【電子限定書き下ろし短編付き】虎族皇帝の果てしなき慈愛 みんなのレビュー

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投稿者：たかぴ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

初読みの作家さんでした。
あらすじを見て面白そうと思いましたが予想以上に面白かったです。
主人公が自己評価が低すぎたのが不憫で、意地悪をされても僻まず恨まずな心根の優しさに思わず涙。
それでもお嫁入りしてから驚くほどに可愛がられ大事に慈しまれて少しずつ成長していく姿に安堵しました。
続編出たら良いなと思いました。

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投稿者：まぐろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレ注意です。

獣人と人間が一緒に暮らしてる世界のお話で、同性婚OKになります。
ただ男性同士だと世継ぎのことを考えて、ほかに女性を皇妃にする場合もある、という設定です。
また、この作品の獣人は顔が人間の場合と獣の場合があります。
そして獣化として虎もでてきます。
その虎がかわいい。
獣姦はありませんので、苦手な方はご安心を。

ノエル（受け）が健気で良い子でした。
ジークフリートがもう少し素直になっていれば関係も変わったのかな、と思いますが、ジークフリートには女性の婚約者もいましたから、ノエルがファリドといるより幸せにはなれなかったんでしょうね。
ジークフリートは自業自得でもあるけど、せつなかった。

ファリドは愛の無い結婚をしたために子どもが2人いますが、皇妃はノエルが結婚した時点で亡くなっております。
女性の出番が多い作品はあまり好きではないので、亡くなっている事でわたしとしては読みやすかったです。
また、皇妃が亡くなったことをきっかけに、ファリドはノエルに求婚すると決めたわけですが、選択したのがノエル自身とはいえ、協力者がいたこともあり、すべての話がつながっていたのかと思うと、作品を読み返すのが楽しくなりました。

ノエルがいじわるされる場面は多々ありますが、根っこからの悪人は出てこないので、読後は心温まるほのぼの作品かと思います。
ファリドの子ども2人もかわいいので、ノエルとファリド2人の話はもちろん、子どもたち含めた今後ももっと読みたくなりました。