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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
いいことは、述べられていますが、あくまでも理想です。子育ては、そうはうまくいきません。確かに、書いてあるのは、もっとも……しかし、実践はなぁーといいたくなりました。
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レジリエンスという考え方はこれからもっと大切になってくると感じました。榎本さんの本は私たちの肌感覚と非常によく合います。それを心理学というフィルターにかけるのでより説得力が増しますね。
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今話題の非認知能力がキーワードの本でした。AIが発達して先が読めない社会には学力や知能ではなくQIが必要。生きる力を身につけた子どもを育てるためにはレジリエンスを鍛え、注意や叱責に耐えられるようにしていかなければなりません。社会にでると逆境や苦行がたくさんあります。そんな中で生き抜くことができる若者を育てるには子供時代の過ごし方が大切!
子どもを育てる大人として、はたまた同じ職場で人を育てる上司として、子どもや部下を信じて任せてみることが私にも足りない部分であると考えさせられました。
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早期教育について迷われてる方は是非(個人的には絶対)読むべき。幼児教育や子育てに関する本を多数読んできましたが、こちらのを本を一番にお勧めしたいです。
早期教育の『効果がある』と『意義がある』は別だと解説されています。詳しくは中身を見てください。
2019年の本なので最近の子供たちに関する問題についても多数触れており、その原因をこれまでの研究を紹介しながら考察し、何が大事なのかを説いています。
また、この本でと取り上げられている レジリエンス については、私の本棚に入っているレジリエンスの本を合わせて読むと理解が深まると思います。
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どうしてこんな世の中になってしまったのか。
親がはたすべき、我が子への教育とは何か。
また、学校現場がきをつけるべきことは?、教育委員会が留意すべき点とは?
AI時代、勉強かできても生き残れない。
では、生き残れる子どもを育てる為に何を重視すべきか…
その答え、ヒントが隠された一冊
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現代の若者はなぜ打たれ弱いのかを子供時代の教育方法・時代の変化などから分析したことが書かれている。
これからの時代に対応していく為の教育方法・子育ての仕方が学べる。また子供だけの話ではなく、若手社員の指導方法にも通ずる知識と考えが学べる。
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幼児期に、努力して壁を乗り越える経験をさせることが重要。そのために親として必要なエッセンスを、データや実例を基に紹介している。メンタルが弱い、根性がない、等をはっきりと提示している点も個人的にはお気に入り。
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非認知能力・生きる力のはぐくみ方
〇ここで改めて認識しなければならないのは、失敗することの意味や価値だと思う。(p27)
☆必要なのは、失敗への対処能力。そして、失敗から学ぶこと。失敗はだれにでもあるから、それをどう生かすか。
〇学問で大切なのは「遊び」の心です。
教科書通りに覚えることではない。自分で問題をつくり、自分で解いてみて、ここまでわかるんだと感動する。(p69)
☆益川敏英さんも情熱を燃やす、と言われる。
〇このような文化施設に子どもを連れていく行動を親が
取っている場合ほど、子どもの学力が高いことが示されたのだ。(p87)
☆親の知的好奇心。
〇このようなレジリエンスに関係する好ましい性質を身につけるためには、次のような要因が重要であると私は考える。(p113)
①自己肯定につながる認知スタイルを身につけること。
②プロセスを生きる姿勢をもつこと
③頑張った経験があること
☆レジリエンスの本、参照したほうがいい。
①は周囲との関わりも大きいだろう。
〇親が日常的に用いている言葉が子どもの思考スタイルを方向づける。(p146)
