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個別株投資への指南書的な位置付け。
長期保有を前提とした企業選定を丁寧にかつ分かりやすく綴られている。
強力な参入障壁の有無、高い付加価値、長期潮流と言う3つが選定ポイントとなるが、一番深く言及されているのは参入障壁。このポイントを考え方の元として後は自分で勉強することが必要。投資は知の総合格闘技である、とのこと。
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オーディブルで視聴。
繰り返し述べられていたのは、その企業の利益の泉は何か?
事業の参入障壁があるか?
長期投資の考え方がしっかり学べます。
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投資の本質を紹介したうえで、長期投資を勧める内容の本。長期投資を前提に株式投資をしている私には納得出来る内容でしたし、自分の投資スタンスに確信を持てるようになりました。
特に株式投資を始めて半年程度経った方に読んでほしい一冊。企業が儲けることの本質などについても触れられています。
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投資は知の総合力が必要、ファイナンスアカウンティングマーケティングを考えながら投資しなさいと。付加価値があるか、参入障壁があるか、長期潮流に乗っているか。
“はじめに”を読めば大体の話がわかる感じでした。
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長期潮流、参入障壁を考慮した長期投資。未来を見通す目を養うことに等しいと感じた。まさしく教養。個人的に面白かったのはインデックスかアクティブどちらを選ぶかという問題。日本のアクティブは結局インデックスに寄せた銘柄選択をしていて、手数料が高い分インデックスに勝てないというのは残念な話だと思った。
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株式の短期売買ではなく、長期保有することの意味
株式投資のイメージが変わったと同時に、より難しいものであると感じた
企業が長期的に利益を上げ続けることが出来るかが大事
PER.PBRはほぼ意味がない
楽して稼ぐことは出来ない
最近よく目にするような億り人的な発想とは一線を画していた
持
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【感想】
「投資は終わりのない"知の総合格闘技"である」「楽をして短期的に儲けようと思うな!」というキーワードが特に頭に残った1冊でした。
失礼ながら、タイトルからすれば「浅はかな内容かな~」という印象を持っていましたが、読んでいて非常に勉強になりましたし、既成概念がいくつか覆された気になりました。
読後、投資に対するハードルが少し下がった気もしましたし、興味も深まりました。
筆者の主張として、「ビジネスマンたるもの、"投資家の思想"を持たねばいけない!」といった事が大前提に挙げられております。
なぜなら、投資でもビジネスでも「幅広い知識を身につけ、様々な知識を上手に組み合わせて自分なりの仮説を導くこと」は共通して必要だから、ということ。
これからは投資もビジネスも、現状にただただ対応する力ではなく、自らが問題発見してそれに対して行動する力が必要なようで、作中ではそういったビジネスパーソンを「労働者2.0」と書かれていました。
次に、「投資と投機」を明確に区別しており、短期的で目先の利ザヤを稼ぐのが「投機」、それに対して長期にわたっても株を保有し続けられるくらい強靭な企業を探すのが「投資」とのこと。
投資の例として、「投資してから少なくとも5年は保有する」といったウォーレンバフェットの投資モデルが挙げられています。
僕のようなズブの素人からすると、短期の金額の上下で一喜一憂してしまいそうですが、やはり長期に渡っても持ち続けることの出来る投資先を探す事が必要なんだなと感じました。
また、「アクティブvsインデックス」についても筆者の主張があり、結論としては「アクティブ>インデックス」との事ですが、これについてはやや疑問を感じました。
直近30年を振り返ってみて、インデックスファンドは殆ど収益が得られていないとの事。
もしこれが事実なら、これまで僕が持っていた「インデックスが正義」という考えが見事に覆っちゃいました…
ただ、VUCAと呼ばれるこの変化が激しい時代、これからも企業の入れ替わりが沢山あるであろう中で、「アクティブを長期保有する」という事が果たして可能なのかどうか?
その点、少し疑問を感じます。
これはあくまで僕の意見ですが、1銘柄の長期保有というのは、今後はあまり優位でないのではないかと思います。
時代の変化と併せて色んな知識のアップグレードが必要ならば、投資先のアップグレードも間違いなく必要なのではないでしょうか?
もちろん、目先の利益だけに着目した短期の売買(=投機)が良いという意味ではありませんが、長期保有には今後それなりのリスクが伴うのではないかな?と読んでいて感じました。
どちらにしろ、易きに流れて資産形成できるほど、世の中は甘くないってことなのでしょう。(甘い話には一切のっちゃいけません!!)
はぁ。何が正解なのか分からない・・・でも、立ち止まってはいられません。
これからもしっかり学び、挑戦し、資産形成面でもガンガンPDCAを回していこうと思います。
作中の"投資は知の格闘技"というフレーズがとても心に残りましたが、これから生きてゆく人々にとっては"人生そのものが、知の格闘技"なのかもしれませんね。
【内容まとめ】
1.「投資」を知らなければ、あなたは一生「奴隷」のままだ。
「労働者の思考」だけでは未来はない。
「投資家の思想」こそが日本の未来を切り開く。
2.バフェットの考え
「私は投資した翌日から5年間は市場が閉鎖されると想定して投資判断をする」
つまり、投資してから少なくとも5年は保有し続けることを想定して購入する。
バフェットは株価の値動きで投資先を選ぶのではなく、永続的に利益を生み出す事業モデルを持っているかどうかという点で判断している。
3.「構造的に強靭な企業」に投資しよう!
