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大昔のトレンディドラマの原作です。
ちょっと話題になったので、どんなのだったっけ?と図書館で借りてみました。
予想通り、というか予想以上に茶番でした(笑)
昔はこんなストーリーにときめいていたんですかねぇ。
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人の世なんて一瞬。人の命なんて一瞬。
そんな中で出逢った人を愛し、出逢った人に優しくし、出逢ったことを喜ぶのがきっとすてきな人生なんだと思う。
本文より引用。
主人公の周りの人、他人の狡さ、親心、が交錯する作品。
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前作に続きいかにも下世話な話でしたが、なぜかこの作品はワタシを引き込むところがあります。展開が大きいからかな?
ちょっとありえない、これまた下世話な事件が次から次へと目白押しで目が離せません。ってことは面白かったということか?
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昔のドラマのノベライズです。
いわゆる、不倫の話で、賛否はあると思いますが、当時は夢中でドラマを見ていました。
ドラマでは、不倫をする娘の母役で、加賀まりこさんが出演されていて、中原中也さんの「春日狂想」の詩を引用するシーンがあり、心に残りました。
ただ、ノベライズには、いろんな事情があるのか、登場せず、残念でした。
その詩を、引用させてください。
愛するものが死んだ時には、
自殺しなけあなりません。
愛するものが死んだ時には、
それより他に、方法がない。
けれどもそれでも、業(ごふ)(?)が深くて、
なほもながらふことともなつたら、
奉仕の気持に、なることなんです。
奉仕の気持に、なることなんです。
愛するものは、死んだのですから、
たしかにそれは、死んだのですから、
もはやどうにも、ならぬのですから、
そのもののために、そのもののために、
奉仕の気持に、ならなけあならない。
奉仕の気持に、ならなけあならない。
全部、言われた訳ではないのですが、当時、こんな詩があるんだ、って心に残って、時々、思い出します。