☆その時に、失敗から何を学ぶかが大事だよ、と根気よく教えていくことが大事だよね。時間がかかるのだ。
効率的にしようと思ってはいけない。
・だれだって失敗はあるよ
・挫折を経験することで、人は強くなっていくんだよ
・結果が全てじゃない。がんばることで力がつくことが大事。
〇友だちと思い切り遊ばせることの大切さ(p164)
☆思い通りにならない、という経験が大事だそうな。
①相手の視点
②我慢すること
を学ぶ。うーん、そうだなあ。
私にはこの経験が少ないのかもしれない。
相手の気持ちに共感する力や、自分の感情をコントロールする力を身につけていく。
〇ほんとうに大事なのは、表面的なテクニックよりも、叱るという行為の背後にある親の思いだろう。(p216)
☆自分のことを愛情をもって見守ってくれていると思うような叱り方をしているか。
子どもの将来を考えて叱る。
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非認知能力に関して知識を得るのであればより最適な本が別にあると思う
個人的にはそれらの本と比較して中身が薄っぺらく、価値がなかった。
筆者の個人的主観(一部偏見では?)もかなり入っていると感じた。
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田舎育ちの自分がしてきたことが、今となっては貴重な体験だと再認識出来ました。今の環境で子供にしてあげられること、よく考えて色々体験させてあげたいと思うとともに、親の不親切な過保護にならない様にしっかりと見守れる親になりたいと思える本でした。
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■そもそも子供たちが傷付かないようにといった配慮が強まってから,果たして子供や若者の心はたくましくなっただろうか。むしろ逆に傷付きやすい子供や若者が増えたのではないだろうか。現状をみると傷付けないように配慮する子育てや教育は逆効果なのではないか。
■子供が傷付かないようにと大人たちが過保護な環境を作り子供たちの失敗経験が奪われているせいで,失敗経験が乏しく失敗に対する免疫がないため,いざ失敗すると大きな心の痛手を負う。
■子供たちに負荷をかけない子育てや教育のせいで忍耐力や頑張る力を身につけないまま大人になってしまい,頑張らねばならない状況で頑張ることができず苦しんでいる若者も少なくない。
■気の合う数人の友達とだけ遊んで過ごす時代になると,様々な人間関係を日常的に経験することがないため,人との距離の取り方が分からないという者が非常に多くなっている。
■遊びは様々な非認知能力を発達させる。
■好きなこと,興味のあること,楽しいことなら,心から集中できる。子供時代には,そのような経験を積み重ねることが大切。幼いころに思い切り遊んだ子供の方が大きくなってから必要な時に頑張ることができるというのも何かに思い切り集中することを経験していることが大きいのではないか。
■親自身の知的好奇心の強さが子どもの学力の高さに影響している。
■乳幼児期において重要なのは認知能力(いわゆるIQのような知的能力)ではなく,非認知能力をしっかり身につけること。
■非認知能力というのは,自分を動機付ける能力,長期的な視野で行動する能力,自分を信じる能力,他者を信頼する能力,自分の感情をコントロールする能力など。その核となるのが自己コントロール力だが,最新の心理学研究でも自己コントロール力が人生の成功を大きく左右することが強調されている。
・テリー・モフィットは1000人の子供の32年間にわたる追跡調査により,子供時代の自己コントロール力が将来の健康や富や犯罪を予測することを発見
・我慢する力,衝動をコントロールする力,必要に応じて感情表現を抑制する力など自己コントロール力が高いほど,大人になってから健康度が高く,収入が高く,犯罪を犯すことが少ないことがわかった
・自己コントロール力は,まさに日本の子育てや教育において伝統的に重視されてきたものといえる
■子供の非認知能力と学力との間には,緩やかな正の相関がみられる。
・親の学歴や収入といった社会経済的地位と学力との間には中程度の正の相関がみられる
・子供の非認知能力遠矢尚社会経済的地位との間には相関は見られないことから,非認知能力と社会経済的地位は,それぞれ独立に学力に影響を及ぼしていることがわかる
■IQが高くてもEQが高くないと社会で成功できない。
・非認知能力はEQと呼ばれている
・EQ(心理学ではEI=情動的知性というがIQとの対比で一般にはEQと呼ばれている。)心の知能指数などともいわれる
