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「ざんねんないきもの図鑑」によく似た印象の本です。
取り上げられているトピックが、「生きものの変わった生態」ではなく、実用化されなかった兵器の「不合理さ」である、という点がちがうくらい。
イラストもそれぞれの兵器の「特徴」をよくとらえていますし、解説の文章も(小学生を対象としているからでしょうか)平易で読みやすくなっていますが、全体としての情報量が少なく、一つひとつの兵器についてのかみ砕いた解説や解釈がないため、釈然としない部分も残ります。
小学校高学年~中学校の男の子にはウケる本だとは思います。
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想像以上にざんねんなものがあって何度か笑った。
驚くことに、熊やイルカ、鳥など、動物を使った兵器もいろんな国で考えられてきたらしい。癒されるような(絵柄ゆえか?)、でも人間にいいように使われている感じがして眉をひそめてしまうような、複雑な感情を抱いてしまう。
読了後、皮肉にもこの本に載っている兵器を各国でプレゼンし合う光景が思い浮かんで、なんて平和なのだろうと思った。
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ひと口に「ざんねん」とまとめられているが、性能はそれなりだがタイミングが悪くて使われなかったもの、アイデアはなかなかだが実現が難しかったもの、そもそも問題外なもの……と種類は様々だった。
たくさんの失敗作の上に今日の兵器があると思えば、まったくの無駄ではないのかな。