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洋食屋店主がフライパンをカメラに持ち替えて、70年にわたり撮り続けた東京下町風景。江戸っ子の語り口とともに甦るあの頃の記憶。
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読売新聞都民版の「秋山武雄の懐かし写真館」から、素敵な72本を書籍化した一冊。
著者が長年撮りためた写真を眺め、江戸っ子お爺さんのお話を直接聞いているような気分になれました。
年齢を問わず、昔の東京を楽しめると思います。
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文章が語りかけるようでとても親しみやすかったです。何気ない風景を切り取っているのがとても良いです。、
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読売夕刊連載記事のうち72本を抽出。
たしかに懐かしい写真のかずかず。よく撮り続けたもの。私と一回り違いか。このまま100歳越えの写真家を目指してほしいもの。
ただ、個人的に若干暮らした場所が違うので完全には没入できない。家人は近所なので懐かしく楽しんでいるよう。
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1937年生まれ洋食店主のかたわら趣味で都内の写真撮影したネガは数万枚。その中から厳選、読売新聞の連載コラム。
店主の江戸っ子の語り口と今となっては戻らない懐かしい風景の数々。洋食店の仕事の合間を縫って撮影を趣味に。良くぞと思う失われた景色、一般庶民の生活。
路地裏の子供たちや近所を挨拶して回る花嫁、縁台将棋。こち亀の回想編やサザエさん的な日常。
とりわけ都電と良くぞ目をつけてくれたと思うオバケ煙突。ちゃんと、四本、三本、二本になる場所を探して写真を撮っている。煙突の見える場所の人々の日常も特筆。
懐かしい昭和の風景、筆者の江戸っ子の語り口と合わせて楽しめます。
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昭和も遠くになりにけりですが、やはり昭和好きです。結局昭和は15年くらいしか生きなかったので、平成の方が長くなってしまいました。
本作は洋食屋のおやじさんが、趣味を超える情熱で撮りためた写真を基にした本です。
とても貴重な写真ばかりで、見入ってしまいますねえ。いい時代だったなんて安直に言えないですが、見ている分には胸に温かいものが湧き上がります。これがノスタルジーというものなのでしょう。
人によっては後ろ向きに感じたりするのかもしれませんが、ふと立ち止まって思い出にふけるのも悪くないと思っています。
僕の親世代に懐かしい本です。
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何気なく手に取りましたが想像以上の良本でした。戦後の東京がすさまじいスピードで変わっていく様を収めた貴重な一冊。写真だけではなく、著者の秋山さんの語りを(ラフな口調もいい感じ)併せて読むことで、写真の理解がより深まります。自分の生まれ年もまたいでいるので、「こんな時代だったのか…」としみじみしました。懐古ばかりも良くないと思うけど、この時代の空気をもう一度吸ってみたい。
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東京・下町の食堂のお父さんが撮りためた街の姿。
終戦直後からの人々の暮らしぶり、街の様子が写っている。
職業として撮っているものではないからこそ、わざわざカメラを向けないような何気ないシーンを多く残せたのかもしれない。
撮影したお父さんのコメントがまた良い。