強靭な構造とは、3つの要素に支えられてます。
→高い付加価値
→高い参入障壁
→長期潮流
4.インデックスかアクティブか
よく「インデックスファンドを長期で保有しましょう」という話を耳にしますが、直近30年間だと全く収益が得られていません。
ただ、同じインデックスファンドでも、S&P500など米国のインデックスであればかなりの運用収益が得られているはずです。
なぜなら、S&Pは本当に素晴らしい会社でないと500銘柄に入れてもらえず、また魅力が無くなったらあっという間に対象から外されるからです。
アクティブでも、大半のアクティブファンドは組入銘柄をインデックスに合わせます。大きく外さない形にしているのです。
そのため結果的にコスト分だけインデックスに割り負けするという結果を招きます。
要は、インデックス・アクティブ以前に、そのファンドの中身が利益を上げ続ける企業で構成されているのかどうかということなのです。
5.投資は知の総合格闘技である。
楽をして短期的に儲けようと思うな!
投資でもビジネスでも、土台となる知識と、それらを組み合わせて“自分の頭で”考える習慣が必要です。
知識の研鑽と、経験値を組み合わせてはじめて、投資やビジネスで使える武器になるのです。
アップグレードも勿論大切、知の総合格闘技に終わりはありません。
【引用】
「投資」を知らなければ、あなたは一生「奴隷」のままだ。
「労働者の思考」だけでは未来はない。
「投資家の思想」こそが日本の未来を切り開く。
p9
Googleで調べるだけでは得られない自分なりの主張を持つことが、ビジネスでは極めて重要です。
世界中のビジネスエリートは、自分なりの仮説構築・検証もいう思考癖を当然のように持っています。
数字やデータだけでは良いビジネスは出来ません。
ビジネスに強要は必要です。
投資もビジネスと同じ。
幅広い知識を身につけ、様々な知識を上手に組み合わせて自分なりの仮説を導くことが出来れば、投資でもビジネスでも成功する可能性がグンと高まるのです。
p23★
・労働者2.0を目指せ
「他人に働かされている」というマインドセットを「自分が働いている」に切り替える。
つまり対応する力ではなく、自ら問題発見して行動する力が必要になります。
p75
・バフェットの考え
「私は投資した翌日から5年間は市場が閉鎖されると想定して投資判断をする」
つまり、投資してから少なくとも5年は保有し続けることを想定して購入する。
バフェットは株価の値動きで投資先を選ぶのではなく、永続的に利益を生み出す事業モデルを持っているかどうかという点で判断している。
p118
「この農地からどれだけの農作物が取れるのか」を考えるのが投資、「この土地がどのくらい値上がりするのか」を考えるのが投機。
p146
・強靭な構造を持つ会社を選ぶ
どうしたら売らずに済む会社を見つけることが出来るでしょうか?
私は常々、「構造的に強靭な企業」に投資しましょうと言っています。
強靭な構造とは、3つの要素に支えられてます。
→高い付加価値
→高い参入障壁
→長期潮流
p167★
もし日本企業の株式に投資するのであれば、銘柄を厳選しなければなりません。
少なくともTOPIXのような、市場全体を買うインデックスファンドへの投資は、日本株に関して言えば全く無意味です。
長期投資の長期とは、「永久」のこと。
インデックスファンドへの関心が高まっているようですが、これらの長期的に利益を増やすことが出来ない企業が多数含まれるインデックスファンドを買うのは、いくら長期保有を心がけたとしても時間の無駄です。
p241★
・インデックスかアクティブか
よく「インデックスファンドを長期で保有しましょう」という話を耳にしますが、直近30年間だと全く収益が得られていない。
同じインデックスファンドでも、S&P500など米国のインデックスであればかなりの運用収益が得られているはずです。
なぜなら、S&Pは本当に素晴らしい会社でないと500銘柄に入れてもらえず、また魅力が無くなったらあっという間に対象から外されます。
アクティブでも、大半のアクティブファンドは組入銘柄をインデックスに合わせます。大きく外さない形にしているのです。
そのため結果的にコスト分だけインデックスに割り負けするという結果を招きます。
要は、インデックス・アクティブ以前に、そのファンドの中身が利益を上げ続ける企業で構成されているのかどうかということなのです。
p251
・投資は知の総合格闘技である。
楽をして短期的に儲けようと思うな!
