前評判通りの面白さ
2014/10/07 20:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:reon - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて吾妻作品を読んだ。筆者の体験記なので、実に面白い。事実故の面白さ、事実故の驚き。続きのアル中日記も楽しみです。
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うわ、きつい・・。でも面白い。吾妻ひでおの名前を知っている人ならともかく、知らない人が読んでどうだろう。ホームレスになったりアル中になったり、状況も本人もおそらくぴちぴちできつきつだったはずなのに、それをしっかり冷静に漫画に出来てしまう凄さ。死んだりだけは、しないで欲しいものです。
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■mtkw さんが必読と言ってますので、中身もあらためずに購入。吾妻ひでおという名前もそれを後押しするだけの力を持っています。それでも、当初の予想をはるかに超えて今年のナンバーワンかという一冊。
■失踪からホームレス生活にはいる第1章。更なる失踪の後、ホームレス中に配管工としてスカウトされたガテン生活の第2章。そしてアル中になる第3章。すべて実話なのですがマンガとしてよく練れていて、バランスの良さというか品の良さを感じます。もちろん悲惨は悲惨なのですが、それだけに終わらないところはさすが。
■ギャグマンガ家というのは、何年も現役でいられるものではないですよね。時事ネタを容れて日々アップグレードする道を選んだとり・みき。寡作というレッテルを貼って消耗を極力抑えた江口寿史。吾妻ひでおはその語り口を武器に、ギャグを減らしてでも、描き続けてほしいです。
■昔のマンガ読みだけではなく、辛くても生きていく現代人に。
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タイトルまんま。アル中の章がおもしろかった。逃げ出していきなりホームレスになる、というのがすごい。読了/05.04.02
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少年ジャンプで「二人と5人」を書いていた吾妻ひでお。失踪した時のアル中、ホームレス生活が実にリアルに書かれてます。
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締め切りから逃げる漫画家が居るのはなんとなくわかりますが、家族や一般世界からも失踪してる人が居るとは。。。ホームレス編、配管工編、入院編とあるが自分的にはホームレス編がサバイバル要素満点で一番面白い。
後の二編は共感できないだけに「へ〜」って感じ面白いけど後に残らない、みたいな?
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個人的にはあまりしっくり来ませんでした。ホームレス生活その他を淡々と、しかしながら読ませる内容で描く事はすごいと思うんだけど、なんか「酔っ払いの昔のやんちゃ自慢」を聞いている気分になるんですよね。失踪やアル中で家族にえらく迷惑かけているのに、語り口がひたすら能天気なのがそう感じさせるんだろうか。普通はこれらの話題は陰惨なイメージがつき物だから、あえてそういった語り口にしてるのは分かるんだけど。多分自分が「失踪した父親に迷惑をかけられた息子」だからだと勝手に推測。
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作品は4つの部分に分けられている。まず漫画家という社会的立場から逃げホームレスのような暮らしをしていた時期の生活内容の披露、次に同じく職場を逃げ出しホームレスをしていたところ声をかけられ配管工として働いた時期の生活、3つ目に漫画家としての生活、最後にアルコール中毒になり入院した際のレポートという構成になっている。どれも現実的に考えるとある種の厳しさを感じる内容だが、ほのぼのとした世界観で抵抗無く読める。かといって作者がそういった人柄でないことは、巻末のとり・みきとの対談を読むとすぐに分かる。つまり、この作品はエンターテインメントを数多く描いてきた吾妻ひでおの漫画家としてのプロ意識によって自虐や自嘲を越え娯楽にまで昇華されているのだ
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前から気になっていた本をふらっと立ち寄った書店でついに入手。ちなみにわたしはこれまでにこの著者のマンガを読んだことがなく、BUBKAの対談を読んだあとだっただけに(?)あの人がこんなカワイイ絵柄を書くなんて! と意外だった(汗)。
のほほんと書いてあるけど、実際大変だったろうなと思う。笑えるんだけど(汗)。
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悲惨な体験を、さくっと漫画に纏め上げると言う荒行。
巻末の対談でも語られていることではあるが、ドロドロしたものを其の侭露呈させるのでなく、
ドロドロとは対極である、ライトな形に置き換えて
表現できる吾妻ひでおはやっぱり凄い。
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80年代漫画マニアの人なら、「不条理日記」にはまらなかった人はいないと思います。しかし、そのときのあじまセンセの状況は風の噂にきくばかりで実態はわかりませんでした。その実態を知りたい人は買っていいかも。まー一般人にはお勧めしませんが。
あ、これから失踪したい人なら参考になるかも(笑)
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マンガ家なのに浮浪者、
マンガ家なのにガス工事屋、
マンガ家だからアル中????
とにかく面白い!
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滞欧中にレビュー読んでずっと読みたかった本。買ってもらってて帰国してすぐ読んだ。ゴミ漁ったりシケモク拾ったりの方は、人間堕ちても生きていくもんだなあと。アル中入院のエピのほうがこわかった。薬でもギャンブルでも中毒ってなんでも同じなんだな。謎のシスターがすごい気になる。
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面白かった。とことんまでダメ人間な生活を綴った体験記だが、何故か自分も頑張ろうと思えるあたり、実力のある書き手なんだと思わせる。社会の暗部に目を向けたくない人以外にはオススメ。
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吾妻ひでおは、ちょっとロリっぽい絵を描くマンガ家で
私にとっては「OUT」や「ペケ(幻の雑誌〜)」という
ちょっと同人誌ノリの雑誌で見てた人です。
(人によっては、全然違う認識でしょうけれど、私は
子供の頃は少年誌は読んでなかったので……)
「失踪日記」は実話マンガで、締め切りを放り出して家出した
著者のホームレス生活とか、アル中で入院した話とかが
セキララに綴られてます。ゴミ箱をあさって食料を手に入れる
話とかもすごく詳しくて、ホームレスになったときには
結構役立つかも(笑)。
アヤシイ風体でウロウロしてて警察につかまったら、
吾妻ひでおのファンの刑事さんが出てきて「先生ほどの
人がどうして…」というところでは、思わず「マンガみたい〜!」と笑ってしまいました(もともとマンガだけど)。
それにしても、締め切りを放り出して2度も失踪して
許されるのは、やっぱり才能がある人だからだろうなー。
凡人にはそんなことできないなあー(といいつつ、そもそも全然スケジュール守ってないし)。
吾妻ひでおファンじゃなくても面白いと思うので、
機会があったらぜひ読んでください。