■IQは遺伝規定性が強い,つまり遺伝によって決定されている部分が大きいため教育や本人の努力ではどうにもならない面が強いということが心理学の研究で示されて��る。
■社会に出て活躍しているのは遺伝的に優秀なIQの高い人かというと必ずしもそうではない。
・ゴールマンは人生で成功するかどうかは心の知能指数によって決まるのではないかと考えた。それがEQ
■EQとは「対自的能力」(自分の心の状態を理解しそれをコントロールする能力)と「対他的能力」(他人の心の状態を理解し,それに対応する能力)に分けることができる。
・対自的能力
①自分の感情や欲求に気付く能力
②自分の感情や欲求をコントロールする能力
③自分のを鼓舞しやる気にさせる能力
④粘り強く物事に取り組む能力
⑤物事を楽観的に受け止め前向きになる能力
・対他的能力
①人の気持ちに共感する能力
②人の立場や意向を想像する能力
③人の言いたいことを理解する能力
④人に自分の気持ちを伝える能力
⑤人と気持ちを通い合わせる能力
■EQが高い方がストレス対処能力が高く,学業成績が良好で,職業的成功度が高く,社会適応がよく,人生の幸福感が高い。
■勉強や仕事へのモチベーションもEQで決まる
■レジリエンス(逆境に負けない心)が強い人
①自己肯定感が高く自己受容ができている
②楽観的で未来を信頼している
③忍耐強く意志が強い
④感情コントロール力がある
⑤好奇心が強く意欲的
⑥創造的で洞察力がある
⑦社交的で他者を信頼している
⑧責任感があり自律的
⑨柔軟性がある
■レジリエンスに関係する好ましい性質を身につけるためには,
①自己肯定につながる認知スタイルを身につけること
②プロセスを生きる姿勢を持つこと
③頑張った経験があること
が重要
■嘆いてばかりの人やすぐに落ち込む人は何かにつけて感情反応をする傾向がある。一方,どんな時も前向きでいられる人には認知反応をする傾向がみられる。
・感情反応:「大変だ」「こんなのもう嫌だ」「何でこんな目に遭わなきゃいけないんだ」「もうダメだ」「ほんとに自分はダメだな」
・認知反応:「さてどうしたらいいんだろう」「とにかく今できることからしていかないと」「何とか挽回しないと」「失敗を繰り返さないよう注意しよう」
■ネガティブな心理の持つメリット
①ネガティブ気分は記憶をよくする
②ネガティブ気分は対人認知の正確さをもたらす
③ネガティブ気分はモチベーションを高める
④ネガティブ気分は対人関係をよくする
⑤ネガティブ気分は説得力を高める
■ダニング=クルーガー効果とは,能力の低い人は,自己認知能力も低い,つまり自分が能力が低いことに気付く能力も低いということ。
・できない人は楽観的で自分の能力を実際以上に高くも見積もるため自分の能力不足をしっかりと認識できず薄っぺらい自信を持ってしまう
・できる人は不安が強く,自分の能力を実際以上に低く見積もるため,まだまだ力不足だと感じる。それが成長の原動力となる
■不安の効用も無視できない。自信のなさや不安が向上心を刺激し,成長につながるといった面があることは子供を教育する際に忘れてはならない。
・物事をあまり深く考えない心理傾向を「思考的外交性」というがそれは不安��なさと関係している
・勉強をまじめにやっている学生の方が不安傾向が強い
・ものごとをあらゆる角度から慎重に検討するから不安になる。不安だからものごとをあらゆる角度から慎重に検討する。そして不安を少しでも解消すべく用意周到に対策をとっていく。そういった循環が仕事の質を高めたり対人関係での失敗を防いだりすることにつながる
■バウマイスターたちは,ネガティブなものはポジティブなものよりも強力なインパクトを持つと結論付けた。
・嫌な感情はよい感情よりもインパクトが大きい
・否定的なフィードバックは肯定的なフィードバックよりも強力なインパクトを持つ
・人は良い自己定義を追求しようとするよりも,悪い自己定義を回避しようとするよう動機づけられている
・悪い印象や悪いステレオタイプは,よい印象やよいステレオタイプよりも簡単に形成され,なかなか消えない
・行動経済学で得られた知見とも一致する。たとえば,不確実だけれども大きな利益につながる可能性のある選択肢よりも,少なめであっても確実に利益が得られる選択肢を好む習性がある
■忍耐強さ,自分を信じる力,衝動をコントロールする力,感情を抑制する力,人の気持ちに共感する力など,非認知能力の特性を見ればわかるように,その基盤には情緒的安定がある。
