは
、ふるさとに帰れなくなったことです。リリアーネはそれを聞いて助けてあげました。とてもおもしろいので、1巻2巻も読んでみてください。
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はい、これも、ムスメが図書館から借りている本を読みました。
シリーズ3作目。もちろんムスメは1からちゃんと読んでいるのだけど、ムスメが読む本は必ず読みたい私としては都度都度
「(お母さんも)読む?」
と、聞いてくれてるのに、こちらのシリーズは
「うーん・・・」
と、なんとなく遠慮しておりました。笑
まず、動物と話せる少女っていう題材が好みでない・・・(笑)?
あと、翻訳ものもちょっと苦手・・・(笑)。
パラパラ~っと見ると、案外文字数が多い・・・(笑)?
ちゅうことで、1巻と2巻はスルーしたんやけど、たまたま、この本は子どもたちの宿題を見ているときに手持無沙汰なので(テーブルの上に置いてあったので)パラパラ~っと読み始めたのね。
・・・で、イッキ読み(笑)。
いや、なかなか面白かった! これは面白かったと思う!
なんやろうね~。
表題通り動物と話せるリリアーネっていう少女はともかく、アナウンサーで多忙かつ始終イライラしているお母さん、メカとDIYが得意なおばあちゃん、何らかの仕事はしてるんやろうけど、基本的には「普ッ通~~の@ムスメ」主夫のお父さんっちゅう家族構成が
エキセントリックやな~!!
ちゅう具合。
私は翻訳ものをあんまり読まないのだけど、それでも、
お父さん=山へ芝刈り(会社勤め)
お母さん=川へ洗濯(主婦)
ちゅう図式イコール家族、と、固定されてる日本の話とは、ちょっと違うよな~、と、いつも思うわ。
実際、今回リリアーネが宿泊したペンションの女性オーナーは離婚してるし(ひつこいけど、子ども向け小説やで)、最終的にはこの女性オーナーと市長がフォーリンラブみたいな設定になってるし(だから、子ども向けにその設定いる?)、なんかもうフランクやな~、って感じ(笑)。
なんかし、この小説は子ども向け! と、思って読むので、少女が動物と話せることより、離婚している母親が(年頃の娘もいるのに)男性と恋に落ちることとか、主夫とアナウンサーの夫婦とか、そういう設定のほうに
「エキセントリックやな!」
と、思ってしまって申し訳ないわ。笑
で、展開は単純なのがわかりやすいと思う。
リリアーネの母親は、娘のふしぎな力について「世間には隠そう」と、いうポリシーなんやけど、そのあたりが母親としては
「うっ・・・」
と、思うところではあるかな。
普通であれ、(変わったことをすると後ろ指をさされるから)みんなと同じであれ、と、ばかりリリアーネに厳しくいうのね。
それは、集団行動するリリアーネが(ふしぎな力を持っているというだけで)理不尽な扱いを受けることがないように心配してのことやろうけど、それはあくまで大人の心配であって、とうのリリアーネがどうしたいのかというところが取りこぼされてるな、と、思った。
一番大事なのは、子どもたちの気持ちだよなあ・・・、と、思いました。
リリアーネのふしぎな力を、
「すごいね���すてきだね」
って母親にいってもらえたら、リリアーネはそれだけでうれしいんやなあ、と、思った・・・。
私も、あれこれ先回りするよりも子どもたちがどうしたいのかを優先して考えないとあかんな・・・。
(ムスメの感想とは180度違うやろうけども。笑)それでも、面白かったよ!
ムスメは4巻も借りてきているので、そちらもあとで読ませてもらおうかな。(*´ω`)
こうやって周囲に読書をする人がいてたら、自分では絶対に選ばない本を読む機会に恵まれるんよね。
これ、いいよね~!!
ところで、3巻の冒頭を読み始めたときに、
「リリアーネの力は、周囲にはひみつなん?」
「おばあちゃんはメカに強いん?」
「お父さん、何してる人?」
「イザヤは隣の家の子なんや」
などなど、今までの巻で出てきたであろう設定をムスメに訊ねたのだけど、そのたびに的確な回答が返ってきました。
正直、なかなかのボリュームの本やし、いくら挿絵が多くてかわいいとはいえ今までまともに読書をしてなかったムスメなので、
「半分くらいは理解してへんで、文字を追ってるだけやろうなあ」
なんて失礼なことを考えていたけど、
ちゃんと理解してたわ・・・!
あ・・・相変わらず、すごいな・・・。
でもこうやって共通のものを持つと共通の話題ができるので、やっぱりムスメが読む本はまだまだ私も追いかけて読みたいなー。
「どこまで読んだ?」
などと訊ねられ、
「今、イルカが○○で○○して、リリアーネが○○してるところ」
「あー、その先、なかなかの展開やで」
などなど、本についての会話もできたしね! すっごい、楽しい!!!
(周囲に本好きがほんまにいない・・・)・・・から、本について話すことがほぼない
(2016.03.16)
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小2の娘の勧めで読んだ。
子供向け小説だから詰めが甘いとろろがあると
毎回思うのだけれど...
でも子供向けだからこそメルヘンだけでなく、細部の設定までしっかりと言うのが必要かと思う。
でも、娘と同じ本を読むと言うのは楽しい。
「ママ、面白いから読んでみて!」
と言われた本を読んで
「面白かったよ。ママはフェリーンが泳ぐところが好き」
と話したらとても嬉しそうで、
ごちゃごちゃ言わずに一緒に楽しんでよかったと思う。
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私が1番この本で心に残った場面は、足が動かないフェリーンがうでを使って、あみにひかかったイルカを助けたことだ。そして、フェリーンは今までずっと悲しそうだったのに勇気を出して泳いだことで笑顔になったので、私もとてもうれしくなった。あと、もう1つ心に残ったことがある。それは、リリのお母さんは、今までリリのひみつについてきびしくしていたのに、リリの気持ちに気づいてくれたことだ。リリが動物と話せることでいいことがたくさんあると気づいたお母さんは、リリにやさしくなったし、笑顔になれたのでよかった。そして、イザヤとリリとフェリーンがイルカを助けるところには感動した。
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洋書の児童書はつまらないと思っていたけど、以外と面白いし、読み応えのあるものでした。
なるほど、中学年の女の子たちがはまる訳だ。
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夏のバカンスには、ハプニングがつきもの。イルカが嫌いな人はいないと思うけれど、その生態を詳しく教えてくれる物語。イルカの鳴き声はかわいいんだろうな。水族館に見に行こうかしら