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翻訳の奥深さについて、改めて考えさせられた。
文化の違う国の文学を100パーセントパーフェクトに訳すことは至難の業、というより、できない。そのまんま字面通りに翻訳しても原文の魅力を伝わらないことが多いだろう。そこをどうやってうまく訳出して原文の元の味を残せるかが訳者の腕の見せ所なんですが、それが本当に難しいんですよ。たったひとつの単語、1センテンスの意味を汲み取ることができずに何時間も悩むこともある。。。あぁ~翻訳学習者の愚痴になってしまった(笑)
原語のひとつひとつに向き合い丁寧に訳出していくことの大切さと、訳しにくい言葉に対するヒントのようなものを教えてくれる一冊。翻訳勉強中の人には絶対役立つと思う!
そして、「海外文学は読みづらい」と敬遠する方々にも、訳出にどれだけの苦労があり、またそれを感じつつ異国の文化に触れることも大きな魅力であることを知ってもらいたいと思ったりする。
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いつも翻訳で苦しんでいる同僚へお土産にしようと思いました。
訳せない言葉の訳を考える作業って苦しいけれど楽しいですよね。著者の翻訳者としてのそういう苦しい喜びみたいなのが詰まっていて良かったです。
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実務になればレアケースが出てくるというのはどの業界でもよくある話。
そこへの対応にプロの矜持と技量が問われる。
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Pudding ってなんなんだって夫婦で話し込んだ。言葉ってディープコンテキストなんだね、それ自体が。ほんとに世界は理解し会えるのかなぁ、などと考えつつ、読了。いい本でした。
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翻訳とは文法や単語の知識だけでなく、
その言語の成り立ち、その言語が使われている地域の文化、歴史を知ることが必要なんだと改めて認識した。
例えば英語が書ける、読めるだけでは
原文をできるだけ生かしつつ読み手を楽しませる翻訳はできないんだな。
韻文を翻訳する時の苦しさと楽しさ(苦労はわかるけど、楽しさって!)。
これを読んだので訳文を丁寧に読もうと思う。
今までさらっと読みすぎていた!もったいない。
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ベテラン翻訳者が実務の中でぶつかった日本語と英語の、背景となる文化や言語表現などの違いによる翻訳の難しさについて解説してくれる本。
とても実践的で英語をより使う際には、何度も読み返してものにしたいと思った。
Richard of Yolk gave battle in vain. (虹の七色、赤橙黄緑青藍紫のおぼえ歌)