読み物として面白い
2016/09/10 21:59
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投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
わが子に作文を教える予定は全然ないけれど、ふと、手に取ってみたら、エッセイ!?ハウツー本かと…
まあ、確かに「作文の書かせ方」には違いないのだけれど、読んでいるうちに自分も作文が書きたくなってしまった
子供たちの作文の数々が非常に魅力的
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小説家の著者が作文教室をやっていた時の経験を活かし、世のお父さん(お母さん)に向けて「星一徹」になってお子さんの文章力を伸ばしましょう、と手ほどきする本。雑誌連載をまとめた本だそうで、短い節ごとに教えるポイントが述べられている。これは予想以上にいい本だった。
書くことを遊んで楽しむ、ほめる、直すところは一回に一カ所、発表の場を作る、他の子の文章を共有することで伸びる、長いものを書ききることで伸びる、文章指導の中で道徳指導はしちゃいけない…等々。
各節で子どもたちの作品も例として紹介されている。(中にはあの真鍋かをりの六年生のころの作文も!)あんまりうまくはないけどこのあたりのかんじがいいでしょう、と差し出される文章は味わいがあるが、そういう著者のあたたかい視線がまた良い。
子どもがいる人だったら、ぜひやってみたいと思うだろう。
個人的には、書かれていることがライティング・ワークショップで言われることとかなり重なっているのが興味深い。作文教室もきっと「ひたすら書く」ことを中心にアドバイスがなされるという感じでライティング・ワークショップに近い形になっていたのだと思う。やっぱりこういうやり方が効果的なんだろうな。教室でも生かしたい。
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[ 内容 ]
作文の星一徹たれ!
200人を教えたシミズ教授が、かわいい小学生の文章を熱烈添削。
作文は必ずうまくなる!
「ブログの女王」眞鍋かをりの作文も講評。
[ 目次 ]
まずは書かせる法
原稿用紙にたて書きで
ほめてやる気を出させろ
ことばで遊ばせろ
長短とテンマル
読みたくなる題名を
テーマをしぼりこめ
擬人法にトライしよう
比喩って楽しいです
ひとの作文を読む刺激〔ほか〕
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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息子が夏休みの読書感想文の宿題をやってるのを見て、ふと思い出し読んだ一冊。何かの役に立てばと「読書感想文」の部分を読み始めたら、「読書感想文」の宿題は害になるだけなので、敬遠の四球だと考えなさいとのこと…役に立ちませんでした。しかし、道徳教育と国語力を混同させちゃいけないこととあくまでも子供が喜んで文章を書くように仕向けることを著者は何度も繰り返し主張していて、とても説得力がありました。子供の文章力、国語力を鍛えるにはどうしたらよいかを考えると同時に、大人にとっての国語力とは何かを考えるのに奥深い一冊でした。
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例文も含めて、相変わらず面白いです。でも、ふと振り返ると、子どもの社会認識とは?とか、人間にとって自己表現とは?といったことまで考えてしまったり。何はともあれ我が子の文章、いいところをほめていってあげようかなぁと思いました。
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週刊新潮の連載をまとめたものとのこと。
そういえば、いくつかは読んだ事ある気がします。
作文を通じて道徳教育してはいけない、の意見には禿同。
子どもが小学生になったら、再読したい本ですね。
それにしても、清水さんに作文みてもらっていた子ども達が、すごく羨ましいなぁ。
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週刊現代に30回にわたる連載ものを一冊にまとめてあり、単純にエッセイとしても面白いです。私の家庭の場合、子どもの作文をみるのは母ちゃん担当になっています。私自身、国語が苦手だったこともあり、作文については子どもにアドバイス出来ませんでした。この本によると、どんな作文でも良い所を見つけて褒めるようにとのことなので、まずはそこからやっていきたいと思います。