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交換日記を通して繰り広げられるオムニバス短編集。ラストはすっかり騙された。そして少しずつ繋がる話で読了後は爽快でした。先生は亡くなったけど、想いは繋がっているのがじんわりしました。
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全7話で、それぞれ異なった二人の交換日記が綴られているのですが、そこには最後、ちょっとした驚きの展開と感動がありました。あらすじを説明するにもネタバレに繋がりかねないことだらけですが、全てが繋がっていて、とても面白かったです。
最初の目次を見る限り、それぞれの話との関係性がないように思われていましたが、読み終わってみると、しっかりと繋がっています。さらに始めのところでは、「交換日記をするときのお約束」がいくつか書かれています。なんとなく右から左へと受け流していましたが、後々話の内容に活かされすぎていて、驚く自分がいました。ぜひ憶えていた方が良いかと思います。
全体的に交換日記を交えながらの小説ですが、読みやすく読み進めるたびに様々な仕掛けが施されています。次の話では、どんな展開なんだろうとワクワクする自分がいて、あっという間に読んでしまいました。それぞれの話では、一部の話をほとんど不幸になることなく、前向きな感動で締めくくるので、明るい気持ちで読めました。
そして、一番最後で読み終わった瞬間、「あーこれ、〇〇先生に関わった人達の物語」だと気付きました。
何も先入観なく、フラットな気持ちで読むと、より楽しめるかと思います。
この中で登場する交換日記は、全て手書き。文字でその人の事が分かると聞いたことがあります。印刷文字ですが、この本でもちょこちょこ真実が見え隠れしているので、最初は何も疑いなく読んで、2回目は疑って読んでみてください。じわりじわりと理解が深まってくると思います。
一つ一つの話だけでも面白いですし、全体としても楽しめるので、今後の作品も楽しみにしています。
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騙されました!
最後の章で明かされる真実!
なるほど!そういうことだったのか!!
読み進めるほどに、パズルのピースがハマっていく感じが読んでいて気持ち良かったです。
文章って、不思議ですよね。
手書きの文章の中の相手への愛…
たくさん感じてもらいたいです。
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交換日記にまつわる短編集。とても読みやすい。
一話一話それぞれに仕掛けがある。何も疑うことなく読み進めていたから、後半になると毎回はっとさせられた。そして急いで読み返す、ということを繰り返した。
最後の話ではこれまでの全話の種明かしがされ、頭がこんがらがるくらい面白かった!
たくさんの登場人物が繋がる短編集を読むのが久しぶりで、とても楽しく読むことができた。
初めての作家さんだったので、他の作品も読んでみようと思う。
交換日記、とても懐かしい。小学生の頃友達とよくしていたことを思い出した。
どんな言葉が書かれていようと、書くことに費やした時間は愛。その言葉が素敵で、私もまた誰かとしてみたいなと思った。
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書店でもAmazonやhontoでも、売り切れ入荷待ちでしたが、ようやく入手出来ました。
待ち過ぎて、期待が膨らみハードルが相当上がっていましたが…
一気読みでした。購入して良かった。
先生や登場人物のフルネームが曖昧だったので、きっと時代がズレていて、先生も一人ではないんだろうと、予想はしておりましたが、そんな事に気づいた所で、本書の面白さは少しも色あせない。
『上司と部下』が一番好きかも。
「おや?経路が違うのか?」と思って読み進んむと、やはり繋がっている。
ここでも課長は名字だけでしたね。
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ジャンルとしてはミステリーに入るのでしょう。でも、これほど優しくて温かいミステリーは知りません。名前が出てくるたびに、ああ、あの人、ととても温かな気持ちになれました。そして交換日記に記される先生の言葉が実に素晴らしく、大人の私にも響きます。こんな言葉を言えるようになりたい、、もういい歳なのにそんな風に思わせてくれる力があります。文章の力も、改めて感じさせてくれました。本心を隠すことも、さらけ出すこともできる。相手を癒す薬にもなれば、心臓をえぐるナイフにもなる。でも、手書きの文書には、相手への愛が絶対的に存在する、、深く首肯します。毎日日記を書いていますが、自分から自分に向けての愛がそこにあるなら、日々を生きる支えになるかな、とちょっと元気になれました。そして、中学時代に友達と交換日記を書いていたことが、鮮明に思い出されました。初読の作家さん。今後も読んでいきたいです。カバー開けてみて!装丁、最高に好みです。