■子供の非認知能力を高めようと思うなら,何よりも大事なのは親が子どもとじっくり関わること。それによってアタッチメント,つまり愛着の絆が形成されていく。例えば1歳児は愛着の絆ができていれば,その愛着の対象である親が傍らにることで安心して冒険ができる。知らない大人や子供のいる部屋でもおもちゃで遊んだり周囲を探索したりできる。公園で知らない子供がいても不安を克服して自分なりに遊んで楽しむことができる。それに対して愛着の絆がうまく形成されていないと不安に圧倒され親の傍らから離れることができない。愛着の形成が順調であれば,そのうち親がいない時でも,心の中に親がいる感じになり不安にならずに一人で遊べるようになる。遊びだけでなく勉強のような知的活動も含めて課題に集中できるようになるにはまずは安心できることが必要で,そのためにも親が子どもとじっくり関わることが大切。
■幼いころに遊びを通して友達とのやり取りを十分経験しておかないと非認知能力の基礎が形成されず,友達とどうかかわったらよいかが分からないということになる。それで対人不安が極度に強まり友達関係に消極的になってなかなか友達ができず学校に居場所ができない。
■幼児期・児童期から友達と十分に遊ばせてコミュニケーション面の非認知能力を高めておくことも大切。
■共感性や感情コントロール力,コミュニケーション力ばかりでなく,自発性も遊びを通して身についていく。
■子供同士で遊ぶことには大人指示に従うのではなく自分たちの自発性に基づいて動き回り,それぞれが自分の思いと相手の思いの軋轢の中で調整していくといった面がある。その意味でも子供が自分の思うように遊び回るといった自発的な動きを日常的に経験させることが大切。時を忘れて遊びに没頭することで充実感を味わいながら自発的に動く力,物事に夢中になって取り組む力を身につけていく。
■幼��期・児童期に思い切り遊ぶ経験は,共感性や感情コントロール力,コミュニケーション力,自発性を高めるだけでなく,集中力や想像力を高めることにもつながる。
・何かに夢中になり没頭する経験は集中力を身につけるためにも大切
・遊びを通して集中力を身につけることは,幼児期・児童期の重要な課題と言ってよい
■レジリエンスを高めるのが子供時代の最重要課題
・ちょっとやそっとのことではくじけない心のたくましい子供に育てる。それが子育てや教育の最も大切な目標である。
・自尊感情を育てる
・自尊感情の形成にとって特に重要とみなされているのが親との関係であるが,親のどっしりとした安定感とゆるぎない愛情が自尊感情の土台となる
■適度な負荷をかけ自己効力感を育てる
・バンデューラは「こうすればうまくいく」とわかっていても誰もが実行できるわけではないことから,期待を「こうすればうまくいく」という結果期待と「自分はそれができる」という効力期待に分けて考えた。この後者が「自己効力感」に相当
・頑張って困難を乗り越えた経験がないと自己効力感が育たない
■何よりも大切なのは親自身の非認知能力を高めること
・自己モニタリングを意識してみること
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昨今のほめる教育の誤りを指弾しているが同意できるのは10%くらいかな…
共感力の大切さを謳う割には、若者やアメリカ人に全く共感しない語り口にやや辟易した。自分たちの世代の良かった点もあるとは思うが、そんなみなさんが作った社会とて完璧とは程遠い。
ただ、この本に共感できる若者は出世すると思います!
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こどもの育て方と、それを取り巻く環境について警鐘を鳴らす内容。
幼少期に学力、語学の詰め込みではなく、ほかに伸ばすべき能力がある。現代の「我慢できない子ども」にならない様にするためのアドバイスも書かれている。
私は特段、勉強が出来るわけでも、高収入でもないが、リレジエンスに関しては人並みか、それ以上にあるかもしれない。その点に関して、両親が意識していたのであればに感謝したい。また、息子に対しても、同じ様な方向性で良いとも思えた。
全てとは言えないが、概ね賛同できる内容。周りを意識しすぎて子育てをしている親であれば、より痛いところを突かれるのかもしれない。
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レジリエンスの重要性について書かれていた。
その中でも、
親の非認知能力の高さと子供の非認知能力の向上が関係あるということ、習慣形成でレジリエンスを高めるという内容が、印象に残っている。
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題名に魅かれて読んでみた。親のための教科書。子供にいろいろ求めるというより、まずは親が変わらないと子供も変わらない。子供の見本になるように振舞わないと。。。