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昭和初期、七代目有楽亭八雲に弟子入りした菊比古は、同期で天才の助六とともに成長していく。揃って真打に昇進するが、直後に助六は破門。芸者・みよ吉と謎の事故死を遂げる。菊比古は八代目八雲を襲名。時が経ち、昭和最後の大名人となった八雲に押しかけ弟子入りした与太郎が、助六の遺児・小夏とともに、八雲と助六との因縁噺を紐解く。
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テレビドラマを観てたまたま書店で小説を見つけて読んでます。
ドラマはまだ続きますが、「芸」を極めていくのって命を削っていかなきゃいけないんでしょうか?
せつなくなります。戦争があって、終戦 ようやく落語ができる、
だけど 菊比古と助六の進む道が変わってくる。2人で新しい落語の世界を創り上げるはずだったけど、ドラマも見逃せません。
読んでいるとドラマの場面が蘇ります。
原作コミックもあるようで、小説はちょっとという方はコミックはいかがでしょう?
おススメですよ。
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物語は近代文学的な進行でどこか奥ゆかしく、とこか艶めかしく、心がざわざわする作品。唯一残念なのは、落語の描写が雑であること。落語と心中したくなる思いがかけらも見られない。
落語そのものの話をもう少し丁寧に、演ずるキャラクターの熱が全然伝わってくるような描写が欲しかった。
アニメ版か漫画版をお勧めします。
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菊比古と助六、みよ吉、そして小夏、与太郎の因縁、家族のお話。噺家として生きることってこのお話くらい大変な部分もあるのだろうな、と思いました。与太郎が本当にいい味をだしていて、彼がいるからこその物語だなと感じました。
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落語界を舞台に、遊楽亭を中心とした漫画、昭和元禄落語心中のドラマのノベライズ。そのままノベライズ。
次は漫画。
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雲田はるこさんの漫画が原作です。
落語はいちど聞いたことがあるきりだったのですが、この作品に登場する演目を聞いてみたくなって、噺家さんの動画をいくつか見てみました。話し手によって、聞こえ方も、物語のながれも、本当にひとつとして同じものはなく、落語のおもしろさと奥深さを感じました。
八雲も小夏もそうですが、じぶんのためでなく、誰かのための嘘を密やかに抱えて生きている姿は、落語に潜む艶のようなものと重なって感じられます。
そこに、破天荒でどこまでもまっすぐな、喜劇のような与太郎が加わることで物語が転がっていくのがメタファーのようで面白い!
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ドラマのシーンを思い出しながらの読了です。ストーリーは面白いんですけど、ドラマのノベライズだからなのか淡々としてる感じがして、物足りなさが残りました。これは正直ドラマの方が良かったです。
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ミュージカル化されると聞きドラマのノベライズをひとまず。。
後半なぜか涙が止まらなくて、落語の泣き笑いが読んでる私にも起こってるのかと冷静に考えるとおもしろい
落語のネタが絡む恋と人間の愛とこれどうやって舞台化するんやろか、、、