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ネタバレあり。
いろんなものの「行きたくない」お話。
「ロボ」のお話では、自分も「ロボ」のいる世界で過ごしてみたい。と思ったが、よくよく考えると今の世の中も様々なものが人間以外のものに制御されてそうなりつつあるのでは?近い未来、起こり得ることかも。
「佳緒」のお話は、ちょっと心に来るものがあった。自分と夫だけで完結できる世界を自分も望んだときがあったので、その居心地の良さから出て行きたくない、でも人生先に進む必要があり、そこから出て行く必要がある、という気持ちを思い出した。
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後半の4作品が私は面白かった。
住野よるさんの作品は嫌な気持ちになることなく、読みやすいし、独特の世界観で好きだったな。
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今どきで自己啓発本みたいなタイトル『行きたくない』。カトシゲと住野よるさん目当てで購入したが、カトシゲさんの「ポケット」はちょっとよく分からなかったぞw住野さんの「コンピレーション」はSF(少し不思議)な感じがして面白かった。一番は渡辺優「ピンポンツリースポンジ」。ロボットも人間と同じ。小島陽太郎「シャイセ」の女二人の関係も嫌いじゃない。
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行きたくない
そんな誰しも抱える感情。
タイトルを見て、取り憑かれたかのように購入。
学校、会社と、行きたくない気持ちは色んな場所に存在する。
私は会社。
6名の作家さんが描く、「行きたくない」お話。
個人的に、「ピンポンツリースポンジ」が好きだった。ロボットが色んな事をやってくれる世界の話。
その中で、突然にロボットが「行きたくない」って言い出す話。
あー、いつか現実でもこうしてロボット頼りの世界になるかもしれないな。なんて思いつつ、心が無いはずのロボットに「行きたくない」という感情が生まれる。
そうだよなぁ〜あるよなぁ…と。
はぁ〜、サボってみたいな。
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シャイセ 小嶋陽太郎(雰囲気が好き)
終末のアクアリウム 奥田亜希子(雰囲気が好き)
コンピレーション 住野よる(設定が面白い)
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最初の2つは自分の好みではなかった。
(面白いと感じる人はいると思う。自分の好みじゃないってだけ。)
その後の4つはどれも面白かった。
特に渡辺優先生のピンポンツリースポンジが好き。
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「行きたくない」をテーマとした、若手作家達による短編集。どの作品も個性的でちょっぴり異世界が入ったお話しで楽しく読めました。 それぞれの作家のセンスが伺える、 新しい作家さんに出会えた1冊でした。
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加藤シゲアキさんが好きなのでポケットのみ読んだ。加藤シゲアキワールドだなぁという作品で理解するのに時間がかかる少し不思議な話だった。加藤シゲアキさんは短編より長編の方が面白いかなと思った。
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23/9/8
『ポケット』
初めての加藤シゲアキ作品
よくわからない
ふわふわした感じ
読みやすい文体なのに、すっきりしない
好きな人は好きなんだろうなぁ
楽しく読めなかったので、1つめだけ読んで挫折
ちょっと、『スピン』掲載の短編と雰囲気が似ている
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住野さん目当てて購入し読了
初めて出会う作家さんも多くて、他の作品も読んで見たいと思った。この作品は全て短編なので読みやすかった、少々内容の濃さには欠ける。でもとても御満悦です
それぞれの行きたくない理由が詰まっている
*ポケット
あんまりよくわからなかったけど、雰囲気とふわふわした感じはすき。好きなことして、好きなものだけを視界に映して、生きていきたいね
*あなたの好きな/わたしの嫌いなセカイ
立場など社会的な状況があっても、過去に感じたことは変えられないし、取り繕ったり無理をしてしまうことは限界につながっちゃう。人の幸せや笑顔を望みたいけど、そう出来ない状況って辛い。よく関わる人が、自分の嫌いで仕方ないもので形成されてたら、と思うと交われない。人の好きな物が、私の好きなものではなくて嫌いな時もある。逆も然り。私が幸せを感じている時、不幸せを感じている人もいることを忘れてはいけないと思った。
*ピンポンツリースポンジ
「ロボに気分があるかどうか分からないのと同じように、他人に気分や感情があるのかどうかも、本当のところは分からない」同じ感情を共有したら、親近感わくよね。だけど、ロボットと人間の共存は、もし仮にロボットに感情が芽生えたら無理なのかな。人工知能に頼って便利の生活を送ることは、人間の生涯において、充実感と幸福感に繋がるのだろうか....
*シャイセ
設定から好きでした。1番好きかも。「人間は自分のことになると馬鹿になる」期待したくなっちゃうのが、性なんでしょうか。客観的に見れない、見たくなくなってしまう。心のどこかでは分かっていたとしても。それは、1人になってしまった時、当たり前にできていたこと、2人でいた時に耐えることができていたことに負けてしまうことに気づいてしまうから。心が空いてしまう感覚は味わいたくないね、人と出会う度に別れを意識してしまうので読んでいて情緒が刺激されました。友達が「恋人がいる奴はちゃんと働くことが出来る」って言っていたのを思い出した
*週末のアクアリウム
世界観が好き。アクアリウムの中から見ているような作品で、割れたことによってそこから絶望が始まるのかなあ、、。選択というものは少々残酷に感じる。終末を迎えた世界でも、帰る場所も帰りたい場所も一つだけ、行きたくないより生きたくないに感じたかも
*コンピレーション
今の自分の幸せを知っているから、外に出ることは求めていないという姿勢が悲しいけど分かるところもある。挑戦って怖いもんね、でも主人公から怖さは微塵も感じなくて、今の幸せをずっと続けたいって感じだったな。その幸せが永遠であることを願いたい、幸せが終わったあとに挑戦すればいい話かもしれないね。でも決まった場所でしか生きることが出来ないのは、もっと悲しいように感じた。時々、朝に目が覚めた時に夢か現実か分からなくなる現象に似ている、そんな作品だと形容したい。友達は対等であって、望みを叶えるという条件がつくと対等ではなくなる、という言葉に考えさせられた。
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ピンポンツリースポンジ
このAIロボットを想像して笑えた
優しい物語の中に
ロボットが意思を持ち始めたらどうなるのか想像したらぞっとした
こんな本は連休の頭に読まないとと思いながら読んだけど、それぞれの物語は行きたくないややりたくないの中に行きたいとやりたいが交錯していた
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どの話もよかった。特に好きなのは、「シャイセ」と「コンピレーション」かな。名前を知らなくて、お互いにあだ名をつけてる関係って素敵だなと思った。ベッドから落ちて目覚めて、下の人からつつかれるのを、挨拶してるみたいと感じていたのが可愛かった。毎晩、違う友達が家で待っててくれるのもいいなって思った。本当の世界とかよくわかんないけど、今の暮らしを幸せだって思えて、行きたくないのなら、それでいいと思った。「ピンポンツリースポンジ」の機械が、行きたくないっていうのも可愛かったな。
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6人の小説家によるアンソロジー。住野よるさん目当てで買ってみたが、その他の作者さんの話もとても面白かった。まず住野よるさんのコンピレーションは、少しSFチックで他の住野よるの物語と比べて珍しい内容だった。会話の表現やテンポ感が住野よるさんらしくて実家のような安心感だった。他にも近未来の話やバッドエンド風な話など、同じ「行きたくない」というテーマにも関わらず、十人十色で、全然違った味わいがあり、アンソロジーの醍醐味だなと感じました。