投資でもビジネスでも、土台となる知識と、それらを組み合わせて“自分の頭で”考える習慣が必要です。
ビジネスの共通言語として会計知識も英語と同様、もしくはそれ以上に必要です。
貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー表などの財務諸表を知らなかったら投資先の経営状況すら把握できません。
知識の研鑽と、経験値を組み合わせてはじめて、投資やビジネスで使える武器になるのです。
アップグレードも勿論大切、知の総合格闘技に終わりはありません。
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・資本家は難しいとしても、労働者1.0から労働者2.0を目指すべき。
・労働者2.0=投資を取り入れていく。
・利鞘を稼ぐのは1.0、永続的にビジネス発展していく会社を見極めて投資をする2.0
・額に汗をかくのではなく、脳に汗をかく
・渋沢栄一や岩崎弥太郎のような資本家は日本にもいた。日本は敗戦により労働を強いられてしまったこと、モノづくりの成功体験が生まれた事により、国民的に投資の意識が低い。
・不可逆的、潮流、参入障壁の高い企業に長期投資するべき
→世界的な人口増加、コカコーラやディズニーなど参入障壁の高い企業。
・株価は短期的には人気投票で人の思惑によるが、長期的にみると価値のパラメータになってくる。
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投資や株式になんとなく興味を持ちはじめて手に取った本だったが、最初に読んで正解だったと思っている。
この本は私のような投資や株式について全く知らなくても分かるように、投資に必要な専門用語を説明してくれているため、入門書として最適であると感じた。
筆者の視点は株式を短期的に売買するよりも、利益が上がり続けると判断した会社の株式を長期的に保有することで資産が増えるという考え方だ。具体的に長期に渡って生き残る強靭な企業の基準もわかりやすく提示されている。
さらに、激動の時代において株式への投資だけではなく、自己投資をして自分に付加価値をつけていく重要性も学ぶことができた。これを読んで英語力、会計の力を今よりも身につけ、磨きをかけようと思った。
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投資と投機の違いが理解でき、
ビジネスマンとしては投資家の思想を持つことが重要だと考え、株式投資を始めるきっかけとなった。
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この本を読みながら考えたこと。
100年時代を5分割
FHASE 1 教育投資の00〜10代
FHASE 2 自己投資の20〜30代
FHASE 3 資本投資の40〜50代
FHASE 4 社会投資の60〜70代
FHASE 5 世界投資の80〜90代
若い頃の過度な資本投資は現実的ではないし、教育投資や自己投資ができないと資本投資時期に充分なインカムが得られない。
一方で、このような長期的視野に立たないと何のための投資なのかを見失う恐れがある。
投資対象を自分の未来と捉えた時に、そこに並走していく株式投資はいったいどんなものなのか。世の中の仕組みの理解から実現できる未来への自己投資こそが、20代から考え始める株式投資の本筋である。そして、その自己投資はやがて課題解決に向けた社会性を帯びてくる。
日本の資本家である渋沢栄一は91歳まで生きる中でこのようなステップを体現した人であり、今年は大河ドラマや新一万円札をきっかけにその生涯が知られるようになる。
国のあり方を考えた時に、このフェーズを意識した政策や予算配分になっているか、教育投資の環境は適切か、自己投資に向けたチャンスはあるか、資本投資に対する教育や文化があるか、その投資が社会や世界のよりよい未来につながっているか。
成長する企業に社会性があれば、参入障壁は問題ないとして投資が集まるのか。規模の経済で確立した企業はもはや国家と同じなので、そこに分散投資することか本質でただの器としての国地域別の分散投資には意味はないのか。株価が投機的な投資に左右されるのも事実であるならば、5年をかける分散投資をよしとした場合の現金預金の取り扱いはどうするのか。
そんなことを考えました。
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NewsPicksを見出して、奥野さんを知り、読んだ一冊!投機と投資の意味を知った途端、競馬をスパッとやめました!そして、農林中金のおおぶねに投資しました!
特に参入障壁の話は面白く、色んな業界を見渡す際に、この視点で見ると一過性のブームなのかどうかもよく分かります!まさにタピオカブームなんてものは、参入障壁が低いが故に去ったブームですね。
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・貯蓄に回すお金は、必ず天引きのような形で隔離すること。じゃないと使っちゃう
・日本のインデックスは、利益をあげないダメな企業も入ってるから、非推奨。
・その意味ではSP500がいい
★全世界株式に対しての誤解があった
アジアが急成長したとして、もうかる会社は?
例えば、ディズニーがあるため、ディズニー。
★若い間はまず自己投資をする。
時間→お金の兌換効率を高めるために、時間→能力へ時間を使う。
自己投資には、さまざまな経験、も含まれる。住む場所、旅行など。
★ビジネスを見るとき、「参入障壁」を見る。
参入障壁はどんどん崩れていくので、対抗策を打っているか?例えば買収など
★質問すべきは、「参入障壁がありますか?」「競争力を決める要因はなんですか?」
★投資するときは下の表に言語化してから。例はナイキ
・競争優位は?(膨大な広告投資)
・付加価値は?(トッププロ選手と同じウエアや靴という高揚感)
・長期潮流は?人口増、経済成長、健康志向による市場拡大)
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投資に関連した熱い良著。
メモ
・構造的に強靭な企業の三要素
高い付加価値、高い参入障壁、長期潮流
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・労働者2.0、投資家へ、投資は知の総合格闘技であり、投資を通じて働き方のマインドが変化する
・投資対象企業、参入障壁にどのようなものがあるかを見つけだす。
・参入障壁が蝕まれないショックは大きなチャンス