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交換日記、昔はスマホも無く、友達同士でやったなぁ…。文字にして相手に伝える事で 改めて自分の気持ちとも向き合えるような気がする。イッキ読みをおすすめしたい。ああ、そうだったかぁと読書の醍醐味を感じる作品。
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交換日記を軸に、人と人との関わりが綴られていく。仕掛けられた謎にいつのまにか引き込まれて、時間を忘れて読み進めてしまった。
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小学校で、姉妹で、会社で‥‥色々な立ち場の二人が交換日記をするお話。
小学校の女性の先生が軸になっていくつものお話、交換日記が繰り広げられます。この先生がとっても優しくて聡明で、こんな先生のクラスになりたかったな、こんな女性になれたらな、と思わせる人物です。
前半はほんわかするお話が続くのですが、後半から人物相関図や時系列など、読者を混乱させていきます。途中で何度も前のページに戻ってしまいました。
最終的には優しい気持ちで読み終えることができました。言葉ではなかなか素直に言えない本音や悩みを文字でなら伝えられることは多いかもしれないですよね。
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7つの交換日記。どれもとても優しいお話だった。個人的には被害者と加害者が一番好き。
ひとつひとつの驚きはそんなに大きくないけれど(ネットの感想から予想してしまった…もったいないことしたなぁ。でもここでつながるのか、というものも)どれもとても優しいものが込められていたなぁとあたたかな気持ちになった。
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テレビ番組「王様のブランチ」で紹介されてからネット書店では長らく品切れだった作品(著者は辻堂ゆめさん)。全7編で構成される連作短編小説で、各編ごとに交換日記をするふたりが主役となる叙述トリックを使ったミステリー小説。各編最後に(その編の)真相は明らかになるが、うまいぐあいに全編繋がっており、ラスト7編目ですべての謎が明らかになる(人物相関図を作りながら読んでいけばより楽しめる)。このスマホ時代に、あえてアナログな交換日記をテーマにするというのはノスタルジックな雰囲気もあり、懐かしい気持ちになれた。
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登場人物がそれぞれ交換日記をする連作短編集。
前半ちょっとつまらないかも・・・と読み進めていくうちに何がどうつながっているのやら、とドキドキ・・・。
双子ちゃんの回と職場の業務日誌の回が好きです。
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一気に読みました。
7つの物語りが繋がっていく…その感覚がとても気持ちがよかったです。
一つ一つの物語がとても温かく、とても胸が熱くなりました。いい本に出会えて感謝です
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先生と生徒、姉と妹など、、色々なシチュエーションで交換日記を行う二人が描かれている作品。
登場人物による交換日記のやりとりには手書きならではの奥ゆかしさを感じる。
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交換日記、全部読みました。そして、思い出しました・・・。噓、殺人予告、そして告白・・・。さまざまな立場のふたりが紡ぐ7篇の日記が謎を呼び、そしてある真相へ繫がっていく・・・。驚くべき仕掛けとその後の感動が綴られたミステリ。「クラスの大杉寧々香を殺します」私は先生との交換日記にこう書いてみた。その時の先生の反応は?
短編ですが登場人物がリンクする世界観は辻村先生を思い出す作りです。良い意味で騙されるのが心地よい作品。交換日記というツールを用いて、本当は言いたくても言えなかったこと、逆に鏡のように反射して思いを表すこと、小学生のころにやった思い出を思い出しました。私は昔から文章を書くのが好きだったので、友達と交換するということだけでも楽しくてたまらなかったけれど、付き合わされた友人は筆不精でしたから今思えば迷惑だったんだろうなあ・・・(苦笑)文字のフォントが書き手によって違うんですが、印刷ながら人柄がにじみ出るようでいいな、と思った。