蜂蜜と眼鏡 みんなのレビュー

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

出版業界もので、小説家と担当編集者の王道カップル。

ネタバレがあります。

俺様な小説家攻め（39歳）、眼鏡童貞編集者受け（30歳）。雑誌掲載された前半と、その後の二人を書き下ろした後半を収録。共に受け視点。

前任者からの引き継ぎで、人気作家の担当になった受け。ところが挨拶に行くと、攻めはその体格と髭面からまるでクマのよう。さらに「次の本のテーマはエロスだ」と言われてしまい、受けは青ざめます。なぜなら過去のトラウマから、性的行為の恐怖症だったのです・・・

出版業界の内情やアーバンライフを垣間見える作品となっています。

作品のためにトラウマを克服しようとしたり、作家さんへ献身的にお世話したりと、頑張る受けを通して読者も励まされるかもしれません。また、受けが過去に編集した実用書を活かし、料理や掃除をする過程は面白かったです。ーーーで、そんな受けを攻めが見逃すはずがなく（笑）。

眼鏡を外したら受けが美人で（しかも本人は自覚無し）、攻めが改めて受けに見惚れるというお約束もあります。一方で、攻めがこざっぱりしたら男前で受けが見惚れています（笑）。

ウブな受けが包容力の大きい攻めのリードで成長し、攻めも一生懸命な受けに影響されてより魅力的に。理想的なカップルでした。

出版社特典ペーパーは、バレンタインネタ。受け視点。雑誌の全サも受け視点のサイン会ネタだったから、攻め視点のお話も読みたかったなぁ。でも、敢えて攻め視点がない方が、攻めのキャラっぽくていいのかも？

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

作家に初心な編集者がエロいこと要求されて押し切られるのだろうと、勝手によくあるパターンだろうと期待していなかったが、ちゃんと真面目にお仕事している
受けが過去の仕事から得た知識を実践しているところは好感が持てるし
「逃げる」こと良しとせず立ち向かっていこうと変わろうとする姿勢は立派だと思う
それに比べると攻めの人気作家自体の魅力が少々物足りなかったかな