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いつもテレビで見ていた丁先生、やはりおもしろい方でした。
それに本当に色々なことを知っていて、ためになる話も盛りだくさんでした。
永遠に読んでいられますね!
私はこの本に書かれていた通り、若いころ実証で、かなり無理して遊んでいたので、30過ぎてから病気になりました。免疫を無駄づかいしたのです。
今は虚証に近い中庸な気がします。
とはいえ漢方で補っているだけですので、何かしら改めないとと思います。
また先生の本を、読みたいです。
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PR誌連載中にとびとびに読んでいて、単行本にまとまったとき図書館で借りて読んだおもしろい本。手元における文庫本になってうれしい。丁先生のような人がかかりつけ医になってくれたらたのしいし心強いだろうなぁ。
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高校の部活の先輩に薦められて読んだもの。
先輩は昔から独特な空気感があり、それは医師になってからも変わっていない。
ガチガチの真面目な?医者からしたら「お前そんなもん患者に読ませるなよ」と言うかもしれない本も平気で薦めてくる。
でも、それは先輩の医師人生の中で培われた知見から、読んでおいた方が良いと分類したから薦めてくれたのだと思って真面目に読み切った。
おっさんと漢方の先生の対話型エッセイだろうから、ゆるーく読めるだろうと思っていたら、どうしてなかなか、おっさんはまぁ、役回りもあるだろうから仕方ないにしても、先生の話させる内容がふむふむなるほど!おー!そうかそう言う事だったのか!とひたすらうんうんと頷いていたら読み終わる頃には首がおかしくなりかけていた、と言うのは言い過ぎだけども、それだけ説得力のある様々な研究に裏打ちされた話の連続だった。
漢方?何か怪しい感じしかないじゃん、とか、保険利かないから高くて行けないよと言う方でも漢方ってどんなもの?と言うのをこの本で読んで腹落ちした後には漢方との向き合い方は言うまでもなく、自分との向き合い方が大きく変わるものと思います。
久々に読んで良かった、本でした。
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図書館で何気なく手に取った本でした。パラパラ読んでみたら、目次を見るだけでもおもしろそう。「糖尿病は勝ち組がなる」「不妊は恵まれている」「がんにも個性がある」……なんだそりゃ。どういうことだ?
全部読んでみました。おもしろかった!
聞き手の南氏がかかりつけの漢方医である丁先生に、漢方に関する話を聞く対談集。といっても、思いがけない切り口から始まること多々。坂本竜馬の髪形について、ネイティブアメリカンの薬について……話題は様々ですが、ちゃんと漢方に関連した話に帰ってくるところがすごい。
丁先生の話に驚かされたり、感心させられた箇所はいくつかありますが、個人的には一番はこれを推したいと思います。
「虚証も実証も、その人が持っているトータルのエネルギーや可能性は同じです。それを人生の早くに出し切るのか、持続して細く長く出すかの違いです」
私自身は虚証タイプの人間です。2年前にうつ病で休職して以来、頭痛に吐き気、不眠とはすっかりお友達になってしまい、やりたいこともなかなかできない体になってしまいました。現在30代前半ですが、周囲の友人、同僚はみんな元気いっぱいに仕事をし、私生活ものびのびと送っているのを横目で見ながら、私は突然やってくる体調不良に怯えながら日々を送っております。
なんで私だけこんなみじめな生活を送らなければいけないのか、という思いは何度も何度も味わわされました。
でも実は、みんなが持っている可能性やエネルギー、一緒なんだ。私だけ不平等だと思っていたけど、平等なんだよ、とこの本に教えてもらいました。
体調管理をきっちりと行って、細く長く着実に生きていこうと思います。